OMEN by HP 17-an000 パフォーマンス・プロモデル 性能レビュー
120Hz&G-SYNCに対応した液晶が凄い!
投稿日:
※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
HP OMENシリーズのゲーミングノートPCがまたモデルチェンジしました。これまではミドルスペック限定といった感じでしたが、ついにハイスペックなゲーミングノートPCがラインナップに加わりました。
海外製らしいデザインと性能で良い製品に仕上がっていると感じます。今回は最新モデルである「OMEN by HP 17-an000 パフォーマンス・プロモデル」をレビューしていきます。
OMEN 17-an000 パフォーマンス・プロモデルはこんな方におすすめ!
すべてのゲームが遊べるゲーミングノートPCが欲しい!
120Hz液晶でヌルヌル・サクサクにしたい!
操作性や快適性を優先して17インチを選びたい!
OMEN 17-an000 パフォーマンス・プロモデルのスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 Pro 64bit | Core i7-7700HQ |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1070 8GB | 16GB PC4-19200 |
ストレージ | チップセット |
512MB PCIe NVMe SSD + 1TB HDD | インテル HM175 Express チップセット |
光学ドライブ | 液晶 |
なし | 17.3インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (120Hz/1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit) G-SYNC対応 |
OMEN by HP 17-an000シリーズにはスタンダード・プロモデルとパフォーマンス・プロモデルの2種類があります。スタンダードはGTX1060、パフォーマンスはGTX1070という違いがあります。それ以外のパーツは全部一緒です。(東京ゲームショウ2017限定モデルもあるのですが、期間限定でしょうからここでは触れません。)
注目したいのは液晶モニターです。17.3インチ、IPSパネル、G-SYNC対応というだけでも素晴らしいのに、なんとリフレッシュレートが120Hzに対応しています。
通常のゲーミングノートPCだと60Hzまでしか対応していません。ゲームで120fps出せていても液晶が60Hzだと実質60fpsしか出ていないことになるので勿体無いんですよね。
しかし120Hz出せれば120fpsを遺憾なく発揮できます。60Hzと比較したら2倍もヌルヌルの映像になるわけです。滑らかさが違えばゲームのプレイングにも大きく影響します。特にFPSプレイヤーは高リフレッシュレート対応モニターを使っていますから、OMEN by HP 17-an000さえあればデスクトップユーザーと同じ土俵に立てます。
何から何まで素晴らしいゲーミングノートPCに思えますが、1つだけ不満を書くならOSです。なぜWindows10 Proなのでしょうか・・・。Windows10 Homeのほうが安くて良いと思います。
ストレージの速度
SSDとHDDの速度をCrystalDiskMarkで計測しました。
SSDの速度
SSDは「東芝 THNSN5512GPUK」でシーケンシャルリードが1591MB/s、シーケンシャルライトが509MB/sです。シーケンシャルリードが一般的な2.5インチ SATA SSDより3倍も高速です。NVMe SSDはシーケンシャルリードが突出して高速なことが多いです。
HDDの速度
HDDは「HGST HTS721010A9E630」でシーケンシャルリードが142MB/s、シーケンシャルライトが125MB/sです。ノートPCのHDDは100MB/sが普通なのに随分と高速です。なぜかと思って調べてみたら回転数が7200rpmと高速なものを採用していることがわかりました。
OMEN 17-an000 パフォーマンス・プロモデルの外観
次にOMEN 17-an000 パフォーマンス・プロモデルの外観や接続端子のレビューをしていきます。
四角の赤いマークがOMENのロゴです。寸法は幅422 × 奥行き304 × 高さ33 mmです。
赤と黒のコントラストが格好良いですね。やはり海外製のPCメーカーってデザインへのこだわりが凄いと感じます。
ゲーミングノートPCらしくWASDキーを目立たせています。
キー配置は普通の日本語キーボードです。オンラインゲームではスペースキーを多用しますから大きくなっているのは嬉しいです。
電源ボタンと6個のマクロキーがあります。マクロキーの数はこれまでレビューしてきたゲーミングノートPCのなかでは最多です。MMORPG、MORPG等で大活躍してくれそうです。
arrowキーだけ手前に下がっています。
OMENのロゴが刻印されたキーを見つけました。どうやらOMEN Command Center(オーメン・コマンド・センター)の起動ボタンのようです。OMEN Command Centerについての詳しい解説は別記事で。簡単に説明するとパフォーマンスやネットワークの監視、マクロキーの設定等ができるプリインストールソフトウェアです。
キーボードバックライトはWASDキーにだけ搭載されています。他のキーは光りません。
液晶モニターは17.3インチと大画面です。またIPSパネルのおかげか表示がとても綺麗だと感じました。
左側にはセキュリティロックケーブル用スロット、mini-DisplayPort出力、HDMI出力、LANポート、USB3.1、USB3.1 Type-C、スピーカー出力、マイク入力、SDカードリーダーがあります。
右側にはUSB3.1が2個、電源端子があります。光学ドライブは搭載不可です。
後ろ側にインターフェイスはありません。代わりに「OMEN」と記載されています。
OMEN 17-an000 パフォーマンス・プロモデルの重さ
本体だけの重量は3.646kgでした。17インチのゲーミングノートPCはどうしても3kgをオーバーしてしまいます。
ACアダプターと電源ケーブルを含めると4.578kgです。
OMEN 17-an000 パフォーマンス・プロモデルの温度
ベンチマークソフトを1時間動作させて各パーツがどれくらいまで温度が上がるか計測しました。
CPU(Core i7-7700HQ)は最大87℃、SSDは最大50℃、HDDは最大30℃、GTX1070は最大67℃まで上がりました。GTX1070が意外と低い温度に収まっています。
OMEN 17-an000 パフォーマンス・プロモデルのベンチマークスコア
OMEN 17-an000 パフォーマンス・プロモデルの性能をベンチマークソフトで評価しました。解像度はどれも1920×1080です。
FF14ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
12905 | 13388 | 15511 |
FF14ベンチマークはすべての設定で「非常に快適」の評価です。GTX1070なら60fpsを切ることはありません。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
21955 | 28834 | 48275 |
PSO2ベンチマークはゲーミングノートPCだとどうしてもスコアが伸びません。GTX1070搭載デスクトップなら設定6で50000を越えます。
ドラクエ10ベンチマーク
ドラクエ10は16748です。
MHFベンチマーク
MHFベンチマークは28487でした。想像よりかなり低いスコアになってしまいました。33000くらいはいくと思ったんですけどね。
3DMARK TimeSpy(DirectX12)
総合スコア | Graphics score | CPU score |
---|---|---|
5271 | 5487 | 4313 |
DirectX12用ベンチマークのTimeSpyでは「上位51%」の評価でした。VR ReadyやゲーミングノートPCの平均値を大きく越えています。さすがはGTX1070搭載のハイスペックモデルです。最新ゲームもサクサク動かせる性能ですね。
3DMARK FireStrike(DirectX11)
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
12428 | 14789 | 10925 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位23%のパソコン」です。デスクトップを含めても上位に食い込んでいます。ほとんどのゲームで120fps以上出せますから、120Hzのヌルヌル・サクサクを体感できます。
グラフィック性能だけでなくストレージも高速なので、普段の操作も快適です。自宅メインで使ってたまに持っていくくらいなら、性能や大画面を優先した方がいいです。そういう方にはOMEN by HP 17-an000 パフォーマンス・プロモデルはおすすめです。