【TGS2014】エイリアンウェアブースでAlphaとArea-51見てきました
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TGS2014の初日に行ってきたわけですが、思ったよりもパソコンメーカーの出展が少なく残念でした。しかし唯一巨大なブースを展開していたのがDELLのエイリアンウェアです。FF14のPvPイベントやこれから発売する予定のエイリアンウェア AlphaとArea-51の展示など盛り沢山でした。
さて、エイリアンウェアといえば小型のX51に大型のAurora、ノート各種がラインナップとして存在しています。ここにAlphaとArea-51が加わるとなれば、私としては興味津々です。当然見に行ってきました。そこでエイリアンウェア AlphaとArea-51がどんなものだったのかをレポートしていきます。
エイリアンウェア Area-51は謎のまま
最初に見たのはエイリアンウェア Area-51です。Auroraほどではないですがかなり大きいです。しかも謎のおにぎり型です。見たこともないような形状です。
幅はデスクトップゲーミングPCとしては普通サイズでしょうか。エイリアンウェアらしい光を発しています。写真は緑色ですが、他に展示されていたものは青色に光っていたのでソフトウェアで変更できるのだと思います。
どうやら後日、内部も公開していたそうです。グラフィックボードが3枚挿さった画像を見ました。この時は外観しかわかりませんでした。
背面も斜めになっているところがユニークです。全体的なデザインと比べて背面は普通ですね。
でもマザーボードの接続端子をよく見ると、映像出力端子がありません。USB3.0が4個、USB2.0が4個、LANポート、サウンド関連だけです。つまりグラフィックボードを搭載していることを大前提としたゲーミングPCです。(当然のことなのですが、ゲーミングPCと言っても普通はマザーボードにもDVI端子とか付いてますよね)
で、エイリアンウェア Area-51ってなんなのさ?
外観はわかりました。しかし本当に気になるのは性能です。エイリアンウェア Area-51のケースだけ展示されていて、液晶モニタに接続されてはいませんでした。だから誰も動作しているところを見ていません。
そこでエイリアンウェアブースにいる方に質問してみました。「Area-51ってエイリアンウェアのどういう位置付けなんですか?小型ならX51、ハイスペックならAuroraがありますよね?」
しかし残念ながらこの質問に答えられる方は誰もいませんでした。ハイスペックであることは間違いないので、Auroraの後継機、あるいはX51との中間の位置付けなのかなー、と勝手に予想するしかありません。つまり謎のままです。
それもそのはず、まだ存在が発表されただけで性能も発売日も公開されていません。TGS2014での展示も世界で2回目だったそうです。つまりこれから公開されるであろう情報に期待しましょう。
エイリアンウェア Alphaは超小型ゲームPC
エイリアンウェアブースには大量の試遊機がありました。そのどれもエイリアンウェア Alphaで動作しています。エイリアンウェア Alphaとは一体何なのか調べてきたのでご紹介します。
エイリアンウェア Alphaはとにかく小型です。こんなに小さいデスクトップゲームPCは初めて見ました。X51よりもさらに小さいからスゴイですよね。
やたらと「Steamが遊べる!」とアピールされていますが、steam専用機というわけではありません。確かにsteamにすぐにアクセスできて、ほとんどのゲームを快適にプレイできます。しかし汎用的なゲームPCとしても使えるのです。
ブースではsteamでダウンロードできるゲームが15種類以上遊べました。試しにいくつかプレイしてみたところフレームレートは滑らかですし、映像も綺麗です。小型なのにかなり高性能だと実感出来ました。
試遊機はゲームパッドが接続されていました。前面を見るとUSB端子が2つありますね。ここにマウスとキーボードを接続して、普通のゲームPCとして使うことも可能です。(ゲームパッドで操作するコンソールモードとマウスで操作するデスクトップモードを起動時に選択できます)
ツルツルとしたアクリルのような素材で構成されています。デスクトップゲームPCどころか既存のコンシューマ機よりも遥かに小さいので、1台置いておきたくなります。というか、どこにでも持っていけますよね。
エイリアンウェア Alphaは3種類
気になる性能を書く前に、エイリアンウェア Alphaには3種類あることをお伝えしなければなりません。X51やAuroraと同じように搭載パーツによって「スタンダード」「プレミアム」「プラチナ」と名称が異なります。
モデル | スタンダード | プレミアム | プラチナ |
---|---|---|---|
プロセッサー | Core i3-4130T | Core i5-4590T | Core i7-4765T |
OS | Windows 8.1 64bit | ||
グラフィックス | GeForce 2GB GDDR5グラフィックス | ||
メモリ | 4GB DDR3L | 8GB DDR3L | |
ハードディスク | 500GB | 1TB | 2TB |
電源 | 130W – ACアダプター | ||
本体サイズ | 高さ55 x 幅200 x 奥行200 mm | ||
重量 | 約2kg | ||
価格(税抜) | 59,800円 | 75,800円 | 89,800円 |
エイリアンウェア Alphaのスペックを見てみると気が付く点が1つあります。それはグラフィックボードです。「GeForce 2GB GDDR5」と記載されているだけで具体的な型番がわかりません。ブースの方に聞いてみましたが教えてもらえませんでした。おそらくオリジナルなのでしょう。
GeForceの新しい世代で2GBなのはGTX760とGTX770が思い浮かびます。先日販売開始したGTX980、GTX970は4GBなので該当しません。仮にGTX960が今度登場したとしてもおそらく3GBですから違います。
となるとやはりGTX760かGTX770に相当する性能なのではないでしょうか。結局これはただの予想ですから何の根拠もありません。しかしながらGeForceのビデオメモリ2GBは高性能を期待できます。現状のミドルスペック相当はあるはずです。
そこで価格に注目です。仮にエイリアンウェア Alpha プラチナがGTX760相当の性能を持っていた場合、89,800円は非常に安いです。小型のメリットも併せると激安と言っても過言ではありません。なんだか恐ろしいゲームPCが登場する予感がしてきました。
そんなエイリアンウェア Alphaは2014年11月21日に発売します。これから徐々に情報が公開されてくるでしょうから、続報に期待しましょう!
[追記]
Twitterで情報を頂きました。エイリアンウェア Alphaに搭載しているグラフィックボードはGTX860M(Maxwellコア、640CudaCore、Coreclock 1029MHz/MemClock 5GHz(GDDR5))の2GBカスタムモデルだそうです。オーバークロックしているためデスクトップ用グラフィックボードに換算するとGTX660~GTX660Tiの性能になりそうです。いずれにしてもコスパ良いですよね。