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Google Play Games(Windows版)が意外と重い件について

スマートフォンで快適に遊べていたゲームが、Google Play GamesのWindows版で動かしてみた途端に「妙に重い」と感じたことはありませんか?

PCの方が性能が高いはずなのに、なぜかもたつく。不思議ですよね。

今回は、Google Play Gamesがなぜか重い原因を技術的な背景から紐解きつつ、改善のために見直せるポイントについても紹介します。

なぜスマホゲームなのにPCで重くなるのか?

Google Play Games for PCは、AndroidアプリをWindows上で動かすための仕組みとして開発されました。

ただし、これは決してネイティブなWindowsアプリとして開発されたわけではありません。Android用アプリをPCで動かすための互換層(エミュレーター)として実現されています。

つまり、アプリの動作には一段階の変換処理が加わり、CPU・メモリ・グラフィック処理のすべてに余計な負荷がかかっているわけですね。

さらに、Googleアカウントとの同期、クラウドセーブ、セキュリティチェックといったバックグラウンド処理も常に動いており、これが全体的なレスポンスを低下させる要因になります。

実際に使ってみるとわかりますが、「タップ(PCではクリック)するとポイントがずれる」「操作からワンテンポ遅れて反映される」などの事象が多発します。

あとは稀ですが原因不明のエラーやクラッシュもありますね。非常に便利なツールですが、まだまだ未完成だなと感じます。

ゲーム側にも原因がある

もう一つ忘れてはならないのが、対象となるスマホゲーム自体が「スマホ向けに最適化された設計」であるという点です。

タップ操作やジャイロセンサーを想定したUI設計が多く、キーボードやマウスでの操作に置き換えるには追加の変換処理が必要になります。

また、画面サイズや解像度が大きく異なるため、レイアウトや描画にも追加負荷がかかりがちです。

つまり、ゲーム本体が「PC向けにチューニングされていない」ことが、快適性を下げる一因になっているのです。

軽量化のために見直すべきポイント

動作を少しでも軽くしたい場合、まず見直したいのがPCのグラフィックスドライバです。

最新バージョンに更新することで、互換性や描画性能が改善されることがあります。ただし、現在はそれほどドライバの影響はありませんね。

以前に比べるとドライバは最適化が進んでいて「はずれ」が少ないからです。

また、Google Play Gamesの設定画面から解像度やフレームレートを調整することで、システム負荷を下げることも可能です。

さらに、バックグラウンドで動いている他のアプリケーションを終了させる、仮想化支援機能(VT-x/AMD-V)が有効になっているかを確認する、といった基本的なメンテナンスも効果的です。

そして、もしストレージがHDDであれば、SSDへの切り替えも全体の読み込み速度に大きく影響します。

まとめ

Google Play GamesのWindows版は、表面的には便利なクロスプラットフォーム環境に見えますが、実際には多層的な技術処理が裏で動いており、それが重さの正体となっています。

スマホでは軽快に動いていたからといって、PCでも同じ快適さが得られるとは限りません。

ただし、ハードウェアや設定の見直しによって改善できる余地もあるため、PC環境に合った調整を試してみる価値は十分にあります。

正直なところ、Google Play Gamesは設定画面の項目が少なくてチューニングが難しいです。未だにベータ版(2025年5月現在)なので、しばらくはサードパーティーのエミュも併用したほうがいいかもしれないですね。

管理人 うらみん

格ゲーに飽きて2002年頃からオンラインゲームに参入。主にFPSとMMORPGをプレイしています。FPSでは大会で優勝し、海外クランと対戦したことがあります。RTSは下手糞です。

パソコンをカスタマイズするのが好きなので、趣味で当サイトを運営しています。ドスパラ、G-Tune、パソコン工房、エイリアンウェア、HP、フロンティアなどのゲーミングPCを使用した経験があります。

ゲーミングPCの選び方で迷ったら、Twitterで気軽に質問してください(╹◡╹)

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