ゲームプレイ中のラグを改善できるかもしれないネットワーク設定
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PCゲーマーにとって「ラグ」はストレスのもとです。しかし、通信品質は一度決まってしまうとなかなか改善が難しいもの。
新たにプロバイダーと契約するにしても、最低数日は必要になるため、面倒で放置してしまいがちです。そこで、ラグの改善が見込めるネットワーク設定を紹介します。
まず見直すべき無線LANの設定
もし無線LAN環境でゲームをプレイしているならば、Windows側の設定を見直してみましょう。
Windowsには無線LANの出力設定が設けてあり、これをチューニンすることで通信品質が安定することがあるからです。
まず、スタートメニューを右クリックし、「検索」に「電源プランの編集」と入力します。
電源プランの編集画面に切り替わったら、「詳細な電源設定の変更」をクリック。電源設定の一覧が表示された後は「ワイヤレスアダプターの設定」をクリックしましょう。
ここで、省電力モードを「最大パフォーマンス」に切り替えます。こうすることで、無線LAN接続が常時最大パフォーマンスで行われるようになり、ラグの改善につながることがあるのです。
パブリックDNSの活用
一般的にインターネット接続は「DNS(Domain Name System)」を介して行われます。
DNSとはいわば「IPアドレスとドメインを関連付ける電話帳のようなもの」です。DNSがあるからこそ、ドメイン名とIPアドレスが紐づけられ、インターネットの世界で相手を特定し、通信が可能になっています。
このDNSですが、通常はプロバイダーが提供しているDNSに自動でつながる設定になっているため、OS内には特にルールが記載されていません。
しかし、OSの設定で自分の好きなDNSにつなぐように変更することもできます。ラグの発生はDNSが不安定なことでも起こりうるため、万が一を考えて、プロバイダーが提供するもの以外のDNSを知っておきましょう。
ちなみにDNSの設定方法は次のとおりです。
- コントロールパネル⇒ネットワークとインターネット⇒ネットワークの状態とタスクの表示をクリックする。
- アクセスの種類から「イーサネット」をクリックする。
- 「イーサネット」の状態というポップアップウィンドウがでたら、「プロパティ」をクリックする。
- インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)もしくはインターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)を選択し、「プロパティ」をクリックする。
- 全般タブで「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」から、「次のサーバーのアドレスを使う」にチェックを付け替え、DNSサーバーのアドレスを入力する。
- OKを押してウィンドウを閉じる。
DNSアドレスには一般公開されている「パブリックDNS」を設定しておくと良いでしょう。パブリックDNSとは企業や団体が無料で公開しているDNSです。
もしプロバイダーのDNSが負荷や障害で使えなくなっても、パブリックDNSならば問題なく接続できることがあります。
以下は、代表的なパブリックDNSの一覧です。
OpenDNS
⇒優先 208:67:222:222
⇒代替 208:67:222:222
Google Public DNS
⇒優先 8.8.8.8
⇒代替 8.8.4.4
Google Public DNS(IPv6対応)
⇒優先:2001:4860:4860::8888
⇒代替:2001:4860:4860::8844
パブリックDNSは他にもいくつか存在していますので、自分の環境に合ったものを使ってみてください。
通信品質は設定の見直しで改善することが多い
ラグや回線の瞬断などはこうした設定変更で改善することがよくあります。ルーターを買い替える前に、OSの電源設定やDNS設定の見直しを必ず行うようにしましょう。