PC内部のホコリ、蓄積を防ぐための対策
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PCの故障は、初期不良や熱暴走を除けば大半が湿気かホコリが原因と言われます。そもそも熱暴走もホコリの蓄積で引き起こされるため、ホコリさえ除去できればPCの寿命は伸びると断言しても良いでしょう。
しかし、人間が生活する場にある以上、ホコリの発生をゼロにすることはできません。衣服や家具から無限に発生しますから。
では、PC内部にホコリを蓄積しないための対策として、何ができるのでしょうか。
「縦置き」「フィルター」でもホコリは溜まる
PC内部のホコリ蓄積を防ぐ方法としては、「縦置き」「フィルター装着」などが挙げられます。
縦置きにして、なおかつ床から離したところに設置すれば、室内のホコリは流入しにくくなるでしょう。また、フィルターを装着しておけばさらにホコリの量は減ります。
しかし、この2つでも実はPC内部にホコリがしっかり蓄積していくのです。実際、私は「縦置き」「床から50センチ以上離して設置」「前面と底面、天板にフィルターを設置」という条件でも3カ月程度でうっすら白くホコリが蓄積していました。
ということで、もっとホコリを減らすためには、別な工夫が必要だと考えられます。そこで、いくつかの対策を試してみました。
空気の吸入量を増やす
私のケースは前面吸気なのですが、ここに14センチファンを2基搭載しています。このファンの回転数を上げ、空気の流入量を上げました。
また、フィルターをとりはずして新しいものに交換しています。こうすることでホコリの少ない空気が大量にPCケース内に流入し、流入量>排気量になります。
一般的に排気量を増やすとPCケース内は負圧になり、板の隙間から空気が流入するのですが、このとき「フィルターを通っていない空気」がホコリとともに入り込むわけです。
したがって、排気よりも吸気を強くし、なおかつフィルターを強化することでホコリの流入をおさえようという試みでした。
ホコリの発生源をPCから離す
ホコリの発生源としては、「衣服」「ソファ」「台や箱」等が挙げられます。これらが組み合わさると、衣服やソファから発生したホコリが台や箱に蓄積し、それが空気に舞ってPC内部にも流入してしまうわけです。
PCの周辺はできるだけあっさりと、ガランとさせ、「PC周辺の空間も含めてPC」といった感覚で部屋の模様替えを行いました。
設置場所を人間の頭付近にもってくる
ホコリは床(足元)にたまり、そこから舞い上がって付着していきます。そのため、理論上は上に行けば行くほどホコリは少なくなると考えました。
私の場合、チェアに座った自分の頭の高さと同じ位置にPC本体を設置して、3カ月ほど様子を見ましたね。
エアダスターで週に1回にフィルターを清掃
定番ですが、PCに装着しているフィルターを最低週に1度はエアダスターで清掃しました。それまでは月に1度程度でしたが、頻度を上げてみました。
対策の効果は確かにあった
こうした対策を続けて3カ月が経過したころ、PCのフタを開けてみると以前よりも確実にホコリの蓄積量が減っていました。
以前はうっすら白くホコリの幕が確認できましたが、その白い幕が無い。指でなぞるとホコリは付着しますが、その量は確実に少なかったですね。
ということで「空気の流入量を増やす」「ホコリの発生源をPCから離す」「高い場所に置く」「エアダスター清掃の頻度を上げる」という4つの対策で、PC内部のホコリはかなり減ることがわかりました。
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、いずれもお金はかかりませんし、一度対策をしたらしばらくは何もしなくて良いのであまり手間はかかりません。ぜひ試してみてください。