Core i9-9900K ベンチマーク!Core i7-8700Kとの比較も
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ついこの間INTEL第8世代CPUが発売されたと思ったら、もう第9世代ですか。移り変わりが早すぎて付いていくのが大変です・・・。最近BTOパソコンをチェックしているとCore i7-9700KやCore i9-9900K搭載モデルが徐々に増えてきています。
Core i9-9900K搭載ゲーミングPCをレビューする機会があったので、今回はCore i9-9900Kのベンチマークスコアをご紹介します。Core i7-8700Kとの比較もしていきます。
Core i9-9900Kのスペック
まずはCore i9-9900Kの基本スペックを確認しましょう。
コア数 | 8 |
スレッド数 | 16 |
定格動作周波数 | 3.60 GHz |
TB最大動作周波数 | 5.00 GHz |
キャッシュ | 16 MB |
TDP | 95 W |
型番からするとCore i7-9700KがCore i7-8700Kの後継CPUに思えますが、スペックを見るとCore i9-9900Kのほうが後継に相応しいと感じます。
Core i7-8700Kは6コア・12スレッド、定格3.7GHz、最大4.7GHzです。Core i9-9900Kのほうがすべてにおいて高性能です。それなのにTDPは同じ95Wなのは嬉しいです。なお、Core i7-9700Kは8コア・8スレッドなのでなんとも微妙な感じです。
Core i9-9900Kのベンチマークスコア
次に各種CPU用ベンチマークソフトで計測したスコアをご紹介します。ベンチマーク環境は以下のとおりです。
OS | CPU |
---|---|
Windows 10 Home 64bit | Core i9-9900K |
メモリ | グラフィックボード |
16GB PC4-21300 | GeForce RTX2080Ti 11GB |
ストレージ | 電源ユニット |
500GB NVMe M.2 SSD + 3TB HDD | 750W 80PLUS PLATINUM |
先程レビュー記事をアップした「ガレリア ZZ 9900K」です。ガレリア ZZはCore i7-8700K搭載モデルもあるので比較するのにちょうどいいです。
CINEBENCH R15
シングルコア | マルチコア |
---|---|
216 cb | 2015 cb |
おー、2000突破はなかなか凄いです。スレッド数の増加がいい感じです。Core i7-8700Kはシングルが201 cb、マルチが1418 cbです。シングルも伸びていますね。
7-Zip
CPU使用率 | 評価 / 使用率 | 評価 |
---|---|---|
1514 % | 3454 MIPS | 52293 MIPS |
7-Zipは7z形式への圧縮・解凍をするためのソフトウェアです。圧縮・解凍の速度を計測するベンチマーク機能が内蔵されています。Core i7-8700Kは39121 MIPSだったため、Core i9-9900Kのほうが約34%高性能です。
CPU-Z
Single Thread | Multi Thread |
---|---|
561.6 | 5175.6 |
やはりマルチスレッドだけでなくシングルスレッドの性能も伸びています。例えば4スレッドだけ使うような用途でも、よりサクサクになってくれます。ここまでの結果を見ると、マルチスレッドの性能はCore i9-7900Xに近いようです。
CrystalMark 2004R7
ALU | FPU |
---|---|
273032 | 231812 |
整数演算速度の「ALU」と浮動小数点演算速度の「FPU」がCPUの項目です。同じ8コア・16スレッドのCore i7-7820Xは、ALUが226532、FPUが193448でした。
x264 FHD Benchmark
fps | エンコード時間 |
---|---|
60.07 | 42秒 |
Core i9-9900Kがエンコードに向いているか確認しました。Core i7-8700Kが46.33 fps、Core i7-7820Xが46.82 fps、Core i9-7980XEが83.37 fpsです。
さすがに36スレッドのCore i9-7980XEには勝てないものの、Core i9-9900Kが高性能なことはよくわかりました。ハイスペックなゲーミングPCやクリエイター向けPCのスタンダードになっていくはずです。