ドスパラ ガレリア ZH 性能レビュー
Core i7-8700 + GTX1050Tiの格安モデル!
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Kaby Lakeまではガレリア ZシリーズにGTX1050Ti以下のモデルはなかったと記憶しています(つまりGTX1060以上だけでした)。でも第八世代のCoffee LakeになってからGTX1050Ti搭載のガレリア ZHが発売されました。
ガレリア Zシリーズはガレリア Xシリーズに比べてCPUが高性能な傾向があります。だからCPUの性能が重要な使い方をする人には嬉しいモデルが追加されました。今回はそんなガレリア ZHをレビューしていきます。
ガレリア ZHはこんな方におすすめ!
最新のCore i7-8700を選びたい!
グラボよりもCPUを長持ちさせたい!
今のところ軽いゲームだけプレイする予定!
ガレリア ZHのスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 Home 64bit | Core i7-8700 |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1050Ti 4GB | 8GB PC4-21300 |
ストレージ | チップセット |
250GB SSD + 1TB HDD | インテル Z370 チップセット |
光学ドライブ | 電源ユニット |
DVDスーパーマルチドライブ | DELTA 500W 静音電源 (80PLUS BRONZE / GPS-500EB D) |
ドスパラではまだ珍しいCore i7-8700搭載デスクトップです。今後はCore i7-8700が人気になっていくでしょうから、高性能CPUを先取りしたい人におすすめです。
Core i7-7700が4コア・8スレッド、最大4.2GHzだったのに対し、Core i7-8700は6コア・12スレッド、最大4.6GHzと大幅に性能アップしています。さらに言うならCore i7-7700Kよりも高性能です。だからCPUが重要な用途では大活躍してくれますし、数年後にグラボを交換してもまだCPUの性能に余裕があります。
つまり「今のところGTX1050Tiで十分な軽いゲームをプレイする。でも数年後には重いゲームをプレイするかもしれないから、その際にグラボ交換しても大丈夫なデスクトップが欲しい」という要望にぴったりです。
でも「そこそこ重いゲームもプレイしたい」と思うならGTX1060搭載の「ガレリア ZJ」のほうがおすすめです。
ストレージの速度
SSDとHDDの速度をCrystalDiskMarkで計測しました。
SSDの速度
SSDは「Crucial MX300シリーズ」でシーケンシャルリードが531MB/s、シーケンシャルライトが501MB/sです。500MB/sを越えていたら優れたSSDだと評価しています。
HDDの速度
HDDは「東芝 DT01ACA100」でシーケンシャルリードが195MB/s、シーケンシャルライトが192MB/sです。
ガレリア ZHの外観
次にガレリア ZHの外観や接続端子のレビューをしていきます。
ガレリア Xシリーズ、Zシリーズ、VXシリーズではこのデスクトップケースが採用されています。
正面にはUSB3.0が2つ、SDカードリーダー、マイク入力、スピーカー出力、リセットボタン、電源ボタン、DVDスーパーマルチドライブがあります。USB端子はZ370になっても変わりません。
「ガレリア ZJ」や「ガレリア ZV」にはトップケースファンが1つ設置されていましたが、このガレリア ZHにはありません。Core i7-8700KではなくCore i7-8700だから、あるいはGTX1060やGTX1070TiではなくGTX1050Tiだから、という理由でしょう。実際トップケースファンがなくても温度は問題ありませんでした。
左側です。
グラボの補助電源が不要なおかげで配線がすっきりしています。
ドスパラは冷却性能の高いサイドフローを採用する傾向が強いです。メモリスロットはあと3つ空いています。将来性を考えるなら16GBに増やしたいです。
グラフィックボードは「PALIT GeForce GTX 1050 Ti StormX」です。GeForce GTXシリーズとしては非常にコンパクトです。
背面です。
マザーボードのバックパネルにはPS2、USB3.0が4つ、USB3.1、USB3.1 Type-C、LANポート、マイク入力、ライン入力、ライン出力があります。
GTX1050Tiの映像出力端子はDVI-D、HDMI、DisplayPortです。
ガレリア ZHの温度
ベンチマークソフトを動作させながらパーツの温度を計測しました。CPU(Core i7-8700)は最大79℃、HDDは最大33℃、SSDは最大36℃、GTX1050Tiは最大61℃です。これならケースファンを追加しなくても大丈夫です。
ガレリア ZHのベンチマークスコア
ガレリア ZHの性能をベンチマークソフトで評価しました。解像度はどれも1920×1080です。
FF14ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
7697 | 9075 | 15576 |
FF14ベンチマークは最高画質でも「非常に快適」です。でもF.A.T.Eやレイドのシーンだと明らかにカクついていました。だから高品質設定のほうがおすすめです。最高画質でプレイしたいならGTX1060を選びましょう。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
23294 | 65136 | 105360 |
PSO2ベンチマークは設定6だと極端にスコアが落ちています。でも通常プレイならまったく問題ありません。大人数だとfpsがちょっと落ちるかもしれません。
ドラクエ10ベンチマーク
ドラクエ10は21581です。
MHFベンチマーク
MHFベンチマークは17310でした。Core i7-7700 + GTX1050Tiなら16000弱です。
3DMARK TimeSpy(DirectX12)
総合スコア | Graphics score | CPU score |
---|---|---|
2542 | 2307 | 6041 |
DirectX12用ベンチマークのTimeSpyでは「上位85%」の評価でした。すでに最新ゲームはGTX1060 3GB推奨になっています。すぐにでも重いゲームをプレイしたいならGTX1050Tiでは厳しいです。
3DMARK FireStrike(DirectX11)
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
6951 | 7611 | 18678 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位59%のパソコン」です。グラボに比べるとCPUのスコアが突出していますね。だからこそ将来的にグラボ交換して長く使えるゲーミングPCです。
15万円以内で購入できて、重くないゲームならすべてカバーできる性能を持っています。グラボ交換を視野に入れている方におすすめしたいデスクトップです。グラボ交換が面倒なら「ガレリア ZJ」や「ガレリア ZV」をおすすめします。
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