FF14推奨スペックとグラボ別fpsとおすすめゲーミングPC
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2017年6月から正式サービスが開始したFF14:紅蓮のリベレーターは、次の大規模アップグレードで「FF14:漆黒のヴィランズ」に生まれ変わります。新しいマップやクラスが解放されるのはもちろんですが、気になるのは重さです。
なぜならFF14は大規模アップグレードが実施されるたびに重くなってきたからです。今は初期のFF14とは比較にならないほど重いです。そこでFF14:漆黒のヴィランズはどれくらいのスペックのゲーミングPCなら快適にプレイできるのか検証してみました。
FF14:漆黒のヴィランズ推奨スペック
スクエニが発表しているFF14:漆黒のヴィランズ PC版の推奨スペックをご紹介します。
OS | CPU |
---|---|
Windows 7/8.1/10 64bit | Core i7 3GHz以上 |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX970以上 | 8GB以上 |
MMORPGのなかでもかなり重い部類です。CPUはCore i7です。ここ数年の状況を考えると8スレッド以上のCPUをおすすめします。ゲーミングPCに搭載されているCPUなら動作周波数はクリアしています。メモリも同様に8GBあればいいですが、他のゲームをしたり配信したりするなら16GBにすることをおすすめします。今後さらにFF14が重くなる可能性は高いですからね。
ちなみにこの推奨スペックは紅蓮のリベレーターから変わっていません。つまり現在紅蓮のリベレーターを快適にプレイできているなら、漆黒のヴィランズのためにゲーミングPCを買い換える必要はありません。
FF14:漆黒のヴィランズ ベンチマークスコアを比較
FF14公式から漆黒のヴィランズベンチマークソフトが配布されています。10分ほど動作させるだけで、どれくらい快適にプレイできるかがわかるのでとても参考になります。
グラフィックボード別にベンチマークスコアを計測してみたので以下の比較表をご覧ください。なお、CPUはCore i7-8700K(8コア / 16スレッド / 定格3.70GHz / 最大4.70GHz)、メモリ16GBのゲーミングPCを使用しました。ベンチマークソフトの解像度設定は1920×1080です。
最高品質
グラボ | VRAM | ベンチマークスコア |
---|---|---|
RTX2080Ti | 11GB |
19681
|
RTX2080 | 8GB |
18434
|
RTX2070 | 8GB |
17588
|
RTX2060 | 6GB |
16857
|
高品質
グラボ | VRAM | ベンチマークスコア |
---|---|---|
RTX2080Ti | 11GB |
19969
|
RTX2080 | 8GB |
18737
|
RTX2070 | 8GB |
17994
|
RTX2060 | 6GB |
17320
|
標準品質
グラボ | VRAM | ベンチマークスコア |
---|---|---|
RTX2080Ti | 11GB |
21717
|
RTX2080 | 8GB |
21551
|
RTX2070 | 8GB |
21673
|
RTX2060 | 6GB |
20990
|
やはり漆黒のヴィランズと紅蓮のリベレーターの重さは一緒です。過去に計測したベンチマークと比較するとほとんど同じスコアです。
スコアを基準としては10000以上なら最高評価の「非常に快適」になるため、RTX2060搭載ゲーミングPCでまったく問題ありません。むしろGTX1660Tiでも余裕なくらいです。ミドルスペック相当のゲーミングPCを使えば60fpsを下回ることはないはずです。
ただしストレージには注意が必要です。FF14ってマップ移動が多いじゃないですか。街中でも頻繁にマップ読み込みが発生しますよね。この読み込みが遅いと本当にイライラします。
マップ読み込み速度で重要なのがストレージです。HDDだけのゲーミングPCはとにかく遅いです。SSDにFF14をインストールすれば半分くらいの時間でマップ読み込みが完了します。読み込み時間って本当に無駄でしかないので、絶対にSSDを搭載したゲーミングPCを使ってください。おすすめは500GB SSD + 2TB HDDのストレージ構成です。
最高品質設定の平均fpsを比較
グラボ | VRAM | 平均fps |
---|---|---|
RTX2080Ti | 11GB |
161
|
RTX2080 | 8GB |
138
|
RTX2070 | 8GB |
131
|
RTX2060 | 6GB |
119
|
FF14ベンチマークに平均fpsと最低fpsを出力する機能があることに今更気付きました。最高品質の画質設定だと平均fpsは以上の通りです。RTX2080Tiが素晴らしい性能を発揮しています。
最低fpsも調べてみたところ、RTX2060だと最高品質で52fps、高品質で53fps、標準品質で64fpsまで下がりました。。レイドやF.A.T.Eの戦闘中に60fps以上を維持したいなら、RTX2070以上のグラフィックボードをおすすめします。
FF14のフレームレートをグラボ別に計測
*ここは紅蓮のリベレーターのデータです。漆黒のヴィランズがリリースされたら計測し直す予定です。
FF14推奨スペックやFF14ベンチマークのスコアはある程度の参考にはなります。とはいえ完璧ではありません。やはり最も参考にすべきなのはゲームプレイ中のフレームレートです。
そこでFF14のフレームレートを画質別・グラボ別に計測してみました。いつもならFrapsでの定点観測ですが、FF14は場所や条件によってフレームレートが大幅に変動するため、移動しながら1分間計測し続けて、最小fps、平均fps、最高fpsを調査しました。
ただし適当に移動してしまうと条件が変わってしまうので、「ホライズンからウルダハまでチョコボ屋で移動」という手段を取ることにしました。なぜそんな辺鄙な場所で?と思うかもしれませんね。特に意味はありません。久しぶりにログインしたらたまたまそこにいただけです。
FF14のグラフィック設定
画面設定は「ウィンドウモード」、解像度は「1920×1080」、描画制限(fps制限)は「無制限」にしました。グラフィック設定はプリセットで「最高品質」「高品質」「標準品質」の3種類にしました。
fpsを計測したゲーミングPCのスペックは「CPU:Core i7-4790、メモリ:16GB PC3-12800、グラボ:GTX1060 6GB、GTX1070 8GB、GTX1080 8GB」です。
FF14フレームレート比較表
グラボ | 画質 | 最小fps | 平均fps | 最高fps |
---|---|---|---|---|
GTX1060 6GB | 最高品質 | 89 | 99 | 111 |
高品質 | 102 | 112 | 127 | |
標準品質 | 128 | 149 | 180 | |
GTX1070 8GB | 最高品質 | 109 | 127 | 149 |
高品質 | 109 | 132 | 161 | |
標準品質 | 116 | 140 | 177 | |
GTX1080 8GB | 最高品質 | 110 | 134 | 157 |
高品質 | 110 | 135 | 165 | |
標準品質 | 119 | 151 | 187 |
ちょっと複雑な比較表になってしまったので、平均fpsだけを抜き出したグラフを用意しました。
まず標準品質で遊ぶならグラボごとに差はほとんどありません。GTX1060でいいでしょう。でも高品質や最高品質になるとGTX1060とGTX1070にかなりの差が出ています。逆にGTX1070とGTX1080の違いはほとんどありません。
ちなみにいくつかの街で計測したところ、最高品質だとGTX1060でも60fpsギリギリなんて場所もあったので、高品質や最高品質の画質設定で常時60fps以上を安定させたいならGTX1070がおすすめです。
FF14推奨ゲーミングPCを比較
BTOメーカーはFF14推奨PCとして、ハイスペックなデスクトップやノートPCを提供しています。でもFF14に限っては推奨PCを選ぶメリットってほとんどないので、普通のゲーミングPCからおすすめのモデルをご紹介します。
ドスパラ「GALLERIA RA7C-R46」
- OS:Windows11 Home 64bit
- CPU:Core i7-14700F
- メモリ:16GB
- グラボ:GeForce RTX4060 8GB
- 容量:500GB NVMe SSD
ほとんどの場所で60fps以上出るミドルスペックゲーミングPCです。標準画質でサクサクを目指すのにぴったりな性能です。また、CPUの性能に余裕があるのも嬉しいポイントです。ドスパラで一番売れているゲーミングPCですから、このデスクトップを使っているFF14プレイヤーはたくさんいます。
G-Tune 「DG-I5G60」
- OS:Windows 11 Home
- CPU:Core i5-13400F
- メモリ:16GB
- グラボ:GeForce RTX4060 8GB
- 容量:500GB NVMe SSD
もっと安いゲーミングPCがG-Tuneにあります。Ryzen 5、GTX1650が安さの理由です。それでもFF14を普通に遊ぶには問題ない性能を持っています。ただしGTX1660 SUPERのほうが高性能なことは覚えておきましょう。
ドスパラ 「GALLERIA RA7C-R47」
- OS:Windows 11 Home 64bit
- CPU:Core i7-14700F
- メモリ:16GB
- グラボ:GeForce RTX4070 12GB
- 容量:500GB NVMe SSD
FF14を最高品質でプレイして、しかも絶対に60fps以上を維持したい人にはRTX3070搭載のハイスペックゲーミングPCをおすすめします。さすがにこんなに高性能なデスクトップが必要なのか疑問に思う人もいるでしょうけど、今回の検証からするとこういう結論になりました。
基本的にはGTX1660Tiで充分ですが、「活躍したい!」「パーティメンバーの足を引っ張るのは嫌だ!」「FF14を録画、配信したい」と思うならこのゲーミングPCを選んでください。