「自作erはBTOパソコンを買わない」という誤解
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「自作PCとBTOパソコンは似て非なる趣味」と語る人がいますが、私はそうは思いません。
ネットの一部では「自作er(自作PCを趣味とする人)がBTOパソコンは買わないだろう」という声もありますが、そんなことはないと思うのです。
今回は自作PCとBTOパソコンの共通点について解説します。
自作PCとBTOパソコンの共通点
自作PCとBTOパソコンに触れてから15年以上になりますが、私はどちらを買う(作る)場合でも同じ作業をします。
それは「頭の中でパーツの構成を考える」という作業です。格好よくいえば「構想」「設計」ですね。
この作業は急に始まるものではありません。パーツの世代が新しくなるタイミングであったり、やりたいゲームが見つかったりしたときに自然に始まります。
なので、それなりの時間をかけてゆっくり進むのですが、欲求が我慢できなくなったタイミングで構成を書き出し、一気に購入に走ります。
このとき、自作にするかBTOにするかは状況と予算次第ですね。私の場合、こだわりが強くなってきて最終的に自作のほうが高くつく場合があるので、まずBTOパソコンからチェックします。
もし自分の頭にある構想や設計と似たようなモデルがあれば、そのままBTOパソコンを購入します。逆に無ければ、自作に走るといったイメージですね。
もうお分かりかと思いますが、出口(どうやって実現するか)が異なるだけで、頭の中でやっていること同じなのです。
BTOファンの一定割合は自作もやる人々
これはあるパーツショップに勤務していた方から聞いた話です。BTOパソコンをPC初心者が買うケースはあまり多くなく、大半は「自作経験がある人」なのだとか。
つまり「自作経験がある人が手間と時間を削減するために購入する」のがBTOパソコンであり、自作する層と重複していると語っていました。
まさに私がこのパターンで、過去に何度も自作PCに手を出したが、組み立てと調整の手間が面倒になってきたのでBTOパソコンに移行しました。
つまりBTOパソコンメーカーは、自作経験者向けの視点でもBTOパソコンを企画しているということですね。オプションの選択肢が多いメーカーほど、この傾向が強い気がします。
BTOパソコンから自作に移行する割合も高い
逆に、「知識がないころはBTOパソコンを使っていたが、徐々に欲が出て自作erになった」という方もかなりいます。
よくあるケースとしては「メモリ増設→CPU交換→マザーボード交換が必要だと知る→解体する」を繰り返しているうちに自作erになるというものですね。
CPU交換がきっかけで自作erになるという方は、Intel派であることが多い気がします。Intelは頻繁にCPUスロットが変わるので、どうしてもパーツ更新のタイミングでマザーボードごと交換になりがちです。
マザーボードの交換ともなれば、ほぼ自作の作業と変わらない労力が必要なわけで、自作erに移行するのも頷けますよね。
自作PCとBTOパソコンは共存できる
ということで、私なりの結論ですが「自作PCとBTOパソコンのファンは、結構な割合で重複しており、相互に行き来している」と感じています。
最近はFPSのためにBTOパソコンを購入し、徐々に不満が出てきて自作に移行するというパターンが多そうです。
自作PCとBTOパソコンのどちらが安いかは状況によりますし、手間を考えるとほとんどコストに差はありません。
ちなみに私は、GPUが高騰していたので自作PCをメインマシンにしていました。しかし、だんだんGPUが安くなってきたので次のメインPCはBTOにする予定です。
このようにあまりこだわりすぎず、状況に応じて2つの選択肢を使い分けていくと、納得がいく買い物ができるのではないでしょうか。