キーボードの接続端子はPS/2とUSBでどう違うのか
投稿日:
※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
キーボードには2種類のインターフェイスがあります。PS/2接続とUSB接続です。どちらか確認せずにキーボードを購入すると困ることになるかもしれません。この記事ではキーボードのPS/2とUSBの違いについて解説します。
PS/2キーボード
まずはPS/2キーボードの特徴を紹介します。
同士押しの制約がない
PS/2キーボード最大のメリットは全キー同時押しが可能なことです。PS/2端子の仕様上制約がなく、Nキーロールオーバーが可能です。そのため以前はFPSゲーマーが好んでPS/2キーボードを使っていました。
過去形なのには理由があり、今はもう一部のUSBキーボードはNキーロールオーバーに対応しているのです。
PS/2端子が必要
ただ、PS/2端子って消えかけています。最近のゲーミングPCを見ているとPS/2端子がひとつもないなんてことがあります。そうするとPS/2からUSBへの変換器を使わなければなりません。
パソコン起動中に接続できない
私がPS/2キーボードを嫌う一番の理由がこれです。間違えてPS/2キーボードを接続せずにパソコンを起動してしまった場合、あとから接続しても認識してくれません。わざわざ再起動しなくてはいけません。
起動中にPS/2キーボードを抜いてしまった場合も同様で、接続してから再起動しないと使えません。「そんな場面ある?」と思うかもしれませんが、私は複数のキーボードと複数のパソコンを使い分けることがあり、PS/2キーボードを接続し忘れたときは「あぁ!!!」とイライラします。
キーボードの種類が少ない
パソコンを購入して無料で付属してくるキーボードはPS/2だったりします。でも普通に販売されているキーボードってもうほとんどがUSBです。
USBキーボード
USBキーボードはメリットだらけです。
Nキーロールオーバーに対応した製品も
USBの仕様では6キーまでしか同時押しができません。しかし現在販売されているゲーミングキーボードの多くはUSB接続なのにNキーロールオーバーです。6キーまでしか同時押しできない仕様を上手く回避しているみたいです(複数のキーボードと認識させたりしています)。
試しに私が使っているRealForceのUSBキーボードが7キー以上同時押し可能か確認してみたら、しっかり認識してくれました。
いつでも抜き差しできる
USBキーボードはパソコン起動中に接続しても認識してくれます。キーボードを交換したとしても大丈夫です。地味ですが大切なメリットです。
それにパソコンにはUSB端子が豊富に備わっています。デスクトップゲーミングPCなら最低でも6個以上あります。だからUSBキーボードを購入しておけば、端子がなくて困ることはまずありません。
ゲーミングキーボードはUSB接続が主流
最も人気のあるキーボード「RealForce」のゲーミングモデルを確認してみたところ、2019年6月現在、34製品すべてがUSBでした。PS/2はひとつもありませんでした。
だからもうわざわざPS/2キーボードを選ぶ理由ってないと思います。もしかしたら私が知らないメリットがあるのかもしれませんけど、USBキーボードばかりの市場を見る限り、USBキーボードで十分だと判断できます。
結論!今ならUSBキーボードがおすすめ
このように違いを比較してみると、今はUSBキーボードのほうが優れています。選択肢も多いですし、これからキーボードを買うならUSBコネクタのタイプをおすすめします。