ゲーミングPC分割払いの「手数料」と「利子」はどう違う?
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ゲーミングPCの価格が20万円を超えたあたりから、分割払いで購入する方をチラホラみかけるようになりました。
BTOメーカー各社では、ゲーミングPCの分割払いにおいて「手数料無料」をうたっていることがあります。
この手数料、一般的な利子とは何が違うのか、またどれだけお得なのかを整理してみました。
手数料=分割払いにおける上乗せ金
まず、分割払い時の手数料について理解しておきましょう。ゲーミングPCに限らず、分割払い時には「割賦契約」と呼ばれる契約を結ぶことになります。
この割賦契約を結ぶには審査が必要であり、信販会社が審査を担当することがほとんどです。例えば、ドスパラの分割払いでも、ジャックスという大手の信販会社が審査を担当します。
審査を通過すると、分割払いが可能になるわけですが、このときに本体金額に上乗せされるのが「分割払い手数料」です。
利子との違いは?
利子とはお金を借りる契約(キャッシング)などにおいて、元本の金額に上乗せされるお金のことです。
利子と手数料は非常に似ているのですが、手数料は最初から一定の金額が設定されるのに対し、利子は元本の金額に応じて変化します。
例えば、10万円のPCを毎月1万円の分割払いで購入した場合の手数料が5000円であるとしましょう。一般的には5000円を10回に分割して毎月の元本支払額に合算し、「10500円」として支払っていくことになります。
一方、10万円を年率10%で借りると年間の利子額は1万円ですが、元本金額が減っていけばそれだけ利子の金額も減ります。また、元本が増えれば利子の金額も増えていくので、利子の金額は一定ではありません。
リボ払いよりも手数料無料の分割払いがお得
手持ちの予算がない状態でゲーミングPCを購入する場合、
- 自分で保有するクレジットカードのリボ払いを使う
- BTOメーカーが提供する分割払い(手数料無料)を使う
という2択になると思いますが、お得なのは後者です。なぜならリボ払いには大抵14~18%程度の手数料が加算されることになり、これは無料にはなりません。
一方BTOメーカーは、分割払い時の手数料を負担してくれるので、本体の金額のみを純粋に分割で支払うことができます。要は一括でも分割でも支払金額が同じなのです。
有名BTOメーカーの分割払い制度
国内の大手BTOメーカーの分割払い制度を調べてみると、だいたい以下のようになっています。
- ドスパラ:最大60回が選択可能、48回までの分割で手数料無料(JACCSショッピングローン)
- パソコン工房::最大60回が選択可能、48回までの分割で手数料無料(JACCSショッピングローン)
- ツクモ:最大60回(実質年率9.87%)
- マウスコンピュータ:最大60回が選択可能、36回までの分割で手数料無料(JACCSショッピングローン)
- フロンティア:最大60回が選択可能、残価設定ローンも選択可能(JACCSショッピングローン)
どのBTOメーカーもJACCSの利用が可能で、手数料無料が設定されているのはドスパラ、パソコン工房、マウスの3社ですね。48回まで手数料が無料なのはドスパラとパソコン工房の2社です。
20万円を超えるような高額モデルを分割で購入するのなら、この2社がお得かもしれません。
審査は通りやすいかご利用は計画的に
月並みな言い方ですが、分割払いの使用は計画的に行いましょう。ゲーミングPCは3~5年で価値が急減するため、もし本体を売却して残金を清算しようとなったときに、資金が不足する可能性があります。
個人的にはせいぜい36回程度までで抑えたほうが無難だと思いますね。ぜひ検討してみてください。