初めての自作PCは何時間かかる?
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先日、友人が「初めてゲーミングPCを自作しようと思うんだけど、どのくらい時間がかかるものか?」と質問してきました。
私は自作PCをたしなむ様になってから20年近くたちますが、厳密に時間を計測したことがなく、「大体半日くらいかな?」と答えました。
しかし、帰宅してから「そういえば正確には何時間かかるのだろう」と気になったので、過去の経験をもとにPCの組み立てにかかる時間をまとめてみます。
純粋な組み立ての時間は「3時間」程度
結論から言うと、自作PCの純粋な作業時間はおよそ3時間程度だと思います。以下は、作業ごとのおおまかな所要時間です。
- パーツ開封、整理:20分~30分程度
- PCケースへマザーボードを取り付け:15分程度
- マザーボードへCPU、CPUクーラー、メモリ、SSD、グラボ、ケースファンなどを取り付け:1時間程度
- 電源をPCケースに取り付け、電源のケーブルをマザーボードへ取り付ける:20分程度
- 上記の仮組みが完了後、一度電源を入れてUEFI(BIOS)が起動することを確認:15分程度
- ネジ締めやメモリの差し込み具合などなど細かなチェック:15分程度
- デバイスドライバやOSのインストール:40分程度
ちょっと余裕をもって見積もりましたが、このように大体3時間ちょっとで終わるのではないかと思います。
ただし、初心者の場合はパーツ開封と整理で結構時間がかかったり、マザーボードへのパーツ取り付けで手戻りが発生したりしますので、4~5時間程度かかることもあるでしょう。
それでも大体半日で終わるというのが私の感覚です。ちなみに何度も組み立てているとかなり慣れて時間が短縮されていきますので、最終的にはOSセットアップ含めて2時間ちょっとで終わることもあります。
最近のWindowsはインストールがとても速いですからね。ただ、インストール後のアップデート作業まで含めると1日がかりです。これは慣れで短縮できるものではないので仕方がないですね。
ドライバやOSのアップデートは先に準備しておくと楽
組み立て自体は3~4時間で終わりますが、その後のドライバ・OSインストール作業が長く、飽きてしまう方がいます。
こうした方におすすめなのが、ドライバやOSアップデートファイルを事前にダウンロードして保存し、オフライン状態で適用できるようにしておく方法。
ドライバについては、グラボメーカーの公式サイトから事前にファイルをダウンロードしておけば問題ありません。
また、OSのアップデートファイルについてはMicrosoft社の公式サイトからアップデート情報がまとめられた実行ファイルをダウンロードし、OSインストール後に実行すると良いでしょう。
以下は、Windows10用のアップデートファイル作成ツールです。必ず保存用のUSBメモリを準備しておきましょう。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
外部ツールによるアップデートも
Microsoftが公式にサポートしているものではありませんが、フリーソフト「WSUS」を使うことでWindowsのアップデートが簡単になります。
新規にOSをインストールするとアップデートファイルが膨大になりますが、WSUSはWindows Update機能を使わずにアップデートを実施してくれるので、かなり楽です。
使い方は以下のとおり。
- 公式サイトから本体ファイルを事前にダウンロードしておく。(DownloadタブのMost recent versionをクリック)
- ダウンロードされた圧縮ファイルを解凍する(インストール不要)
- 解凍されたファイルの中の「UpdateGenerator」をクリック
- 初期起動画面が表示されるので該当するOSのバージョンにチェックを入れる
- 初期指定のオプションはそのままでOK
- 左下のStartをクリック(これですべてのアップデートが確認、保存されるようになります。起動中のアプリはすべて閉じておいてください。)
- 「client」フォルダ内に「UpdateInstaller」があるのでクリックしてインストーラーを起動→「Automatic reboot and recall」にチェックを入れてOK→Startでインストール
これで自動で再起動をかけながらインストールが実行されます。ステップは少し多いですが、事前にアップデート情報を取得しておけるので時間は短縮できますね。
もし興味があれば使ってみてください。