PCケースのサイドパネルを開けるメリットとは？温度を比較しました

投稿日：2019/01/28
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多くのデスクトップゲーミングPCはサイドパネルを取り外せるようになっていて、左側を開けるとCPUやグラフィックボードが見えるようになります。

ゲーミングPCは温度が高くなるパーツが多いですから、もしかしたらサイドパネルを開けておいたほうが温度を下げられるのではないかと思って、実際に比較検証してみました。

こんな記事を書いておいてなんですけど、温度がどれくらい変化するかどうかは環境によります。PCケースの種類、CPUクーラーの種類、エアフロー構造など様々な要因に影響されます。

1つだけではよくわからない結果になると思ったので、今回は空冷CPUクーラー搭載ゲーミングPCと水冷CPUクーラーの2つを用意しました。

ドスパラの「ガレリア ZV」です。

どちらのデスクトップも前面、左側、底面から吸気し、背面と上部に排気するエアフロー設計です。同じ空冷CPUクーラーでもサイドフローとトップフローとではまた違った結果になるかもしれません。

ではまず通常通りサイドパネルを取り付けた状態の温度です。3DMARK TimeSpyを2回連続で動作させ、その後数分間放置して「最大温度」と「アイドル状態の温度」を計測します。

えーと・・・SSDの温度がちょっと変化したくらいですね。他のパーツはほとんど温度が変わりませんでした。

結論としてはサイドパネルをわざわざ開けておくメリットはありません。例えばサイドパネルを開けた状態で扇風機を用意して、風をPC内部に吹き付けるようなことをすれば話はまた別なのでしょうけど（昔やったことがあります）、そんなことをする前にもっと別の熱対策をしたほうがいいです。

それにサイドパネルを開けっ放しにしておくと、ホコリが溜まりやすくなります。わざわざ故障の原因を作る必要はないですから、サイドパネルはきちんと閉じておいたほうがいいですね。