マルチモニター環境でメーカーとサイズはそろえるべき?
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マルチモニター環境には、ゲームや作業の効率を高めてくれる効果があります。
ネット上の口コミなどを見ると「メーカーやサイズは揃えるべき」という方と、「神経質にならなくてよい(適当で良い)」という方がいるようですね。
今回は、マルチモニター環境におけるモニターの「メーカー」と「サイズ」について個人の意見を述べてみたいと思います。
それぞれの言い分を分析すると
まず、「メーカーとサイズを揃えるべき派」と「揃えなくて良い派」それぞれの意見をまとめてみましょう。
メーカーとサイズを揃えるべき派
- モニターはメーカーによって発色や明るさが異なるので、違うメーカー同士でマルチモニターを構築すると違和感が出る
- サイズもメーカーごとに0.1インチレベルの差があり、同じ24インチでも若干の違いがあるので揃えるべき
- サイズを揃えないと目線移動の際に高さが合わないので疲れる
「揃えるべき派」の意見を集約すると「メーカーごとの仕様の違いが違和感につながる」ということになりそうですね。
確かにこれは一理あって、モニターは大まかな規格さえ合っていれば、細部の仕様はメーカーが自由に設定しています。
よく、家電量販店のモニター売り場で現物を展示しているのですが、展示品の時点でメーカー間の差がはっきりわかるくらいですからね。
メーカーAは「全体的に白みがかっている」、メーカーBは「黒と赤が強く見える」などなど。こうした違いは、マルチモニター環境で人間の体の負担になることもあるわけです。
長時間モニターを眺めることが多いPCゲーマーならば、サイズや色味の違いなどに敏感になるのは当然かもしれません。
揃えなくて良い派
- メインモニター+サブモニターという構成がほとんどなので、それぞれの役割が違うため、仕様が異なっても問題はない
- そもそもPCゲームはメインの大画面モニターでプレイして、サブモニターはブラウジングなどなのでサイズや色が異なっても大丈夫
- 大事なのはサイズや色よりも「文字サイズ」であって、これを揃えられるならばインチサイズは大きな問題ではない
こちらも一理あります。というよりも、私はこちらの意見に近いですね。
「ゲーム」という用途に限定すれば、メインモニターとサブモニターは役割が異なるのが当然で、2つのモニターにまたがってゲームを表示させる方はほとんどいません。
なので、メインモニターには27~32インチサイズを、サブモニターには24~27インチサイズを用意するという選択肢は、実は自然なのです。
また、発色の違いについても同じ用途で使うわけではないのでそろえる必要がありません。インチサイズの違いによる目線の高さについては、モニターアームや台座の追加などで調整できます。
ただし「文字サイズ」が著しく異なると、作業効率が非常に落ちるだけでなく疲労感の原因にもなります。私の場合は、32インチのWQHDモニターと24インチのHDモニターで可能な限り文字サイズを近づけていますね。
この設定ができていれば、目線を移動させてもそれほど違和感がありません。
好みの問題だが無理に合わせる必要はない
ということで、個人的な結論は「メーカーやサイズは同一であればベストかもしれないが、ゲーム用途ならば神経質にならなくて良い」です。
マルチモニター環境でメーカー・サイズを揃えることにこだわるのは、クリエイターやトレーダーなどシビアな業務に携わる方が多いようですね。
これらはゲーム用途とは違い「どのモニターであっても同一の見え方である」ことが重視されるので、当然と言えば当然です。
しかし上でも述べたようにゲーム用途は「ゲームプレイ用のモニター」と「リサーチや軽作業に使うモニター」といった具合に、個々のモニターに別の役割を持たせる方法が一般的です。
なので、メーカーやサイズにはそこまでこだわる必要がないと思います。私もかれこれ10年以上マルチモニター環境ですが、ゲーム用途でメーカー・サイズの違いを意識したことはほとんどありません。
メイン(プレイ用)には少し良いモニターを買い、サブ(作業用)には少し安いモニターを使う、ただこれだけで十分満足できていますね。参考にしてみてください。