OMEN X by HP 17 エクストリームモデル 性能レビュー
GTX1080に120Hz液晶のモンスターノートPC!
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esports大会へのスポンサード等で徐々に知名度を上げているHPのOMENシリーズ。結構な頻度でモデルチェンジをしていて、いつの間にか最強とも言えるハイエンドなゲーミングノートPCを販売しています。
OMEN X by HP 17にはいくつかのモデルがあります。今回レビューするのはOverWatchやWoT推奨モデルにも選ばれている「OMEN X by HP 17 エクストリームモデル」です。17インチで高性能なノートPCがどんな感じなのかご紹介します。
OMEN X by HP 17 エクストリームモデルはこんな方におすすめ!
最高性能のゲーミングノートPCが欲しい!
重いゲームをサクサク動かせる性能が欲しい!
頻繁に持ち運ぶわけではない!
OMEN X by HP 17 エクストリームモデルのスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 Pro 64bit | Core i7-7820HK |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1080 8GB | 32GB PC4-19200 |
ストレージ | チップセット |
512GB NVMe SSD + 1TB HDD | モバイル インテル CM238 チップセット |
光学ドライブ | 液晶 |
なし | 17.3インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (120Hz/1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit) G-SYNC 対応 |
何もかもがハイスペックです。一般的にゲーミングノートPCに搭載されているCPUはCore i7-7700HQです。そしてOMEN X by HP 17-ap000のCPUはCore i7-7820HKです。コア数・スレッド数は一緒ですが、動作周波数が0.1GHz高くなっています。
メモリは32GB、OSはWindows 10 Pro、SSDは高速なNVMe、グラフィックボードはノートPCとしては最上位のGTX1080・・・とゲームはもちろん動画編集のような他の用途も快適になるようにパーツが選ばれています。
さらに凄いのが液晶です。1920×1080のG-SYNC対応ならよくあります。でも120Hz対応は非常に珍しいです。世の中にあるノートPCの99%は60Hz液晶です。60fpsで表示するということですね。それが2倍の120Hzです。ヌルヌル具合が桁違いです。あらゆるゲームがスムーズに表示されるので、感動的なゲーム体験を得られますよ。
ストレージの速度
SSDとHDDの速度をCrystalDiskMarkで計測しました。
SSDの速度
SSDは「Samsung SM961 MZVLW512HMJP」でシーケンシャルリードが3055MB/s、シーケンシャルライトが661MB/sです。 NVMe SSDは3000MB/s以上が当たり前になってきました。最近友人がゲーミングPCを買って、1TB NVMe SSD + 1TB NVMe SSDというゴージャスな構成でした。私も次買う時はNVMeにすると思います。
HDDの速度
HDDは「HGST HTS721010A9E630」でシーケンシャルリードが134MB/s、シーケンシャルライトが116MB/sです。ノートPC用HDDとしては比較的高速な7200rpmです。
OMEN X by HP 17 エクストリームモデルの外観
次にOMEN X by HP 17 エクストリームモデルの外観や接続端子のレビューをしていきます。
最初に手に取った感想は「でかい!重い!」です。17インチのゲーミングノートPCなので当然でしょう。全体の寸法は 幅425 × 奥行き327 × 幅40 mmです。
でも開けてみると液晶の大きさは明らかなメリットだと感じました。17インチでゲームをプレイしてしまうと、13インチは小さくて嫌になります。それくらいゲーム体験に置いて液晶のサイズって重要です。
日本語キーボード、テンキーだけでなくマクロキーも付いています。ゲームで多用するスペースキーが大きいのはナイスです。
ノートPCにしては各キーが分厚いですよね。触ってみたらなんとメカニカルキーボードでした!これには驚きました。ノートでメカニカルなんてあるんですね。
メカニカルキーボードを使ったことがない人はその感触をイメージできないかもしれません。普通のキーボードがフニョとかパチッて感じだとすると、メカニカルはスコッって感触です。ここは好き嫌いの問題なのでなんとも評価しづらいです。私は昔メカニカル使ってましたが、1年くらいでやめました。
キーボードバックライトは多彩です。デフォルトだと常に色が変化しています。
マクロキーは全部で6個あります。それぞれショートカットを割り当てられます。この位置ならゲーム中でも押しやすそうです。
マクロキーやキーボードバックライトは「OMENコマンドセンター」というプリインストールソフトで設定できます。詳しくは「OMENコマンドセンターの設定と使い方」をご覧ください。というか、今気付いたんですけどオーバークロックの機能があったんですね・・・。
液晶はG-SYNC対応です。FPSやRTSをするなら是非120Hzにしたいです。
左側にはUSB2.0、スピーカー出力、マイク入力があります。
右側にはSDカードスロット、USB3.1、電源端子があります。
後ろ側にはLANポート、USB3.1 Type-Cが2つ、mini-DisplayPort出力、HDMI出力、USB3.1があります。後ろにまとまっているのは使いやすくて良いと思います。
OMEN X by HP 17 エクストリームモデルの重さ
本体だけの重量は4.501kgです。15インチだと2.6kgくらいです。やはり17インチは重いですね。毎日持ち運ぶのはちょっと大変です。
ACアダプターとケーブルを含めると5.757kgです。こういう形状のACアダプターは珍しいです。
OMEN X by HP 17 エクストリームモデルのベンチマークスコア
OMEN X by HP 17 エクストリームモデルの性能をベンチマークソフトで評価しました。解像度はどれも1920×1080です。
FF14ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
13952 | 14231 | 16058 |
GTX1070搭載の「OMEN by HP 17-an000 パフォーマンス・プロモデル」だと12905でした。GTX1080とCPUの分だけスコアが伸びています。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
29866 | 32116 | 49324 |
PSO2ベンチマークはCPUの影響を受けやすいです。GTX1080搭載デスクトップなら設定6で80000を越えることもあります。
ドラクエ10ベンチマーク
ドラクエ10は18806です。
MHFベンチマーク
MHFベンチマークは32291でした。
3DMARK TimeSpy(DirectX12)
総合スコア | Graphics score | CPU score |
---|---|---|
6240 | 6731 | 4418 |
DirectX12用ベンチマークのTimeSpyでは「上位29%」の評価でした。デスクトップを含めてハイスペックだと証明されました。デスクトップゲーミングPCにも負けない性能です。最新の重いゲームをプレイするならこういうノートPCを使うべきです。
3DMARK FireStrike(DirectX11)
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
15124 | 19828 | 11119 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位13%のパソコン」です。GTX1060搭載デスクトップだと10000くらいですから、遥かに高性能なノートPCですよね。120Hz液晶を活かすに十分な性能を持っています。
自宅メイン使用だったり、たまにオフラインイベントに持っていくような用途なら17インチを選んだほうが絶対に楽しめます。とにかく快適性を追求したいノートPCゲーマーにおすすめのモデルです。