元ETプレイヤーがDirty Bombを遊んでみたのでレビューや感想を書きます
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Splash Damageが開発しているDirty Bombが2015年6月に正式サービスがスタートするそうです。5月現在クローズドβテストを実施していて、steamでお金を払うと参加できます。
まだ3時間ほどしかプレイしていませんが、元Wolfenstein:EmenyTerritory(以下ET)プレイヤーとして気付いたところ、共通点、違うところなどをレビューしてみます。なお、この記事はETプレイヤーに向けて書くため、ET独自の用語やスラングをバンバン使っていきます。
ちなみに見落としているところ、間違っているところ、βテスト段階なので正式サービスの際に変わってしまうところ等があるかもしれません。
ところであなたは誰?
私はET稼働直後から5年以上プレイしていました。クランに所属していたこともありますし、大会には何度も出場しました。ETについてはほぼ何でも知っていると自負しています。もちろん「うらみん」なんて名前ではなく、別のプレイヤーネームを使っていました。
Splash Damageに不安しか覚えなかった
さて、ETは神ゲーでしょうか?ETプレイヤーなら「展開が早くて面白いから神ゲー!」「オブジェクティブなFPSとして最高峰!」と思うでしょう。しかし私はET自体はクソゲーだと思っています。
というのも、神ゲーなのはbaniが開発したMOD「etpro」のおかげであって、本体の「etmain」はバグだらけのどうしようもないゲームです。有名なバグをいくつか列挙してみましょう。
- どんなに高いところから落下しても壁に背を向けて伏せればノーダメージで着地できる
- 距離によるダメージ減衰の計算式が間違っていて、中距離よりも遠距離のほうがダメージが上がる
- ヒットボックスが滅茶苦茶
- ライグレが装着できなくなったり撃てなくなったりする
- MG42を撃つとパンツァーファーストの薬莢?がポコポコ飛び出す(β時)
他にもたくさんあったような気がしますが何年も前のことなのですべては思い出せません。そんなわけでETを開発したSplash Damageを信頼することはできませんでした。Splash DamageがETみたいなゲームをリリースすると知り、驚き・嬉しさ・不安などの感情が渦巻きました。
で、覚悟を決めてDirty Bombをプレイしてみたら想像より遥かにしっかりしていて、今のところかなり楽しめています。ではDirty Bombがどんなゲームかをご紹介します。
Dirty Bombってどんなゲーム?
Dirty Bombは攻撃側と防衛側の2チームに分かれ、制限時間内にマップごとに決められた目的を達成、あるいは守り切るゲームです。まんまETですね。しかもその目的は修理、建築、爆破、奪取などETであったものばかりです。
例えば最初に戦車を修理して、戦車を目的地まで運んで、最後に荷物を2つ運ぶ、という「Goldrushそのままじゃないか!」とツッコミを入れざるを得ないマップもあります。
Dirty BombとETの共通点
- クラス制であり、Med、Fo、Eng、Coに該当するクラスがある。
- 倒す→Gibの2段階あり、Gibされなければ蘇生できる。
- ナイフでGibしたほうが早い
- Medパック、アモパック、蘇生(注射ではなく電気ショック)、空爆、砲撃、ライグレ、地雷がある。
- ラジオチャットがある。
- 撃ち合ってみるとETと同じくらいの硬さを感じる。(即死は少ない)
- リスポンタイマーがあり、一定時間ごとに生き返る。
- ストップウォッチ制とオブジェクト制(Pubでみんなプレイしていたルール)のゲームモードがある。
- 死亡時にクラスを変更できる。ただしゲーム開始時に選んだ3つのクラスだけ選べる。
- /killコマンドがある。(クラ面大歓喜!)
Dirty BombとETの相違点
- 前方向にしかダッシュできないので、左右のレレレ撃ちは遅い。
- アクセルジャンプ、ストレイフジャンプはない。
- SMGは若干のリコイルが必要。
- アイアンサイトがあるが、使わなくてもそれなりに真っ直ぐ飛ぶ。
- リーンがない。
- 空爆、砲撃、地雷、ライグレなどはそれぞれ別のクラスに分かれている。
- 例えば空爆とアモパックは別ゲージでの管理になっている。
- 回復職以外にも自動回復がある。
- 全員が蘇生、修理、建設できる。(ただし専門クラスより非常に時間がかかる)
- 変装はできない。
- ボイスチャットが使える。
- ping200越えていても普通にプレイできる。
このように似ているところもあれば全然違うところもあります。実際にプレイしてみた感想としては、ETプレイヤーはみんな楽しめると思います。最初は戸惑うかもしれません。でも「あぁ、そういうことね」とすぐに馴染めるはずです。特に時間管理の概念があるので、日本でも本格的にサービスが開始されたら元ETプレイヤーが無双できます。そしてまた/kill論争が勃発するのでしょう。
Dirty Bombのゲームの流れ
Dirty Bombを起動するとこんな画面が表示されます。とりあえず「PLAY」ボタンを押してみると、「OBJECTIVE」と「STOPWATCH」の2種類のゲームモードを選べます。普通に遊びたいならOBJECTIVEのほうがサクサク進むのでおすすめです。
マップが開始する前に使うクラスを3種類決めておきます。また、マップは3種類から投票する形のようです。
プレイ中に死亡するとクラスを変更できます。F1、F2、F3を押すことで切り替えられます。なお、死亡していてもスペースキーを押さないとリスポンできない謎仕様です。
マップが終わると経験値とゲーム内クレジットを貰えます。経験値は何のためにあるのかよくわかりません。クラス解放とかだと思います。ゲーム内クレジットは2つの使い方があります。
なんとDirty Bombは同じクラスを使っていたとしても、プレイヤーによって性能が異なります。各クラス(MERCS)にはLOADOUT CARDと呼ばれるものがあり、良いLOADOUT CARDを入手・セットしておけば強化できるのです。
例えば以下のような強化が可能です。
- 爆発物によるダメージを20%減少させる
- AoE(爆発物)攻撃の範囲が10%広くなる
- アイアンサイトやスコープを覗いていて攻撃を受けた際の揺れを50%減少させる
- リロード速度が20%上昇
- 近接攻撃の威力が20%上昇
LOADOUT CARDには5段階のレア度があり、レア度が高いと3種類もの強化が付与されます。でも強化内容はランダムです。LOADOUT CARDを1枚引くのにゲーム内クレジットで1000ポイント必要になります。
もう50回くらいガチャってますが、最高級のGOLDはまだ1枚も引けていません。その下のSILVERは2、3枚引けました。
もう1つ、ゲーム内クレジットの使い道があります。TRADE UPと呼ばれるもので、いわゆる合成です。ゴミみたいなLOADOUT CARDがどんどん溜まっていくので、合成してワンランク上のLOADOUT CARDに変換できます。TRADE UP1回につき500ポイント必要になります。
TRADE UPするクラスとレア度を選んだら、1つ下のレア度のLOADOUT CARDを3枚選択します。この3枚のLOADOUT CARDは別々のクラスでも大丈夫です。
みんなでDirty Bombやろうぜ!
レビューを書きながら「Dirty BombはETを発展させたゲームなのかも」と思いました。気軽に遊べますし、ガチでやっても楽しそうです。ETよりは重いですがGeForce GTX960搭載ゲーミングPC以上のスペックなら問題ありません。
ということで元ETプレイヤーのみんなは是非Dirty Bombをプレイしてみてください。当時の興奮が味わえるかもしれません。steamで早期アクセス権が売っているのでbuynow! buynow! buynow!!!
Steam:Dirty Bomb
http://store.steampowered.com/app/333930/