G-SYNCとFreeSyncの違いを比較
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液晶モニターをGPU側で制御し、チラつき・カクつき・ティアリング等を減らす技術として代表的なのが「G-SYNC」と「FreeSync」です。それぞれの技術に対応したゲーミングディスプレイがいくつも販売されています。
ではG-SYNCとFreeSyncってどのような違いがあるのでしょうか。効果とかは置いておいて、使用できる条件や特徴を比較してみます。ちなみに私の立場を明らかにしておくと、G-SYNCは使ったことがありますがFreeSyncは未経験です。
G-SYNCとFreeSync比較表
G-SYNC | FreeSync | |
---|---|---|
映像出力端子 | DisplayPort 1.2a 以降 | DisplayPort 1.2a 以降、HDMI |
液晶モニター | G-SYNC対応液晶モニター | FreeSync対応液晶モニター |
グラフィックボード | NVIDIA GeForceシリーズ(デスクトップ用GPUならGeForce GTX 650Ti以上、ノート用GPUならGTX965M以上) | AMDのAPU、GPU(Radeon R7 260以上なら大体対応) |
価格の違い | NVIDIA製の専用基板が必要なのでやや高い | DisplayPort 1.2a規格に含まれる技術「Adaptive-Sync」を利用しているため価格を抑えやすい |
リフレッシュレートの制限 | 下限リフレッシュレートなし | 下限リフレッシュレートは40Hz(液晶モニターによるが30~55Hz。40Hzが多い) |
他にも違いはいくつもあると思いますが、代表的なのはこんなところだと思います。重要な項目が抜けていたら是非Twitterで教えてください。(FreeSyncってウィンドウモードでも使えるんでしょうか?比較的最近、ボーダーレスウィンドウモードに対応したっぽい?)
FreeSync対応液晶モニターのほうが安い
専用機器を導入する必要がなく開発しやすいためでしょうか。全体的に見るとFreeSync対応液晶モニターのほうが安いです。同じ理由でFreeSync対応液晶モニターのほうが多いと言われているものの、Amazon.co.jpで検索するとG-SYNC対応製品のほうが2倍以上出てきます。
また、FreeSync対応と謳っていない液晶モニターでも、「Adaptive-Sync」には対応しているため、実はFreeSyncが使えたり、ドライバのアップデートで使えるようになったりするケースもあるようです。
今のところG-SYNC対応液晶モニターはAmazon等で「G-SYNC」と検索するしかないと思います。
G-SYNCのほうが使いやすい
価格面や候補数ではFreeSyncに軍配が上がるものの、使い勝手ではG-SYNCのほうが上です。
グラフィックス性能が足りない場合、FreeSyncだと40Hzくらいまでしか下限リフレッシュレートが対応していませんが、G-SYNCならその制限がありません。(実際にどうなのかは不明ですが、公式サイトには制限がないと記載されています)
ただしG-SYNCはDisplayPort限定です。HDMIやDVI端子では使えません。どうしてもHDMI接続したいならFreeSyncしかありません。「HDMI、DVI、DisplayPortの違いは?ゲーミングPCの映像出力端子はどれが人気か調べました」の記事を書く際に調査した結果、DisplayPortはまだ少数派でした。スペックではDisplayPortが圧倒しているわけですが、世間とのズレを感じますね。