Radeon RX5700搭載!G-Tune EN-A 性能レビュー
今どき珍しいRadeon + Ryzenの組み合わせ!
投稿日:
※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
デスクトップゲーミングPCに搭載されているパーツと言えば、INTEL CPUとNVIDIA GeForceシリーズのグラフィックボードの組み合わせが常識でした。でも最近はRyzen CPUの人気が急激に高まりました。
そしてG-TuneからRyzen CPU + Radeonグラフィックボードという非常に珍しいパーツ構成のデスクトップゲーミングPCが発売されました。とても気になったので実機を入手して性能を検証してみました。
G-Tune EN-Aはこんな方におすすめ!
20万円の予算でデスクトップゲーミングPCを探している!
コスパの良いRyzen + Radeonを選びたい!
冷却に優れたパソコンを使いたい!
G-Tune EN-Aのスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 64bit | Ryzen 7 3700X |
グラフィックボード | メモリ |
Radeon RX5700 8GB | 16GB(PC4-21300) |
ストレージ | チップセット |
1TB NVMe SSD | AMD X570 チップセット |
光学ドライブ | 電源ユニット |
なし | 700W 80PLUS BRONZE |
スペックや価格帯からするとハイスペックゲーミングPCに該当します。Ryzen 7 3700X搭載デスクトップは最近いくつかレビューしました。問題はRadeon RX5700です。グラフィックボード単体の価格を調べてみたところ、GeForce RTX2060よりやや高額なくらいです。
でもゲーミングPC本体の価格になるとRTX2060搭載デスクトップよりかなり安いんですよ。もうこの時点でコスパが非常に良いとわかります。ただRadeon RX5700搭載ゲーミングPCってかなり希少なので、G-Tuneくらいでしか見つからないと思います。
さて他のパーツに目を向けてみるとストレージが気になります。高速なNVMe SSDが1TBも入っているのはいいですけど、2TB HDDか3TB HDDを追加してから購入したほうがいいです。
ストレージの速度
G-Tune EN-Aに搭載されているSSDの速度を計測しました。
SSDの速度
SSDは「CFD CSSD-M2B1TPG3VNF」で、シーケンシャルリードが4998MB/s、シーケンシャルライトが4290MB/sです。究極に高速なSSDです。SATA SSDが500MB/sくらいですから、約10倍も速いです。
G-Tune EN-Aの外観
次にG-Tune EN-Aの外観や接続端子のレビューをしていきます。
正面にUSB端子などはありません。
電源を入れるとG-Tuneのロゴが赤く光ります。
光学ドライブが備わっているように見えますが、実は非搭載です。カスタマイズでDVDドライブやBDドライブを追加可能です。右側に電源ボタンがあります。
上部は塞がっています。以前、G-Tuneが配信でゲーマーにアンケートを取っていて、PCの上に物を置きたいという意見が多かったので、こんな形になったのだと思います。
上部手前にHDMI出力、マルチカードリーダー、USB3.0が4つ、マイク入力、スピーカー出力の端子があります。VRデバイスを使う際に、このHDMIが役立ちます。
左側も塞がっています。吸気は底面と右側からしています。
非常にすっきりとしています。大手BTOメーカーではトップクラスに配線が綺麗です。ケーブルがごちゃごちゃしていないほうが、エアフローを阻害しないのでしっかり冷えるゲーミングPCになります。
CPUクーラーは「AMD Wraith Prism」で電源を入れると光ります。CPUクーラーの光を堪能したい場合は、サイドパネルを「強化ガラスサイドパネル」に変更しましょう。
Radeon RX5700です。
マザーボードは「ASRock X570 Phantom Gaming 4」です。拡張スロットはPCI Express ×1が2つ、PCI Express ×16(x4として動作)が空いています。
底面の下にメッシュがマグネットで付いています。簡単に取り外せて水洗いもできる優れものです。
3.5インチシャドウベイは2つ空いています。
右側です。
背面です。リアファンはEVERCOOL製です。
マザーボードのバックパネルにはPS2、USB3.0が6つ、USB3.1が2つ、LANポート、マイク入力、ライン入力、ライン出力があります。
Radeon RX5700の映像出力端子はHDMI、DisplayPortが3つです。この辺りはGeForceシリーズと同じです。
G-Tune EN-Aの温度
3DMARK FireStrikeを動作させたところ、CPU(Ryzen 7 3700X)の温度は平均51.9℃、最大69.1℃でした。70℃以下に収まっていればまったく問題ありません。
Radeon RX5700の温度は平均55.5℃、最大66℃でした。グラフィックボードも低い温度です。
G-Tune EN-Aのベンチマークスコア
G-Tune EN-Aの性能をベンチマークソフトで評価しました。解像度はどれも1920×1080です。
CINEBENCH R15 / R20
CINEBENCH R15 | CINEBENCH R20 | |
---|---|---|
マルチスレッド | 2130 cb | 4879cb |
シングルコア | 205 cb | 509 cb |
Ryzen 7 3700Xの性能です。Core i9-9900KSに近いベンチマークスコアが出ました。
FF15ベンチマーク
高品質 | 標準品質 | 低品質 |
---|---|---|
6394 | 10262 | 13447 |
FF15ベンチマークは低品質の画質設定なら「非常に快適」の評価が出ました。GTX1660Ti以上RTX2060未満って感じの性能です。
FF14:漆黒のヴィランズ ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
16292 | 16613 | 20210 |
平均115fps | 平均121fps | 平均170fps |
FF14くらいの重さのMMORPGをプレイするには十分な性能です。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
72249 | 94069 | 159364 |
PSO2ベンチマークはRyzen 7 3700X + GTX1660Tiのスコアを超えました。Radeon RX5700の位置付けがわかってきましたね。
MHFベンチマーク
MHFベンチマークは47844でした。
3DMARK TimeSpy(DirectX12)
総合スコア | Graphics score | CPU score |
---|---|---|
8232 | 8004 | 9819 |
DirectX12用ベンチマークのTimeSpyでは「上位27%」の評価でした。ゲーミングPC全体としてはハイスペックな部類ですが、最新機種だけに絞るとミドルスペックに該当します。
3DMARK FireStrike(DirectX11)
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
20716 | 23518 | 23282 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位7%のパソコン」です。メモリ16GB、1TB NVMe SSDが搭載されていて18万円以下で購入できるのは、率直に言って激安です。最近はRyzenの攻勢が凄まじいですね。
INTEL CPU搭載のゲーミングPCより明らかに安いので、コスパ重視でRyzen + Radeonにしたい方におすすめのデスクトップです。
★G-Tune 期間限定セールでゲーミングPCが安い!★