おすすめのゲーム用グラフィックボードと選び方
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ゲーミングPCの定義は曖昧です。私は「ゲーム用グラフィックボードが搭載されているパソコン」のことだと思っています(実際にはグラフィックボードが非搭載のパソコンもゲーミングPCとして販売されていることがあります)。
ゲームをサクサク動かせるかどうかはグラフィックボードの性能にかかっていると言っても過言ではありません。逆にグラフィックボードが搭載されていないと3Dオンラインゲームを快適に遊ぶのはほぼ不可能です。
ではグラフィックボードにはどんなものがあるのか、どのようなグラフィックボードを選べば良いのか等を詳しく解説していきます。
いきなり結論!おすすめのグラフィックボード
かなり長文になってしまったので、最初におすすめのグラフィックボードをご紹介します。今だとRTX20シリーズが最新で、GTX10シリーズよりも性能だけでなくコスパも急激に良くなったので、今買うならRTX20シリーズがおすすめです。
安く済ませたいならGTX1060搭載ゲーミングPCがいいですね。GTX1060 3GB搭載デスクトップなら10万円ちょっとで購入できますし、ほとんどのゲームで60fps以上出せる性能を持っています。
最新ゲームを高画質でプレイしたいならRTX2070搭載ゲーミングPCのほうがおすすめです。GTX1060とRTX2070は2倍近い性能差があるので、コスパで選ぶならRTX2070が一番良いと思っています。
でもRTX2070だと一部の重いゲームで144fps出すのが困難です。「最新FPSを高画質にして144fps以上出したい!」と思うFPSゲーマーにはRTX2080搭載ゲーミングPCがおすすめです。現状RTX2080でサクサク動かないゲームは存在しません。
さらに上位のRTX2080Ti搭載ゲーミングPCもあるのですが、現在あまりにも高額なのでおすすめできる状況にはありません。もちろんハイエンドなゲーミングPCが欲しかったり、5年以上余裕で使えるゲーミングPCが欲しかったりするならRTX2080Tiでもいいと思います。
ノートならGTX1060搭載ゲーミングノートPCがおすすめです。ゲーミングノートPCに搭載されるGTX1060 6GBとデスクトップ用のGTX1060 3GBが大体同じ性能です。ノートなら60fps出せればいいですから格安の部類に入るGTX1060が最適です。
ここから下の文章はこの結論にどうして行き着いたか、グラフィックボードにはどんな種類があるのか、グラフィックボードの性能比較等の解説です。
グラフィックボートとは?必要性と役割
オンボードとグラフィックボードの違い
グラフィックボードはPC内部の処理結果をディスプレイに表示するためのグラフィック機能という役割を担っています。動画、画像、3D等を専門で処理しています。
マザーボードやCPUにもグラフィックス機能があります。そのためグラフィックボードがなかったとしても映像をディスプレイに表示できます。ただし、その性能は桁違いです。
マザーボードやCPUのグラフィックス機能は「オンボード」と呼ぶことがあります。性能が低いため、高解像度な映像やマルチディスプレイ、3Dゲーム等には向いていません。
そのためグラフィックスに関する高度な処理を実現するためにはグラフィックボードは必要になります。なお、グラフィックボードはグラフィックカード、ビデオカード、VGA等、様々な呼び方があります。
ゲーム以外での用途もあります
グラフィックボードはゲーム用のイメージが強いですよね。実際にグラフィックボード市場の大半はゲーム用です。しかしそれ以外にも多画面出力用、クリエイター向け、ビジネス用などいくつかの種類があります。
ただ、ゲーム用グラフィックボードは汎用性が高く、どのような用途にもある程度対応してくれます。余程専門的な使い方を求めないかぎりはゲーム用グラフィックボードで充分です。
グラフィックボードの種類
グラフィックボードの選び方で苦労する理由の一つに「グラフィックボード種類がたくさんあり過ぎる」ことがあげられます。
- メーカー
- シリーズ
- 世代
- 型番
- リファレンスかオリジナルか
- ビデオメモリ量
- サイズ
- スロット
- インターフェイス
- ファンの有無
- 空冷か水冷か
徹底的に選ぼうとすると、ここまでで細かく考えなければなりません。けれどもBTOゲーミングPCにおいてはせいぜい世代と型番を選ぶだけで問題ありません。そういう意味でもやはりBTOパソコンは初心者にとても優しい存在です。
NVIDIA GeForceとAMD Radeonの違い
グラフィックボードの2大製造メーカーがNVIDIAとAMDです。どちらの企業もグラフィックボードの心臓部であるチップセットを設計、製造しています。
GeForceはNVIDIAが製造しているゲーム用グラフィックボードのシリーズで、世界No.1シェアを獲得しています。BTOゲーミングPCでもほとんどのデスクトップとノートパソコンがGeForceシリーズを搭載しています。
対抗馬がAMDのRadeonシリーズです。ゲーム用としてのコスパはGeForceシリーズとそこまで変わりません。ただしOpenGLでの性能に歴然とした差があります。
多くのゲームはDirectXで動作しています。しかし一部OpenGLで動作しているものもあります。また、クリエイター向けソフトウェアのほとんどはOpenGLで動作しています。
GeForceシリーズはOpenGLの性能にリミッターがかかっているという噂があります。私も検証したことがあるのですが、確かにOpenGLでだけ思ったよりも性能が低く、「変な挙動だな」と感じました。
一方、RadeonシリーズにはOpenGLにリミッターがかかっていないため、GeForceに比べて圧倒的に高性能です。もちろん前述の通り、99%のゲームはDirectXで動作しているため気にする必要はないのですが、もしもOpenGLのゲームをやるならRadeonシリーズのほうがおすすめです。
とは言ってみたものの、BTOゲーミングPCにおいてはGeForceシリーズが最強です。なぜなら選択肢が多いからです。Radeonシリーズを搭載したゲーミングPCを販売しているBTOメーカーってほとんどありません。
ドスパラくらいでしょうか。しかしそのドスパラですら本当に極少数しかRadeon搭載ゲーミングPCは用意していません。つまりRadeonにこだわりたい人以外にはGeForce搭載BTOゲーミングPCのほうがおすすめです。
GeForceとQuadroの違い
NVIDIAはGeForce以外にもグラフィックボードのシリーズを製造・販売しています。代表的なのがQuadroシリーズです。QuadroシリーズはGeForceと対象的に、DirectXが苦手でOpenGLを得意としています。
つまりQuadroシリーズはゲームには向いていませんが、クリエイター向けソフトウェアに最適です。たまにQuadroシリーズをゲーム用として買おうとしている人がいますが、さすがにやめておいたほうがいいです。
GeForceシリーズの型番の見方
GeForceシリーズには世代と型番があります。基本的にはこの世代と型番でグラフィックボードを選びます。例えば以下の4種類のグラフィックボードを比較してみましょう。
- GeForce GTX 980
- GeForce GTX 980 Ti
- GeForce GTX 980 M
- GeForce 840 M
[シリーズ名] [等級] [世代とクラス] [種類]
という見方です。GeForceがシリーズ名、GTXが等級、900や800が世代、40~90がクラス、TiやMが種類です。
現在、等級は無印かGTXかの2つしかないと思います。以前はGやGTもありました。世代は700、800、900、1000のように数字が増えるほど新しい世代です。
10の位がクラス、つまり性能を表しています。GeForce GTXだと50~90まであります(50~80までの世代もあります)。クラスも大きい数値ほど高性能になります。
GeForce GTX 970よりGeForce GTX 980が高性能なのは当然です。そしてGeForce GTX 780よりGeForce GTX 980のほうがやはり高性能です。さらにGeForce GTX 780よりGeForce GTX 970のほうがやや高性能です。
つまりクラスより世代をまずは重視すべきです。新しい世代の方が高性能なだけでなく、コスパも良くなります。価格以外で古い世代を選ぶメリットはないと思います。
最後にTiやMは種類を表しています。GeForce GTX 980 TiはGeForce GTX 980の強化版です。Tiが付いているグラフィックボードはハイスペックでコスパが良いため人気があります。最近は80番代と50番代のTi版が出る傾向があります。
Mはモバイルの意味です。GTX900シリーズまでは「GTX960M」のようにゲーミングノートPC用のグラフィックボードが存在していました。しかしGTX10シリーズ以降はデスクトップ用もノート用も「GTX1060」のように型番が一緒になってしまいました。
リファレンスとオリジナルの違い
あなたがGeForce RTX 2080を選んだとしましょう。しかしまだ終わりではありません。GeForce RTX 2080を様々なメーカーが製造・販売しています。
主に以下のメーカーが参入しています。
- ELSA
- GIGABYTE
- MSI
- ZOTAC
- Palit
- 玄人志向
- SAPPHIRE
コアな部分の設計はNVIDIAがしています。その設計通りに製造したグラフィックボードをリファレンスモデル(GTX10シリーズ以降はFounders Edition)と呼びます。リファレンスのメリットは信頼性と安定性です。しかし性能にほとんど違いはありません。
オリジナルはオーバークロックしたり、ファンレスにしたり、オリジナルクーラーにしたりと様々なカスタマイズを加えたグラフィックボードです。ベースは一緒ですが、見た目もサイズも性能もまったく異なります。
例えばGeForce RTX 2070 OC(OCはオーバークロック)がGeForce RTX 2080と同等の性能になったりします。ただ、当たり外れが多く、どうしても信頼性が低くなります。
どちらがいいかは賛否両論です。特別こだわらないならリファレンスモデルでいいと思います。私はもう最近はリファレンスモデルばかりを選ぶようになっています。
ちなみにBTOゲーミングPCに搭載されているグラフィックボードのほとんどがリファレンスモデルです。オリジナルのオーバークロック版は滅多に見かけません。
グラフィックボードの性能を比較
グラフィックボードの世代や型番の見方がわかったところで、今度は性能を比較していきましょう。でもグラフィックボードのスペックには色々な要素があります。
グラフィックボードの性能の見方
- DirectXサポート
- CUDAコア数
- 演算ユニット数
- ベースクロック
- ブーストクロック
- L2キャッシュ容量
- メモリタイプ
- メモリインターフェイス
- メモリクロック
- メモリバス帯域幅
- メモリ容量
- TDP
- インターフェイス
たくさんありすぎて訳がわからないと思います。ゲームにおいてはDirectXサポート、ベースクロック、ブーストクロック、メモリ容量、インターフェイス辺りを気にするのがいいでしょう。
古いグラフィックボードだと最新のDirectXをサポートしていなくてゲームが動かない可能性があります。ベースクロックとブーストクロックはインテルCPUの定格動作周波数とターボブーストと似ています。
普段はベースクロックで動作するけれど、負荷がかかった時には最大でブーストクロックまで性能を引き上げてくれます。
グラフィックボードのメモリはビデオメモリと呼ばれています。多いほど嬉しいですが、そこまで気にする必要はありません。ゲーム推奨スペックでグラフィックボードのビデオメモリ量をまずは確認しましょう。それさえ越えていれば大きな違いはありません。
BTOゲーミングノートPCに搭載されているグラフィックボードを見ていると、同じGeForce GTX 970 Mなのにビデオメモリが3GBのものと6GBのものがあります。
ベンチマークスコアを計測してみると性能差はほとんど感じません。多画面出力したり、4K解像度でゲームをしたりする場合には多くのビデオメモリを必要とするので、用途に応じて選びましょう。
ゲーム以外だとCudaコア数が重要になるケースがあります。CudaとはNVIDIAのGPGPUです。GPGPUとはグラフィックボードの演算を映像以外に活用する技術のことです。
パスワード解析ソフトやエンコード等、本来CPUをフル活用する場面でGPGPUを使うと、数倍もの処理速度を実現できます。そのため動画編集をする人はCudaコア数の多いグラフィックボードを選ぶことをおすすめします。
ゲーム用ベンチマークソフトの代表格「3DMARK」
ゲーム用グラフィックボードのスペックを見てもなかなか性能は理解できません。「ゲームがどれくらいサクサクになるの?」「わかりやすくパワーの数値を比較したい」とシンプルな比較を求めるのが普通です。
そこで活躍するのがベンチマークソフトです。特にゲーム用ベンチマークでは必ず使われるのが3DMARKです。私もゲーミングPCのレビューでは3DMARKを毎回使っています。
3DMARKはグラフィックボード(正確にはゲーミングPC)の性能を明確に数値化してくれます。信頼性が高いため世界中で使われています。グラフィックボードの性能を比較するのに最適なソフトです。
ざっくりではありますが、これまでレビューしたゲーミングPCに搭載されているグラフィックボードの3DMARK FireStrikeのベンチマークスコアを以下に掲載してみます(平均化しています)。
デスクトップ用グラフィックボードのスコア
グラフィックボード | FireStrikeのGraphicsスコア |
---|---|
GeForce RTX2080Ti 11GB | 32233 |
GeForce RTX2080 8GB | 26921 |
GeForce RTX2070 8GB | 23384 |
GeForce RTX2080Ti 11GB | 32233 |
GeForce GTX1080Ti 11GB | 28404 |
GeForce GTX1080 8GB | 22007 |
GeForce GTX1070Ti 8GB | 19382 |
GeForce GTX1070 8GB | 18660 |
GeForce GTX1060 6GB | 12636 |
GeForce GTX1060 3GB | 11998 |
GeForce GTX1050Ti 4GB | 7618 |
GeForce GTX1050 2GB | 6827 |
ノート用グラフィックボードのスコア
グラフィックボード | FireStrikeのGraphicsスコア |
---|---|
GeForce GTX1080 8GB | 20826 |
GeForce GTX1070 8GB | 17189 |
GeForce GTX1060 6GB | 11591 |
GeForce GTX1050Ti 4GB | 7800 |
GeForce GTX980M 8GB | 9832 |
GeForce GTX970M 6GB | 7467 |
GeForce GTX965M 2GB | 6104 |
GeForce GTX960M 2GB | 4474 |
BTOゲーミングPCのグラフィックボードの選び方
各種グラフィックボードの性能を比較したわけですが、どのゲームでどれくらいサクサクなのかはまだわかりません。そこでBTOゲーミングPCを買うためにグラフィックボードの選び方を解説していきます。
各種ゲームのベンチマークソフトを活用しよう
きっとあなたは特定のゲームを遊ぶためにゲーミングPCを買うはずです。それならまずはそのゲーム専用のベンチマークソフトがあるか確認してください。
主なゲーム用ベンチマークソフトは以下のページにまとめました。
これら以外にもゲーム専用のベンチマークソフトはいくつもあります。グラフィックボード選びで何よりも確実な情報源となるはずです。どの設定でどれくらい快適なのかがすぐにわかります。
もしもベンチマークソフトがない場合はフレームレートを掲載しているサイトを探してみましょう。ゲームPCバンクでもグラフィックボード別のフレームレートを計測し、掲載しています。
ゲーム推奨スペックを参考にしよう
ベンチマークスコアもフレームレートの情報も見つからない時はゲーム推奨スペックを探しましょう。ゲーム公式サイトやsteamのページに大抵ゲーム推奨スペックが掲載されています。
ゲーム推奨スペックとは「これくらいのスペックのゲーミングPCなら快適にプレイできる」とゲーム開発会社が公式に発表しているデータです。
グラフィックボードだけでなくCPU、メモリ、OSの情報もあります。ただ、推奨スペックぴったりだとまだ重いことがあるので、1ランクか2ランク上のグラフィックボードを選ぶのがおすすめです。息の長いゲームは徐々に重くなりますしね。
60Hzか144Hzか
どれくらいサクサクにしたいかを語る上でリフレッシュレートとフレームレートの話は避けて通れません。リフレッシュレートとは液晶モニターが1秒間に何回描画するかを表す数値です。
60Hzなら1秒間に60回、144Hzなら144回です。後者のほうがずっとヌルヌルです。最近のゲーミングモニターは144Hz対応のものが多く、FPSゲーマーに好まれています。
もう1つ考えるのがゲームのフレームレート制限です。60fps制限がかかっているゲームって意外と多いです。他にも100fps制限、200fps制限等ゲームによって異なります。制限がまったくないゲームもあります。
もしも60Hz液晶モニターを使っていて60fps制限のゲームをやるなら、100fps以上を出す必要がありません。144Hz液晶モニターを使っていてフレームレートの制限が緩いなら144fps出したほうが楽しめます。
つまり60Hz液晶モニターを使っているなら、60fps出るグラフィックボードで充分ということです。わざわざ100fpsや200fpsも出すためにハイスペックグラフィックボードを選ぶのは無駄です。
一方、144fps以上出したいならそれだけ高性能なグラフィックボードを選びましょう。どれだけサクサクにしたいか、と同時に、液晶モニターやゲームの仕様上サクサクに限度があるか調べることも大切です。
1枚挿しか2枚挿しか
とんでもなく重いゲームで144fps以上出したかったり、4K解像度でサクサクプレイしたかったりする場合、グラフィックボード1枚では性能が足りないことがあります。
そんな時の選択肢としてグラフィックボードを2枚挿す方法があります。グラフィックボードを複数枚挿す技術をNVIDIAではSLI、AMDではCROSSFIREと呼びます。
SLIやCROSSFIREに対応したマザーボードなら2枚ところか3枚、4枚と追加でき、凄まじいパワーを発揮してくれます。もしもハイエンドが求められるなら最高性能のグラフィックボードの2枚挿しを検討しましょう。
ちなみにミドルスペックのグラフィックボードを2枚挿すのはおすすめしません。例えばGeForce GTX960を2枚挿すとGeForce GTX980と同等の性能になります。
しかし2枚挿すと電源ユニットの容量が多く必要になりますし、熱の問題も考慮しなければなりません。また、相性の問題もあります。1枚で済むなら1枚にしておいたほうが安全です。ちなみにSLIやCROSSFIREに非対応なゲームもあるので注意が必要です。
グラフィックボードの後付けはおすすめしません
「このグラフィックボードを買うことに決めたけど、お金がないから後付けにしよう」なんてのは本当におすすめしません。いえ、あなたがPCを自作するなら別にいいです。きっと大丈夫でしょう。
けれどもグラフィックボードが搭載されていないBTOパソコンを購入して、後からグラフィックボードを購入して取り付けるのはやめておいたほうがいいです。
なぜならグラフィックボードが搭載されていないBTOパソコンは電源ユニットの容量が少なかったり、拡張スロットが少なかったり、内部のスペースがなかったりと、ゲーミングPCとして使うことを考慮していないからです。
特に問題となるのが電源容量です。以前Twitterで質問されたのですが、300Wのデスクトップに後からGeForce GTX970を搭載しようと計画している人がいました(しかもカスタマイズで電源容量を増やせない)。
電源容量が足りないとグラフィックボードが動作しない可能性があります。例え動作したとしても本来と程遠い性能しか発揮してくれません。BTOゲーミングPCが欲しいなら最初からグラフィックボードが搭載されているものを選んでください。
コスパ抜群!おすすめのグラフィックボード
随分と長くなってしまいました。最後におすすめのグラフィックボードをご紹介します。もちろんゲームや用途、遊び方によって選ぶべきグラフィックボードは変わるので、目安として参考にしてください。
とにかく人気なGeForce GTX1060
BTOゲーミングPCではGeForce GTX1060が圧倒的に人気です。安いですし、ほとんどの有名オンラインゲームで60fps以上出せる性能があります。
売れ筋のおかげでラインナップが非常に豊富です。小型、キューブ型、スリム型、ミニタワー、フルタワーとあらゆるサイズのデスクトップが揃っています。あまり重くないゲームをプレイするならGeForce GTX1060で充分です。
コスパで選ぶならGeForce RTX2070
GeForce GTX1060よりも2倍も高性能なのに、価格はちょっとだけ上乗せという素晴らしいグラフィックボードがGeForce RTX2070です。とにかくコスパ抜群です。グラフィックボード選びで迷っているなら、GeForce RTX2070を選べばいいと思います。
私だけでなく2chのBTOスレや自作スレでもGeForce RTX2070をおすすめする人がとても多く、評判のいいグラフィックボードだとわかります。
重いゲームもサクサクなGeForce RTX2080
最新ゲームを高画質で遊ぶならGeForce RTX2080がおすすめです。GTX1060やGTX1070Tiだとちょっと厳しいゲームが出てきています。特に今後はさらに激重ゲームが出てきますからRTX2080を選んでおいたほうが安心です。
最新ゲームで144fps出したいFPSゲーマーや色々なゲームを最高画質で遊びたい人はRTX2080を選んでおけば間違いありません。
格安なノート用!GeForce GTX1060
ゲーミングノートPCは価格差が非常に大きいです。でも旧世代のGTX960Mだと60fps出ないゲームが多いですし、GTX1080搭載ゲーミングノートPCは高額です。
そこでちょうどいいのがGeForce GTX1060搭載ゲーミングノートPCです。15万円台で買えるのに、デスクトップ用のGTX1060に近い性能を持っているため、ノート用の中では一番コスパが良いグラフィックボードです。