ゲーム用ベンチマークソフトの目安まとめ
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「自分のゲーミングPCでこのオンラインゲームを遊べるのか?」と確認するためのものとしておすすめなのがゲーム用ベンチマークソフトです。推奨スペックもいいですが、「どれくらい快適になるのか」がわかりやすいベンチマークソフトのほうが有益です。
ただ、ベンチマークソフトを用意しているゲームは一部しかありません。それでも自分のパソコンが現状高性能なのかどうか、確かめることはできます。私自身ゲーミングPCのレビューをしていて、性能チェックのためにいくつかのベンチマークソフトを活用しています。
今回は特定のゲームに特化したベンチマークソフトと目安を紹介していきます。
FF14ベンチマークソフト
日本だけでなく世界中で人気のMMORPG、FF14のベンチマークソフトです。FF14は初代、新生エオルゼア、蒼天のイシュガルドと大規模アップデートがある度に、ベンチマークソフトも新しくなっています。
最新は蒼天のイシュガルドで、DirectX11とDirectX9を選択でき、DirectX11のほうが高画質ですが重くなります。グラフィックボードの性能を測るのに信頼性が高く、細かい設定変更も可能です。
しかしながら最高品質と高品質でそこまでベンチマーク差が出にくいことや、1回のスコア計測に時間がかかる弱点もあります。
FF14ベンチマークスコアの目安
スコア | 評価 |
---|---|
7000~ | 非常に快適 |
5000~6999 | とても快適 |
3500~4999 | 快適 |
2500~3499 | やや快適 |
2000~2499 | 普通 |
1500~1999 | 設定変更を推奨 |
1000~1499 | 設定変更が必要 |
1000 未満 | 動作困難 |
GTX960だとDirectX11の最高品質で7000くらいです。ノートだとGTX980Mで6000台です。CPUやメモリの性能にスコアがあまり左右されない傾向があります。
FF15ベンチマークソフト
FF15はシングルゲームですがPC版も販売されます。しかしPCゲーム市場最強に重いと言っても過言ではありません。だからまずはFF15ベンチマークソフトでどれくらいの評価が出るのか確かめましょう。
最強ゲーミングPCでもあまり高いスコアが出ないので、次世代のゲーム用ベンチマークソフトとしても重宝しそうです。
FF15ベンチマークスコアの目安
スコア | 評価 |
---|---|
12000~ | 非常に快適 |
9000~11999 | とても快適 |
6000~8999 | 快適 |
4500~5999 | やや快適 |
3000~4499 | 普通 |
2500~2999 | やや重い |
2000~2499 | 重い |
2000 未満 | 動作困難 |
画質は高品質、標準品質、軽量品質の3種類から選べます。高品質にすると現状のハイエンドゲーミングPCであるGTX1080Ti搭載デスクトップでも「快適」にしかなりません。
「とても快適」「非常に快適」に達するのが非常に困難なため、多くの人は画質を下げてプレイするはずです。ちなみに「快適」でもカクついているので、目指すべきは「とても快適」以上です。
PSO2ベンチマークソフト
PSO2ベンチマークソフトの正式名称は「PSO2キャラクタークリエイト体験版 ver. 2.0」です。画質は5段階変更できます。ハイエンドなゲーミングPCの計測にも向いていて、スコアが素直に伸びます。リアルタイムでフレームレートがわかるのも高評価です。
CPUとメモリの性能によってスコアが変わりやすいのも特徴です。ちなみにゲーミングノートPCで計測する際には注意が必要です。NVIDIAコントロールパネルの設定を最適化しないと、ベンチマークスコアがまったく伸びません。
PSO2ベンチマークスコアの目安
スコア | 評価 |
---|---|
5001以上 | 快適な動作 |
2001以上 | 標準的な動作 |
2000以下 | 動作が重い |
この目安は本当なのでしょうか・・・。もう少しスコアが出ないと常時快適とは言えないと思います。PSO2のために計測するならスコアよりもフレームレートを見ていたほうが参考になります。
ドラクエ10ベンチマークソフト
ドラクエ10ベンチマークは謎の多いソフトです。ミドルスペックゲーミングPCで17000くらいのスコアが出ます。しかしこの17000から急激に伸びなくなって、20000を越えることはまずありません。
GTX980Tiで18000しか出ないのに、GTX970で20000に届いたりします。だから「低スペックだけどドラクエ10が遊べるか確認したい」と考えている方におすすめします。ベンチマークソフトとしての汎用性はまったくありません。
あと全画面の設定でベンチマークソフトを動作させるとフリーズすることがあるので、ウィンドウモードをおすすめします。SLI非対応です。
ドラクエ10ベンチマークスコアの目安
スコア | 評価 |
---|---|
10000以上 | すごく快適 |
7000~9999 | とても快適 |
5000~6999 | 快適 |
3000~4999 | 普通 |
2000~2999 | やや重い |
1000~1999 | 重い |
999以下 | 動作困難 |
GTX960で17000、GTX950で16000弱、GTX960Mで13000くらいです。ミドルスペック以上ならドラクエ10は余裕ですね。
MHFベンチマークソフト
30fpsしか出ない上に、画質も綺麗ではないMHF。ですがベンチマークソフトは意外と優秀です。PSO2ベンチマークソフトと同様にスコアが素直に伸びる傾向があります。エントリーモデルからハイエンドまでしっかり計測できます。
全画面に設定したほうがスコアが伸びることがあるので、特にノートPCの場合は全画面で計測するようにしましょう。スクリーンショットを撮影したいなら、ウィンドウモードで1920×1080に設定してから、Alt + Enterで全画面に切り替えるのがおすすめです。この手順じゃないとウィンドウモードに戻した時に1280×720に強制変更されてしまいます。SLI非対応です。
MHFベンチマークスコアの目安
MHFベンチマークスコアの目安や評価は公開されていません。以前MHF推奨PCをレビューした時は、GTX960でスコアが15022、フレームレートは30fps(上限)でした。もっと低い性能でも30fps出せます。
ドラゴンズドグマオンラインベンチマークソフト
最近人気のドラゴンズドグマオンラインにもベンチマークソフトがあります。でもこれが全然ダメ。ミドルスペック以上の性能が計測できません。
というのも、ドラゴンズドグマオンライン推奨PCの記事を書いた時に、ベンチマークスコアを計測しました。すると最高品質の設定で、GTX960が9796、GTX970が10037、GTX980が9698、GTX980Tiが9801でした。
確かにどのグラフィックボードを使っても58〜60fps出たので、ある意味正しい評価なのかもしれません。ドラクエ10ベンチマークと同じように低スペックPC専用ベンチマークソフトです。
ドラゴンズドグマオンラインベンチマークスコアの目安
スコア | 評価 |
---|---|
7000~ | とても快適 |
3500~6999 | 快適 |
2000~3499 | 普通 |
1000~1999 | 設定変更を推奨 |
1000未満 | 動作困難 |
上記の通りミドルスペック以上のゲーミングPCなら大丈夫です。
当サイトではこれまでレビューしたゲーミングPCのベンチマークスコア比較ランキングを公開しています。