メジャーなマザーボードメーカーのUEFI特徴まとめ
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かつてはBIOSと呼ばれたPCのハードウェア制御システムは、現在UEFIに置き換わっています。
UEFIはメモリ電圧やCPUファンの回転、OS起動順序などを制御する部分で、マザーボードメーカーによって機能が異なります。
そこで、メジャーなマザーボードメーカーのUEFIの特徴をまとめてみました。
メジャーなマザーボードメーカーのUEFIの特徴
では早速、メジャーなマザーボードメーカーのUEFIについて、それぞれの特徴を紹介していきます。
今回紹介するのは、「ASUSTek」「ASRock」「GIGABYTE」「MSI」の、いわゆる4大メーカーです。
ASUSTekのUEFIの特徴
ASUSTekのUEFIは、初心者から上級者まで幅広く対応した設定項目の豊富さが魅力です。
簡易モードである「EX mode」と詳細設定モードである「Advanced Mode」を搭載。
特にオーバークロックに対応した設定項目が豊富で、CPU電圧のみならずメモリアクセスのタイミング、電流の上限値などまで精密に設定することができます。
Intelの第12世代CPUは末尾Kが付かない「Non-K」モデルでもOCが可能ですが、現時点ではASUSのZ690チップセット搭載マザーでのみ動作確認がとれています。
このことからも、ASUS=オーバークロック機能が豊富ということがわかりますね。ちなみに、オーバークロック対応は「Extreme Tweaker」という項目にまとめられています。
ASRockのUEFIの特徴
ASRockは、独自ツールを豊富に取り揃えています。このあたりは、かつて「変態仕様」と呼ばれたマザーボードを生み出していたASRockならではかもしれません。
こちらも簡易モードである「EZ mode」と詳細設定モードである「Advanced Mode」を搭載。
独自機能としてはWebからアップデートファイルを取得する「Internet Flash」やSSD初期化機能などが有名ですね。
オーバークロック関連機能は「OC Tweaker」という項目にまとめられています。
GIGABYTEのUEFIの特徴
GIGABYTEのUEFIは、一言でいえば「見やすい」ことが特徴でしょうね。
簡易モード「EAZY MODE」と詳細設定モードである「ADVANCED MODE」を搭載。
機能面ではASUSやASRockにやや見劣りするものの、基本的な項目は網羅しています。こちらもオーバークロック設定は「Tweaker」という項目にまとめられています。
ちなみに設定項目のお気に入り機能もあり、初心者に優しいUEFIと言えそうです。カチカチのセッティングをしないのならば、GIGABYTEのUEFIで十分だと思います。
MSIのUEFIの特徴
MSIのUEFIは階層化され、整理されていることが特徴です。昨日豊富さは4大メーカーでもトップクラスですが、各設定項目にすぐにたどり着けるようにメニューが階層化されています。
簡易モードである「EZ mode」と詳細設定モードである「Advanced Mode」があるのは他のメーカーと同じです。
一般的な設定は「SETTINGS」、OC関連は「OC」など、日本人でも一目で理解できるUIはかなり魅力的。
慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、一度MSIのUEFIを使うと、ほかのメーカーがわずらわしくなります。私も数年間MSIだけに絞って使ったことがありました。
「最初は少し苦労するが、慣れると早い」のがMSIのUEFIではないでしょうか。
4大メーカーなら「はずれ」は無い!
このようにUEFIはメーカーによって違いがあります。基本的な機能は大差ありませんが、それぞれの設定項目の場所、整理の仕方、設定項目で調整できる数値の範囲などが異なるわけです。
個人的には、オーバークロックを楽しみたいならASUSTekの上位モデルかなと感じています。逆に、操作性重視ならGIGABYTEでしょうね。参考にしてみてください。