「動作未確認」の信頼性と購入前のチェックポイント
投稿日:
※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
ネットオークションやフリマアプリでは、「動作未確認」と表記されたパーツをよく見かけます。
一般的に動作未確認はジャンク扱いと同じような意味を持ちますが、必ずしも故障や不具合があるわけではありません。
中には、まったく動作に問題ないにもかかわらず「動作未確認」とされているものもあります。そこで、動作未確認と表記されたパーツの信頼性と、購入前の見極め方法についてまとめてみました。
そもそもなぜ「動作未確認」とするか
私も経験があるのですが、フリマなどに出品する際に、意図的に「動作未確認」とすることがあります。
その理由としては、
- 過去に使っていたが、何らかの理由で長期間にわたり保管状態つづいており、最近は使っていないから
- わざわざパーツ交換をして動作を確認する時間がないから
- 基本的には問題ないはずだが、動作の一部が不安定であり、100%の動作保証ができないから
などがありますね。もちろん、「故障していて動かないことを知っているが、ジャンク品にすると買いたたかれるので動作未確認としている」というケースもあります。
最近は悪意のある出品者が減ったので、動作未確認でも正常に動くことが多いのですが、以前は詐欺のような出品者もいましたね。
特にPCパーツは外観上、故障品と正常動作品の区別がつきにくく、実際に通電させなければその違いがわかりません。
なので「動作未確認」を購入するのは、ある程度のリスクを許容しなくてはならないです。
まともな「動作未確認」を見分けるポイント
ちょっと矛盾した言い方ではありますが、「ある程度使える」動作未確認の品を見分けられると、PCパーツがとても安く手に入ります。
ここでは、私なりの見分け方を紹介しますね。
出品者の評価を熟読する
過去に動作未確認の品をどの程度出品していて、落札者の反応がどういったものであるかを評価から確認します。
もし、頻繁に動作未確認のパーツを出品していて、反応も悪くなければ落札を検討していきましょう。
取引相手のアカウントが消滅していないかをチェック
落札者(取引相手)のアカウントが消滅している(退会済みなど)場合、複垢による自演取引の可能性があります。
複垢で動作未確認の品を売却し、良い評価を得ることでアカウントの信頼性をあげているのです。また、取引履歴に1円や10円など異常に低額な落札額が続いている場合も注意が必要。
こういったアカウントの動作未確認パーツは、ジャンク品である場合があります。
部品が抜き取られたあとの品でないか
中古のノートPCの場合、CPUやメモリ、ストレージなど主要なパーツが抜き取られた後に「動作未確認」として売られていることがあります。
なので、個人的にノートPCの動作未確認はかなり警戒しますね。逆にメモリやCPUなど、単体のパーツでなおかつ経年劣化がほぼないようなものは、正常に動く可能性があるでしょう。
写真が複数枚、かつパーツについての詳しい説明があるか
写真が一枚ではなく、複数の角度から撮影されていて、なおかつPCパーツの知識を持っている出品者の場合は、正常動作品である確率が高いと思います。
この場合、「単にパーツ交換をして動作確認を行う時間がない、またはクレーム回避のために動作未確認としている」ことが多かったですね。
「動作未確認」は玉石混交
動作未確認は「基本的には問題ないはずだが、クレーム回避のためにあえて動作未確認としている」こともあり、正常動作品もたくさん混じっています。
しかし、基本的にはジャンク品だと思って購入したほうが無難ですね。私は、動作未確認のパーツを検証用や部品どり用として購入したことがありますが、正常動作品と故障品の割合は6:4くらいでした。
動作未確認品は、落札後の返品やクレームを受け付けていないことが多いので、そもそもハイリスクな品であることを理解しておきましょう。