Core i3-8100 ベンチマーク!4コア・4スレッドの性能を検証
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ゲーミングPCに搭載するCPUはCore i5以上が一般的です。BTOゲーミングPCを見てもCore i7が中心で、格安なモデルにCore i5が搭載されている、なんて状況です。
しかしインテル第八世代CPUになってCore i3搭載モデルを見かけるようになりました。そのひとつがCore i3-8100です。Core i3-8100のベンチマークを計測したので紹介します。
Core i3-8100のスペック
まずはCore i3-8100の基本スペックを確認しましょう。
コア数 | 4 |
スレッド数 | 4 |
定格動作周波数 | 3.60 GHz |
TB最大動作周波数 | TBなし |
L3キャッシュ | 6 MB |
TDP | 65 W |
4コア・4スレッドといえば第7世代のCore i5-7400やCore i5-7500と同じです。最大動作周波数も似たような数値です。L3キャッシュも同じです。ただCore i3-8100にはターブブーストの機能がなく、定格3.6GHzです。
今のところ多くのPCゲームは4コア・4スレッドあれば大丈夫なので、Core i3-8100搭載ゲーミングPCならゲームに耐えうる性能を持っていそうです。なお、第八世代のCore i5-8500やCore i5-8400は6コア・6スレッドです。
Core i3-8100のベンチマークスコア
次に各種CPU用ベンチマークソフトで計測したスコアをご紹介します。ベンチマーク環境は以下のとおりです。
OS | CPU |
---|---|
Windows 10 Home 64bit | Core i3-8100 |
メモリ | グラフィックボード |
8GB PC4-19200 | GeForce GTX1050 2GB |
ストレージ | チップセット |
320GB SSD | H310 |
ドスパラで一番安いデスクトップゲーミングPCの「ガレリア DC」を使用しました。
CINEBENCH R15
シングルコア | マルチスレッド |
---|---|
595 cb | 154 cb |
Core i5-7400よりは高性能で、Core i5-7500より若干劣っています。Core i3がここまでの性能を出せているのが驚きです。
7-Zip
CPU使用率 | 評価 / 使用率 | 評価 |
---|---|---|
374 % | 4246 MIPS | 15782 MIPS |
CPU-Z
Single Thread | Multi Thread |
---|---|
431.9 | 1681 |
シングルスレッドの性能は「Core i9-8950HK」と近いですね。マルチスレッドのスコアは「Core i7-8700」の半分未満です。
CrystalMark 2004R7
ALU | FPU |
---|---|
81595 | 52214 |
x264 FHD Benchmark
fps | エンコード時間 |
---|---|
21.2 | 1分58秒 |
H.264のエンコード性能を計測しました。フレームレートが低く、エンコード速度もかなり遅いです。エンコードをしたいならもっと高性能なCPUを選びましょう。
HWBOT x265 Benchmark
FHD | 4K |
---|---|
22.18 fps | 5.19 fps |
H.265用ベンチマークソフトです。全体的に旧世代のCore i5に匹敵する性能を持っていることがわかりました。ただし最新世代のCore i5にはまったく及びません。