ゲーミングPCの「型落ち新品」は本当に狙い目なのか
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家電やスマホの購入では、1~2世代前の商品、つまり「型落ち品」を狙うことでコスパが良くなることがあります。
ゲーミングPCでも同じようなアドバイスを見かけることがありますよね。しかし、CPUやグラボは型落ちになってもそれほど値崩れしません。
果たして本当にゲーミングPCの「型落ち新品」狙いは有効なのでしょうか。
ゲーミングPCで「型落ち新品狙い」は微妙
結論から言うと、ゲーミングPCに限っては「型落ち新品狙い」は、それほどお得にはならないと思います。
冒頭でも述べたように、近年は主要パーツであるCPUとグラボの値崩れが以前よりも小さいです。世代交代による値崩れよりも、為替相場や半導体不足、暗号資産マイニングの影響による価格変動のほうが大きいですね。
なので、世代交代のタイミングで型落ち新品を狙うよりも、単純にパーツの相場が下がってきた時を狙って最新世代を買うほうがお得かもしれません。
そもそも、BTOメーカーでは決算時のセール以外などで型落ち新品を安売りすることが無くなってきています。世代交代直前のタイミングならば多少安くなりますが、その時点では「型落ち」ではないので、結局は普通の新品を安く買うだけなんですね。
なので、型落ち新品を探す労力よりも、単純にセール時まで待って欲しいモデルを買う労力のほうが小さいことが大半です。
唯一の例外「アウトレット」
とはいえ、型落ち新品狙いがすべて無駄というわけではありません。例外として、BTOメーカー各社が提供している「限定アウトレット」などを狙うという方法があります。
限定アウトレットは、「注文、組み立て後にキャンセルされたPC」「生産過程でキズがついたPC」などを、通常よりも安く提供するものです。
例えばドスパラのアウトレットページを見ると、
- キャンセル未使用品
- 訳アリ新品
- 貸出戻品
- リファービッシュ品
などがアウトレットとして定義されています。貸出戻品とリファービッシュは中古扱いだと思いますが、そのほかは紛れもない新品です。
2023年5月初旬時点で在庫状況をチェックしてみると、78品のアウトレットPCがラインナップされていました。ゲーミングPCとして使えるものとしては、「GALLERIA RM5C-R36T」がありますね。
GALLERIA RM5C-R36T
OS:Windows 11 Home 64bit
Office:Microsoft Office Personal 2021 (Word/Excel/Outlook)
CPU:Core i5 13400F (10コア/2.50GHz-4.60GHz)
メモリ:16GB
SSD:500GB NVMe SSD
グラボ:RTX 3060 Ti 8GB
電源:650W 静音電源 (80PLUS BRONZE)
1年間 持込修理保証
同様のスペックを持つゲーミングPCは約20万円なので、2.5万円ほどは安く購入できることになります。結構お得ですよね。しかも型落ちではなくしっかり最新世代の構成です。
グラボこそ3000番台ですが、3060Tiはミドルレンジの最上位層なので性能的には全く問題ありません。この構成で10万円台は破格に近いと思います。
ドスパラ以外にもアウトレットを展開しているBTOメーカーはたくさんあるので、各社のアウトレットページをチェックするほうが型落ち新品を探すより楽でしょうね。
各社のアウトレットページ
ドスパラ:https://www.dospara.co.jp/SBR168
パソコン工房:https://www.pc-koubou.jp/category/042203.html
フロンティア:https://www.frontier-direct.jp/direct/e/ej-soku/
店舗が近いなら店頭にも足を運ぶべし
実はアウトレット商品は、各店舗で在庫が異なるので、店舗限定の商品を見つける楽しみもあります。
在庫状況は日によって変わるので、店舗が近い方は外出のついでに店頭をのぞいてみてください。必ずと言ってよいほど、店舗限定のアウトレット商品があります。
私の経験から言うと、店舗限定のアウトレットには「当たり」が多いので、足を運ぶ価値はあると思いますよ。