「ラグ」が発生する意外な原因
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ラグはエイムやキャラ移動の精度を下げてしまうため、PCゲーマーの大敵ですよね。一般的にラグはネットワークが原因とされていますが、すべてがそうとは限りません。
しかしネットワーク以外を原因とするラグは、なかなか解消が難しいもの。そこで私が過去に体験したラグの原因を紹介していきます。
電源の容量不足
電源容量が不足した状態で激しい描写が始まると、まるでラグが発生したかのようにカクつきやフレームのコマ落ちが頻発します。
私が体験したときは、新しくGPUを追加したときでしたね。それまではオンボードグラフィックでプレイしていたのですが物足りなくなり、ロープロファイル版のGPUを購入しました。
しかし複数人で行うクエストでスキルのエフェクトが重なった瞬間に画面がガクガクしだして、オブジェクトの描画も崩れ始めます。
はじめはネットワークが混雑しているのかと思いましたが、Pingを計測しても回線速度を計測しても異常はなし。
散々調べた挙げ句、「もしかして電源容量が足りていないのでは…?」と思いつき、PCの電源容量を調べると、なんと「180W」だったのです。
当時の私が使っていたPCは、いわゆるビジネス用のデスクトップでしたので電源も独自サイズのスリムタイプ。そもそもGPUの使用に耐えられるものではありませんでした。
KP41病
Windows8時代からWindowsの持病とも言われている「Kernel-Power41(通称KP41)」という不具合があります。
KP41は固定の不具合を表すものではなく、「なんの前触れもない急なフリーズ」や「急なシャットダウン」「PC全体が重い」「ブルースクリーン」などさまざまな症状を引き起こします。
こうした症状が起こった後にイベントビューアーを確認すると「イベントID:KP41」が出力されていることから、KP41病と呼ばれるようになりました。
KP41は主に電源関連の設定不良から発生すると言われていますが、私の場合はCPUとマザーボード、さらに特定のアプリとの組み合わせで発生しましたね。
ちなみにゲームプレイ中は「数十秒のラグが発生→PCごとフリーズ」というパターンに陥り、PCの電源ボタンを長押しする以外の解決方法がありませんでした。
2ヶ月ほどかけて原因を追求し、GPUを別のモデルに変えたところピタッと収まり、それ以降は発生しませんでした。
USBスロットの故障
こちらはKP41の派生とも言えるのですが、USBスロット部分が故障しているとラグやフリーズの原因になることがあります。
USBとの通信がうまくいかずにPC全体の挙動が不安定になり、その結果としてラグが引き起こされるようです。
一般的にハードウェア由来のラグはストレージやメモリが多いのですが、USBにはなかなかチェックしませんよね。
電源、ストレージ、メモリ、マザーボードなどが問題ない場合は、USBをすべて外してゲームをプレイしてみてください。
ネットワーク以外のラグは発見が難しい
このようにネットワーク以外の原因で起こるラグは、ハードウェアやOSの設定確認など、結構なスキルと知識が無ければ発見できません。
もしBTOパソコンを購入して間もない時期にラグが頻発するようならば、メーカーに問い合わせてチェックしてもらうのが良いでしょうね。
実際に私もBTOメーカーのサポート担当者にマンツーマンで過去の不具合報告を調べてもらったりしましたので。
このときほど、サポート付きのPCを購入してよかったと感じたことはありませんでした。自作やBTOの知識があったとしても、サポートが受けられる体制は確保しておくべきです。