FPSプレイヤーなら知っておきたい「チックレート」のアレコレ
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チックレートという言葉をご存じでしょうか。チックレートは、オンラインゲームにおいて非常に重要な要素です。
端的に言えば「サーバーが1秒間に処理する更新回数」なのですが、チックレートが低いとプレイヤーのゲーム体験が大きく低下します。
今回は、FPSを快適にプレイするうえで欠かせない指標である「チックレート」を解説します。
チックレートとは
「チックレート」とは、英語の「tick」が時計の秒針の音を表すことから派生した用語です。
これが転じて、ゲームサーバーが1秒間に処理する更新回数を「チックレート」と呼んでいます。主にヘルツ単位で表示され、この数値が多いほどゲーム環境は快適です。
具体的には「ほかのプレイヤーの動きがスムーズ」「こちらの入力がリアルタイムにゲームへ反映される」などですね。
逆にチックレートが低いサーバーに接続されると、どれほどユーザーの環境が良くてもプレイ品質が高まりません。
ユーザーから送られた情報をサーバーが受け取り、適切に処理・更新して初めてゲームに反映されるからです。
主要ゲームのチックレート
では実際に主要なゲームのチックレートを見ていきましょう。ちなみにチックレートの相場は、平均フレームレートの半分だそうです。
例えば100fpsならばチックレートは50Hzということですね。では見ていきましょう。
VALORANT
チックレートが高いゲームとして有名ですね。チックレートは128Hz。つまり1秒間に128回もサーバー情報を更新しています。
チックレートがフレームレートの半分に設定するゲームが多い中、かなり力を入れていますね。144Hz対応のゲーミングモニターでも安心です。
Counter-Strike: Global Offensive
クラシカルなFPSなの代表格であるCounter-Strikeの最新作「Global Offensive(通称GO)」のチックレートは64Hz。
2023年秋にリリースされたタイトルなので準新作レベルです。64Hzなので一般的なゲーミングモニターでもスムーズでしょうね。
レインボーシックス シージ
こちらも有名タイトルですが、64Hzに設定されています。Steamの情報によると過去にチックレートを上げるための準備をしているとの書き込みがありましたが、実際は不明です。
ただ、ユーザーは128Hzのサーバーを欲しているようですね。
CoD:Modern Warfare
コールオブデューティの新作「Modern Warfare」のチックレートは60Hzとのこと。ちょっと低めですが2019年のタイトルなので、まあこんなものかもしれません。
バトルフィールド5
2018年にリリースされたバトルフィールド5のチックレートは60Hz。CoD:Modern Warfareと同じですね。2020年前後のタイトルは60Hzが普通なのでしょうか。
チックレートはユーザーが調整できない”鬼門”
ということで、チックレートの概念と主要タイトルのチックレートを紹介しました。
チックレートはPingやJitterとは異なり、ユーザー側で触れません。どれだけPCがハイスペックで回線速度が速くとも、チックレートが低ければプレイ品質はガタ落ちです。
それだけに、プレイ以前に必ずチックレートの情報を収集しておきましょう。ちなみにハイチックレートなサーバーの運用には非常にコストがかかるので、落ち目のタイトルではチックレートが低めだったりします。
オンラインでのプレイ品質を重視する場合は、注意しておきましょう。