フロンティア FRGEH270 GTX1050 性能レビュー
軽いゲームに最適なデスクトップゲーミングPC!
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久々にフロンティアのゲーミングPCをレビューします。サイトを見てみたらデスクトップの種類がとても多くなってました(以前からかもしれませんが・・・)。そしてゲーミングPCも充実しています。
今回はミドルタワーに該当するGEシリーズのなかから、Core i7-7700とGTX1050を搭載したエントリーモデルをレビューしていきます。格安ながらどれくらいの性能を持っているか注目です。
FRGEH270 GTX1050はこんな方におすすめ!
格安のゲーミングPCが欲しい!
最新ゲームはプレイしない!
デスクトップのサイズはあまり大きくないほうが嬉しい!
FRGEH270 GTX1050のスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 Home 64bit | Core i7-7700 |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1050 2GB | 8GB PC4-19200 |
ストレージ | チップセット |
275GB SSD + 1TB HDD | インテル H270 チップセット |
光学ドライブ | 電源ユニット |
DVDスーパーマルチドライブ | 600W(日本製コンデンサ、80PLUS BRONZE) |
GTX1050を搭載しているということでゲーミングPCではエントリーモデルに該当するスペックです。しかしCPUがCore i7-7700だったり、SSDがしっかり搭載されていたりと、所々ミドルスペックに達しているパーツもあります。
また、フロンティアのゲーミングPCの特徴として「初めから良い電源ユニットが採用されている」というものがあります。多くのBTOメーカーはこのスペックなら400Wか500Wの電源ユニットを選ぶものです。しかしこのFRGEH270は600Wが採用されています。電源ユニットへの負荷が減る分だけ安定した動作になりますし、温度が低くなって寿命にも良い影響を与えます。
ちなみにこのゲーミングPCの型番は「FRGEH270」です。チップセットがH270のGEシリーズという意味で、CPUやグラフィックボード等の組み合わせは特に決まっていません。ただ、フロンティアではこのパーツ構成を「おすすめ構成」としています。
ストレージの速度
SSDとHDDの速度をCrystalDiskMarkで計測しました。
SSDの速度
SSDはシーケンシャルリードが533MB/s、シーケンシャルライトが503MB/sです。人気のCrucial MX300です。Crucialは速度が安定しているのでとても好きです。
HDDの速度
HDDはシーケンシャルリードが169MB/s、シーケンシャルライトが169MB/sです。東芝 DT01ABA100Vです。なんか遅いなと思ったら5700rpmのHDDです。デスクトップだともっと高速な7200rpmが採用されるのが普通なのでちょっと驚きました。
FRGEH270 GTX1050の外観
次にFRGEH270 GTX1050の外観や接続端子のレビューをしていきます。
PCケースは高さ440 x 奥行き460 x 幅210 mmです。
正面にはスピーカー出力、マイク入力、リセットボタン、電源ボタン、USB3.0が2つ、DVDスーパーマルチドライブがあります。上のほうに集まっているので床置きにしても使いやすいです。
正面は吸気口です。メッシュは簡単に取り外せます。吸気口にはホコリが溜まりやすいので、このように取り外して掃除ができるタイプは高評価です。
メッシュは二重構造になっていて、フロントファンが1つあります。
上部は排気口です。形状からわかるように最大2つのケースファンを搭載可能です。
左側です。足が少し高いことがわかります。実は地味ですが非常に重要なポイントです。底面に吸気口があるので、底上げすることで空気を効率よく取り込めます。またホコリが溜まりにくかったり掃除がしやすかったりするメリットもあります。
内部の様子です。配線がとても綺麗ですね!エアフローやカスタマイズに優しい配線です。
CPUはトップフローです。珍しい形状のCPUファンですね。メモリは8GB x 1のシングルチャネルで、メモリスロットはあと3つ空いています。
GeForce GTX1050です。GTX1060に比べると随分とコンパクトです。
マザーボードは定番のASUS PRIME H270M-PLUSです。拡張スロットはPCI Express x16が1つ(x4として動作)、PCI Express x1が1つ空いています。
シャドウベイは2つだけです。
背面にはリアファンが1つあります。つまりこのデスクトップに搭載されているケースファンはフロントとリアの合計2つです。
マザーボードの接続端子はPS2が2つ、USB3.0 Type-C、USB3.0が2つ、USB2.0が2つ、LANポート、サウンド関連です。映像出力端子を塞いでくれているのはパソコン初心者に優しいです。
GTX1050の映像出力端子はDVI-D、DisplayPort、HDMIです。3画面出力できるはずです。
FRGEH270 GTX1050の温度
ベンチマークスコアを計測しながら、各パーツの温度を計測してみました。CPU(Core i7-7700)、SSD、HDD、グラフィックボード(GTX1050 2GB)の最大温度をご紹介します。
CPUは最大68℃、SSDは最大36℃、HDDは最大33℃、グラフィックボードは最大62℃です。全体的に低い温度に収まっています。これくらいの温度ならわざわざケースファンを増やす必要はなさそうです。
FRGEH270 GTX1050のベンチマークスコア
FRGEH270 GTX1050の性能をベンチマークソフトで評価しました。
FF14ベンチマーク
DX11 最高品質 | DX11 高品質 |
---|---|
7224 | 8514 |
DX11 標準品質 | DX9 最高品質 |
15108 | 9503 |
FF14ベンチマークは最高画質でも「非常に快適」の評価です。GTX10シリーズで一番安いグラボでもFF14が余裕なんて凄い時代になったものです。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
18247 | 48092 | 64549 |
PSO2ベンチマークも問題ありませんが、設定5と設定6のスコア差が少し気になります。これなら設定5のほうがフレームレートが安定しそうです。
ドラクエ10ベンチマーク
ドラクエ10は18368です。
MHFベンチマーク
MHFは14692です。GTX1050の性能を計測する度に思うのですが、GTX1050とGTX1050Tiってほとんど変わりませんね。
3DMARK TimeSpy(DirectX12)
総合スコア | Graphics score | CPU score |
---|---|---|
2060 | 1887 | 4295 |
3DMARK TimeSpyの評価は「上位87%」です。さすがに最新ゲームをプレイするのには厳しい性能です。やはり最新ゲームより何年も続いているようなゲームにおすすめです。
3DMARK FireStrike(DirectX11)
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
6227 | 6920 | 12097 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位62%のパソコン」です。エントリーモデルらしいスコアになりました。格安ながらSSDのおかげでサクサクですし、FF14くらいまでの重さのゲームをプレイするのにぴったりなデスクトップゲーミングPCです。