水冷CPUクーラーの付け方(空冷から水冷への換装)
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水冷CPUクーラーを購入したので、現在使っているゲーミングPCの空冷CPUクーラーから水冷に換装(交換)してみました。温度の比較については別記事にまとめるので、ここではCPUクーラーの付け方を写真付きで解説します。
購入した水冷CPUクーラー
複数の水冷CPUクーラーを買って温度を比較しようかと思ったのですが、ちょっと面倒臭かったので今回は1つだけにしておきました。
価格.comで評判を調べた結果、それなりに評価が高くて価格が安い「Cooler Master MasterLiquid Lite 120」を選びました。ラジエーターがひとつのタイプです。
水冷CPUクーラーへの換装の手順
では私が実際に水冷CPUクーラーを取り付けた手順をご紹介します。なお、あくまでも「Cooler Master MasterLiquid Lite 120」の付け方ですから、他の水冷CPUクーラーだと細かい部分が異なると思います。
1.パーツを確認する
まずは内容物を箱からすべて取り出します。INTEL CPUだけでなくAMD CPUにも使えるため、ネジや器具はこの半分くらいしか使いません。
2.ラジエーターにファンを取り付ける
水冷CPUクーラーはラジエーターで放熱します。効率良く冷やすためにファンを付けます。ファンの向きに注意しましょう。また、吸気にするか排気にするかでも温度が変わる場合があります。この辺りの比較については検証した上で、そのうち別の記事にまとめます。
3.バックプレートを組み立てる
【バックプレート – マザーボード – CPU – CPUクーラー】という構造になります。バックプレートとCPUクーラーで挟み込むイメージです。そこでバックプレートを最初に組み立てます。
4.フィルムを剥がす
CPUと接触する面にフィルムが張ってあったので剥がします。これはもっとあとでもいいです。水冷CPUクーラー側の準備はほぼ完了です。
5.空冷CPUクーラーを取り外す
水冷CPUクーラーを付けるためには、まず現在搭載されている空冷CPUクーラー(CPUファン)を取り外す必要があります。背面にラジエーターを付ける場合は、リアファンも外しましょう。
6.グリスを確認する
CPUにはグリスが塗られています。CPUグリスの状態によっては綺麗に拭いて塗り直したほうがいいです。私は最近「CPUグリスの塗り方と拭き取り方を写真で解説」で塗ったばかりなので、拭き取ることはせず少しだけ足しました。
7.空冷CPUクーラーのバックプレートを外す
PCケースの右側も開けて、バックプレートを取り外します。
8.水冷CPUクーラーのバックプレートを付ける
あとは組み立てていくだけです。水冷CPUクーラーのバックプレートをマザーボードの裏側から挿します。
9.ラジエーターを付ける
今回はラジエーターをリア側に付けました。向きに注意しましょう。
9.ポンプを付ける
ここが一番大変です。バックプレートを左手で抑えながら、右手でポンプを差し込みます。さらにネジを閉めなくてはいけません。おう・・・手が足りない。最終的に右手の手のひらでポンプを抑えながら、右手の指でネジを回したらなんとかなりました。
10.動作確認をして完成
最後にきちんと動作するかチェックしましょう。PCの電源を入れてファンが回転し、液体が循環しているようなら問題ありません。念の為、CPUの温度も確認したほうがいいです。
これで空冷CPUクーラーから水冷CPUクーラーへの換装が完了しました。お疲れ様です。ちなみに実際に温度を比較してみたので「冷却効果と音を比較!CPUクーラーは空冷と水冷のどちらがいいか」の記事もチェックしてください。
換装した感想
効果は絶大だったのですけど、正直面倒臭かったです。慣れれば簡単なのかもしれませんが、想像以上に大変でした。これなら最初から水冷CPUクーラー搭載のゲーミングPCを買ったほうがいいと感じました。
ただし現在CPUの温度が高くて困っているなら、水冷CPUクーラーに交換する価値はあります。そこまで高いパーツではないですし、試しに換装してみてはいかがでしょうか。