通常マウスとゲーミングマウスの決定的な違い
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PCゲーマーの大半はキーボードにこだわりますが、マウスも同じかと言えばそうでもないような気がします。
マウスについては「5ボタン式であれば一般向けでもかまわない」というかた、いらっしゃいませんか?私もその一人でした。
しかし、細かいところまでよくよく調べていくと、やはりゲーミングマウスはそれなりの性能を持っていることがわかります。
通常マウスとゲーミングマウスの違い
結論から言うと、通常マウスとゲーミングマウスは以下3点で違いがあります。
センサーの性能
2者の間で最も異なるのがセンサーの性能ですね。現在は光学マウスが一般的であり、裏面に搭載されているレーザーの感度やそれを本体に伝えるための仕組みによってマウスの性能が変化します。
具体的には、ゲーミングマウスのほうが「細かい動きをとらえる解像度」「移動をPC側に伝えるボーリングレート」の2点で優れているのだそうです。
ちなみにボーリングレートとは「マウスがPCに対して移動したことを知らせる頻度」ですね。この頻度がたかいほどマウスの動きを精密にPCへ伝えるため、細かな動きにもカーソルがついてきやすいのです。
ゲーミングマウスの場合はボーリングレートが1000Hz程度のものが主流。これに対して通常マウスは250Hzや500Hzが多いですね。ゲーミングマウスなら1000Hzのものを購入したいところです。
ボタンスイッチの耐久性
センサーの性能の次に異なるのは、各ボタンの耐久性です。ゲーミングマウスは通常マウスよりもクリック数、強さともに過酷な条件で設計されています。
例えばマウスボタンスイッチで世界首位のオムロン製の場合、スイッチの耐久性は500万回とも言われます。近年はこの耐久性がどんどんあがっており、公称値で8000万回というモデルもあるほど。
5年や10年は余裕で使えてしまうゲーミングマウスがゴロゴロしているわけです。
マクロ登録など便利機能
専用のソフトウェアと組み合わせることで、複数のキー操作やファンクションキーなどを割り当てられるのもゲーミングマウスの特徴ですね。
個人的にはそれほど多用しませんが、効率化に血道をあげる人々にとっては必須の機能でしょう。
センサーの性能で注目したい「dpi」
上記3つのうちでも特に重要なのがセンサーの性能。センサーの性能は、前述のボーリングレートと「解像度」でほぼ決まります。
解像度はdpiという単位であらわされ、この数値が高いほど動きを感知しやすいということ。たとえばdpiが1000であれば、マウスを1インチ(25.4ミリメートル)動かすと1000ドット分カーソルが移動します。
一方、dpiが2000であれば同じ1インチの動きでもカーソルは2000ドット分動くので、小さなマウス操作で大きな画面上のカーソルをしっかり動かすには、高いdpiが必要なのです。
4K対応ゲーミングモニターなどを使用する場合は、ゲーミングマウスのほうが明らかに操作しやすいです。ゲーミングマウスの場合はだいたい「10000dpi」が一つの区切りになると思います。
ちなみに私も愛用している通常マウス「EX-Gワイヤレス(エレコム製)」のdpiは「2000」ですね。これでも結構精密な動きをしますが、10000dpiのゲーミングマウスに比べるとやはり少しもっさり感があります。
マウスがフィットするとプレイ体験は一気に向上する
マウスはゲーミングギアの中でも比較的寿命が長く、プレイヤーが常に手を触れる部分です。キーボードと同じように、「手になじむもの」「それなりの性能を持つもの」であると、ゲームプレイ時のストレスが一気に減ります。
無線か有線かや、LEDで光るかどうかよりも、まずセンサーの性能を中心に選んでみてください。特にdpiは大きければ良いというものでもないので、モニターの解像度や自分の感覚と比較しながら選んでいきましょう。