フロンティア FRGRH270/FZ GTX1070 性能レビュー
配線がキレイですっきり爽快!
投稿日:
※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
フロンティアには8種類のデスクトップシリーズがあり、ゲーミングPCだとGAシリーズ、GXシリーズ、GBシリーズ、GRシリーズ、GEシリーズが代表的です。以前GXシリーズでGTX1060搭載のFRGEH270をレビューしました。
そして今回は2番目に大きいサイズのGRシリーズから「FRGRH270/FZ GTX1070」をレビューします。高性能、デザイン性や拡張性の高さ、配線の綺麗さ等が特徴です。
FRGRH270/FZ GTX1070はこんな方におすすめ!
高性能なゲーミングPCが欲しい!
中身が見えるアクリルパネルにしたい!
カスタマイズしやすい綺麗な配線が良い!
FRGRH270/FZ GTX1070のスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 Home 64bit | Core i7-7700 |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1070 8GB | 16GB PC4-19200 |
ストレージ | チップセット |
256GB NVMe M.2 SSD + 1TB HDD | インテル H270 チップセット |
光学ドライブ | 電源 |
DVDスーパーマルチドライブ | Enhance 850W(80PLUS GOLD / ATX-1385GA1) |
Core i7-7700 + メモリ16GB + GTX1070と理想的なハイスペックゲーミングPCです。電源ユニットやSSDが高級仕様なことを考えると激安です。フロンティアは電源ユニットに力を入れる傾向があり、日本製コンデンサの850W 80PLUS GOLDを採用しているのはさすがです。
電源ユニットは負荷がかからない50%くらいが最も電力効率がよく、温度も抑えられるので電源容量が多いのは良いことです。他のBTOメーカーだとGTX1070搭載ゲーミングPCには500W 80PLUS BRONZEを採用することが多いので、フロンティアの素晴らしさがよくわかります。
また、SSDは一般的な2.5インチ SATA SSDではなく、NVMe M.2 SSDです。同じSSDでもNVMeのほうが遥かに高速で、読み込み速度は3倍以上にもなります。これだけ良いパーツを採用していながら、こんなに安いなんてフロンティアは本当に凄いです。
ストレージの速度
SSDとHDDの速度をCrystalDiskMarkで計測しました。
SSDの速度
SSDは「インテル SSD 600pシリーズ 256GB M.2」でシーケンシャルリードが1572MB/s、シーケンシャルライトが597MB/sです。読み込み速度は一般的なSSDの3倍です。HDDに比べたら7倍以上です。だからあらゆる動作が爆速で超快適です。
HDDの速度
HDDは「東芝 DT01ACA100」でシーケンシャルリードが191MB/s、シーケンシャルライトが187MB/sです。
FRGRH270/FZ GTX1070の外観
次にFRGRH270/FZ GTX1070の外観や接続端子のレビューをしていきます。
フロンティアで2番目に大きいPCケースです。12cmのフロントファンを2つ装備し、空気を内部にぐいぐい吸い込んでくれます。ミドルタワーケースだと大抵の場合フロントファンは1つだけだったり、2つあったとしても12cm + 9cmだったりするので、このゲーミングPCがエアフローを重視していることがわかります。
なお、全体の寸法は幅228 x 奥行き508 x 高さ481 mmです。
DVDスーパーマルチドライブが搭載されています。
上部はほとんどがメッシュになっています。ケースファンを追加することはできません。手前に電源ボタンがありますね。
左側はサイドパネルの一部が透明なアクリルです。内部が見えるのってやっぱりカッコイイです。
電源を入れるとグラフィックボードがほんわりと緑色に光ります。
左の正面方向にUSB3.0が2つ、マイク入力、スピーカー出力があります。
内部は配線がとても綺麗です。裏配線にしているのと、余計なケーブルを一番下の空間に隠しているためです。カスタマイズがしやすくなったり、ケーブルがパーツに干渉しなかったり、正面からのエアフローを最大限活かせたり・・・とメリットだらけです。
CPUクーラーはトップフロー、その下にNVMe M.2 SSDがあります。
グラフィックボードはLEADTEKの「WinFast GTX 1070 HURRICANE」です。トリプルファンなので通常のFounders Editionよりも優れた冷却性能を持っています。
マザーボードはASUS PRIME H270-PLUSです。
一番下は収納ボックスのようになっていて、電源ユニット、余計なケーブル、ストレージが入っています。
右側は何もありません。
背面には12cmリアファンがあります。つまりケースファンは合計3つです。
マザーボードのバックパネルにはPS2が2つ、USB3.0が4つ、USB2.0が2つ、LANポート、マイク入力、ラインイン、ラインアウトがあります。
GTX1070の映像出力端子はDVI、HDMI、DisplayPortが3つです。
底面のフィルターはスライドすることで取り外せます。たまに掃除してあげるといいでしょう。
FRGRH270/FZ GTX1070の温度
ベンチマークソフトを1時間以上動作させ続けながら、各パーツの温度を計測しました。
CPU(Core i7-7700)は最大81℃、HDDは最大32℃、SSDは最大66℃、グラフィックボード(GTX1070)は最大65℃でした。M.2 SSDはやはり温度が若干高めですね。その反面、GTX1070は低温度を保っています。トリプルファンの効果絶大です。
FRGRH270/FZ GTX1070のベンチマークスコア
FRGRH270/FZ GTX1070の性能をベンチマークソフトで評価しました。解像度はどれも1920×1080です。
FF14ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
12629 | 13115 | 15178 |
FF14ベンチマークはそこそこ高いスコアが出ました。ただ、GTX1070 + メモリ16GBなら13000を越えてほしかったです。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
49722 | 57039 | 71591 |
PSO2ベンチマークも問題ないスコアです。このクラスのゲームにはオーバースペックなくらいです。もっと重いゲームもサクサクになる性能です。
ドラクエ10ベンチマーク
ドラクエ10は19654です。
MHFベンチマーク
MHFベンチマークは36610でした。GTX1070の平均よりも高いスコアが出ました。
3DMARK TimeSpy(DirectX12)
総合スコア | Graphics score | CPU score |
---|---|---|
5515 | 5817 | 4262 |
3DMARK TimeSpyの評価は「上位39%」です。GTX1070だと大体これくらいのスコアになります。激重な最新ゲームでも60fps以上出せます。
3DMARK FireStrike(DirectX11)
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
14811 | 18249 | 12494 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位13%のパソコン」です。他のGTX1070搭載ゲーミングPCとほとんど変わりません。グラフィックボードの温度が低いため、夏に強いゲーミングPCだと言えるでしょう。
配線も綺麗で拡張性も高いので、「ハイスペックゲーミングPCが欲しい」と思う人には自信を持っておすすめできます。電源ユニットの容量が多く、数年後にグラフィックボードをハイエンドにしても対応できる点も嬉しいです。