ゲーミングチェアの選び方をじっくり考えてみる
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ゲーミングチェアといえば、車用のバケットシートをベースにしたチェア「AKRacing」が大流行しましたよね。私も何度か使ったことがありますが、かなり本格的で疲労感も軽減される良いチェアだと思いました。
しかし、ゲーミングチェアは人間の体に触れる面積が大きいため、体形や骨格によって最適解が違います。そこで今回は、ゲーミングチェアの選び方についてまとめてみました。
最も重要なのは「姿勢を楽に維持できること」
ゲーミングチェアは長時間、集中してゲームに取り組んでも体が疲れにくいものを選ぶべきです。
そのためには、「正しい姿勢を楽に維持できる」チェアであることが大切。
具体的には、自然に椅子に腰かけたとき首を上下に傾けることなく、真正面にモニターをとらえる高さが必要ですね。
この高さを最初の基準として、「背もたれ」「ひじ掛け」や「ヘッドレスト」を確認していきます。
背もたれは「メッシュ」か「クッション」の2択
ゲーミングチェアの背もたれは、メッシュかクッションの2択です。
背もたれは座り心地や体圧の分散など、椅子としての根幹的な性能を司ります。それだけに、どのメーカーもゲーミングチェアの背もたれには力を入れており、正直なところ一定以上の価格ならば背もたれの性能に差はありません。
そこで材質、つまりメッシュかクッションかで選ぶことになるのですが、この2つは明確に異なる特徴を持っています。以下は2つの材質の特徴をまとめたものです。
メッシュ
- 通気性がよく夏場は涼しい、蒸れない
- 男性をはじめとして体格が良い人は背もたれ全体がフィットし、張りも強いので座りやすい傾向にある
- ただし、クッションに比べると体圧の分散性能はやや落ちる
- エルゴチェア、アーロンチェア(ハーマンミラー)などが強め
クッション
- 通気性はメッシュよりも落ちるため、夏は暑い
- メッシュよりも柔軟性が高く体全体のサポートは強め
- 体格や体形を選ばず、どんな人にもフィットしやすい
- スチールケース社、オカムラ社などが強め
座面は太ももの裏の感触でチェック
次に座面ですが、これは太ももの裏に違和感がないことが最も重要です。
高さや幅が合っていないチェアは、太ももの裏に必ず違和感を覚えます。座面の境目がはっきりと意識されるようであれば、座面が小さいか高さが合っていないかのどちらかです。
高さは調節が可能ですが、幅や奥行きは変えられないので、この点は要チェックですね。あらかじめ、自分が快適に座れる幅と奥行きを知っておくと良いかもしれません。
ひじかけとヘッドレストなどもチェック
ひじ掛けについては「無理のない角度や位置か」をチェックしていきましょう。
できればひじ掛けの高さと前後の位置を調節できるタイプがいいですね。ひじ掛けが合わないと、肩こりや背中の疲れが起こりやすくなりますから。
また、ヘッドレストは「頭を乗せた時の感触」「後頭部の接触位置」「調整の幅」をチェック。正直なところヘッドレストはあまり使わないと思うのですが、たまに使うからこそ快適性を重視しましょう。
さらにランバーサポートについては、各社ともに独自性を打ち出していて、座ってみなければ良し悪しはわかりません。
例えばアーロンチェアは脊椎全体を支える「ボスチャーヒットSL」という構造を採用しています。これに対してアルゴチェアはアンバーサポートを独立したパーツにして向きや高さの調節機能を付与。
私の個人的な意見としては、アンバーサポートよりも背もたれや肘掛けが重要だと思うので、優先度は低いです。どれを選んでも外れということはないので、好みの問題ですね。