Ryzen 5 3600 ベンチマーク!Ryzen 5 2600との比較も
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Ryzen3000シリーズが発売され、Ryzen2000シリーズからの進化に世界中が驚かされました。スペックだけ見るとINTEL Core iシリーズを圧倒しています。
そんなRyzen3000シリーズの中で定番の格安CPU「Ryzen 5 3600」を搭載したパソコンをレビューする機会があったのでベンチマークスコアを計測してみました。旧モデルのRyzen 5 2600とも比較してみます。
Ryzen 5 3600のスペック
まずはRyzen 5 3600の基本スペックを確認しましょう。
コア数 | 6 |
スレッド数 | 12 |
定格動作周波数 | 3.60 GHz |
最大動作周波数 | 4.20 GHz |
L3キャッシュ | 16 MB |
TDP | 65 W |
「Ryzen 5 2600」と比較すると、コア数、スレッド数、L3キャッシュ、TDPは同じです。違いは動作周波数です。Ryzen 5 2600は定格3.4Ghz、最大3.9Ghzです。Ryzen 5 3600が定格3.6GHz、最大4.2GHzなので純粋な性能アップを果たしています。
Ryzen 5 3600のベンチマークスコア
次に各種CPU用ベンチマークソフトで計測したスコアをご紹介します。ベンチマーク環境は以下のとおりです。
OS | CPU |
---|---|
Windows 10 Home 64bit | Ryzen 5 3600 |
メモリ | グラフィックボード |
8GB PC4-21300 | GeForce GTX1660Ti 6GB |
ストレージ | チップセット |
240GB SSD + 1TB HDD | B350 |
ドスパラのGTX1660Ti 6GB搭載ゲーミングPC「ガレリア RT5」を使用しました。Ryzen 5 2600のベンチマークを計測したゲーミングPCはGTX1060 6GB搭載デスクトップで、メモリやチップセットは共通しています。
CINEBENCH R15
シングルコア | マルチスレッド |
---|---|
196 cb | 1490 cb |
Ryzen 5 3600のほうがRyzen 5 2600より、シングルコアは23.2%、マルチスレッドは21.1%高いスコアです。スレッド数が同じなのにここまで高性能になるCPUは非常に珍しいです。シングルコアの強化が凄まじいです。
CINEBENCH R20
シングルコア | マルチスレッド |
---|---|
483 cb | 3370 cb |
「Core i7-8700」のシングルコアは473 cbです。Core i7-8700を越える性能とは予想外です。なんとRyzen 5 3600のほうが1万円も安いです。
7-Zip
CPU使用率 | 評価 / 使用率 | 評価 |
---|---|---|
1143 % | 3633 MIPS | 41518 MIPS |
総合評価はRyzen 5 3600のほうが37.4%も高いです。
CPU-Z
Single Thread | Multi Thread |
---|---|
512.0 | 4096.8 |
Ryzen 5 2600のベンチマークスコアは431.5 / 3348です。比較されがちなCore i5 9400Fより55.6%高いスコアです。
CrystalMark 2004R7
ALU | FPU |
---|---|
209368 | 129780 |
x264 FHD Benchmark
fps | エンコード時間 |
---|---|
45.76 | 55秒 |
H.264のエンコード性能を計測しました。fpsもエンコード時間もCore i7-8700Kと同等です。恐ろしいCPUですね・・・。
3DMARK FireStrike
Physics Score | 19377 |
---|
3DMARK TimeSpy
CPU Score | 6741 |
---|
シングルコアの性能が向上したことにより、ゲーミングPCに適した存在になりました。Ryzen2000シリーズはゲームに不向きなんて評価をされていましたが、Ryzen3000シリーズなら大丈夫です。