自作PC初心者がやりがち!マイナーなミス4つ
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自作PCは特に難しいものではありませんが、小さなトラップがいくつかあります。こうした小さなトラップは、中級者以上の人間にとっては出来て当然のことであるため、ネット上にもなかなか情報がありません。
しかし、意外と後始末が面倒なものが多いため、組み立て前に十分気を付けておきたいところです。ということで、自作PCにおけるマイナーなミスを4つ紹介します。
数か月気が付かないことも?「CPUクーラーのフィルム」
個人的に「初見殺し」と言えるのが「CPUクーラー裏に貼ってある薄いフィルム」の存在です。
CPUクーラーの土台部分(CPUと接する金属のプレート部分)には、よく見ると薄いフィルムが貼ってあります。
新品でCPUクーラーを買うと必ず貼ってあるものなのですが、初心者のときはその存在に気が付かず、そのままCPUに乗っけてしまうことが多々ありました。
薄いだけに触っていても気が付かず、なおかつそのまま載せてもなんとなく動いてしまうため、全く気が付かないのですよね。
しかし当然ながら熱はしっかり伝わりませんから、微妙な冷え具合が続きます。それでも「まあこんなものかな?」で放置してしまいがち。
CPUクーラーを購入したら、まず金属プレート部分のフィルムをはがしましょう。後々気が付くと非常に面倒です。
ケースファンを表裏逆に取り付ける
私が未だに時々やってしまうのがこれです。ケースファンは、ぱっと見た感じ表裏がわからず、どちらが吸い込みでどちらが吐き出しなのかはっきりしないことがあります。
表裏逆にファンを取り付けると「吸い込み」が「吸いだし」になってしまうため、場合によってはエアフローがうまく確立できないことも。
低回転ファンの場合、音も風も非常に小さいため、表裏逆でも気が付きません。これも数か月放置してしまったことがありますね。
ケースファンの表裏は、「ファンの中央のシール」や「ファンのサイドの→表示」で見極めることができます。
まず、ファンの中心にはメーカーのロゴシールが貼ってあり、このシールがあるほうが「吹き出し(排出)」です。また、ファンの側面には回転方向(縦矢印)や風の向き(横矢印)の表記があります。
この2つをしっかりチェックすれば、表裏逆に取り付けてしまうことはないでしょう。
マザーボードをネジで「ガリッ」
こちらは危険度が非常に高いミスです。一般的なPCケースは長方形ですから、組み立て時には横置きにしてマザーボードを平面にする必要があります。
このとき、PCケースの中が暗いと小さなネジがマザーボード上に落ちていることに気が付きません。そのままマザーボードに手をついてしまい、ネジを挟んで「ガリッ」とやると非常にまずいことになります。
マザーボード上には無数の回路が敷設してあり、どこかが深く傷つくとうまく起動しなくなる恐れがあるからです。もしネジを落としてしまった場合には一旦手を止めて、マグネットなどで回収してから作業を進めましょう。
配線を結束せず「ビビリ音」が発生
ケースファンのピンコネクトなど、PC内部には細いケーブルがいくつかあります。これらは組み立てが終わった後に結束バンドで固定することで、内部がすっきりしますよね。
もちろん固定しなくても何ら問題はないのですが、場合によってはビビリ音の元になることもあります。特に細いケーブルは空気の流れやファンの振動でビビリ音が発生しやすいため、できれば固定しておきましょう。
ビビリ音は時間がたつほど気になるものですから、組み立て時に対策しておくのがおすすめです。