グラボの製造終了は何年?製造終了間際は買いなのか
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あなたは「グラボの製造終了時期」をご存じでしょうか。グラボは中古市場も活発なので、あまり製造終了を意識しませんよね。
しかし次々に新製品が出ますし、メーカーもいつまでも新品を製造しません。ちゃんと製造終了の時期があるのです。
今回はグラボの製造終了の時期と、「買い時」についてまとめてみました。
一般的な製造終了時期は「発売から3~5年程度」
結果から述べると、一般的なグラボの製造終了時期は「3~5年程度」です。意外と短いですよね。私も驚きました。
下記は、直近で製造終了が発表されたグラボの例です。
- GTX16シリーズ 2024年第一四半期で製造終了:寿命約5年
- RTX3060 2024年中に終了予定:寿命約4.5年
- RTX4090 2024年10月で製造終了予定:寿命約2年
以外にも旧世代のGTX16シリーズが約5年と長寿命でした。そして人気製品であるRTX3060は5年弱で終了、さらにハイエンドなRTX4090は2年という短さ。
性能や人気度にかかわらず、製造終了は突然やってきます。
個人的には、GTX16シリーズの息の長さに驚いていたのですが、やはりレイトレやDLSSを不要とする人が多かったのでしょうね。
一方でSteamのハードウェア調査で人気を見せていたRTX3060が突然終わってしまうのは驚きしかありません。GTX16シリーズからアップグレードする人々の受け皿だったはずなのですが…。
これから中古市場にどれだけの弾が出回るのかわかりませんが、価格が高騰する前に確保しておいたほうが良さそうですね。これはRTX4090も同様です。
ただRTXシリーズはミドルレンジがまだ製造されるので、そこまで高騰しないかもしれませんが…。いずれにせよ、意外と早く終わってしまうのがグラボなのです。
製造終了間際は安くなるか?
ここからは個人的な見解なので、あくまでも参考情報として聞いてください。
グラボが製造終了間際に安くなるかどうかは、「人気度」と「代替製品のコスパ」によります。例えば最下位モデルが製造終了になっても、価格は変化しません。
そもそも需要が低く、「なくなるならもう少し良いグラボにしよう」という心理が働くので、中古市場に淡々と出回って消滅…という流れが通常です。
一方で、RTX3060のような人気のミドルレンジは、一時的に価格が高騰します。そもそも潜在需要が大きく、「買おうと思っていて様子見していた層」が一斉に確保するからですね。
しかし徐々に上位モデル(RTX3070やRTX4060)との価格差が小さくなり、コスパが微妙になってきたあたりで下落が始まります。
最終的には中古品だけになり、新品の7割程度の価格に落ち着くことが通常ですね。ここまで大体、「製造終了の発表後から1年程度」です。
旧モデルが高騰する例外もある
ただし、例外もあります。わかりやすい例が「コロナ禍のGTXシリーズ」ですね。決してハイエンドとは言えないGTX1650などが、約2倍の価格まで高騰しました。
グラボは大半が海外で製造しているので、為替(特にドル/円)や経済の影響をもろに受けます。現在は為替が140円台前半でだいぶ落ち着いてきましたが、今後また円安に動かないとも限りません。
製造終了の時期と円安が重なると一気に価格があがるので、要注目ですね。個人的にはRTX3060を急いで買う必要はないと思いますが、代替モデルが高騰するようなら確保してもよいのかなと。
40シリーズまでの性能はいらないという方にとっては、あと5年は余裕で使えてしまう性能ですから。