小型かつ薄型!ドスパラ ガレリア ST 性能レビュー
ケースは小さいけどしっかり高性能!
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デスクトップゲーミングPCが大きい物が中心です。コンパクトデスクトップもありますが、小型とは言えないサイズです。2014年までは小型デスクトップゲーミングPCといえばエイリアンウェア X51くらいしかありませんでした。
しかしドスパラが「ガレリア Sシリーズ」として小型で薄型なデスクトップゲーミングPCの販売を開始しました。今回はGeForce GTX1660Tiを搭載したガレリア STのレビューをしていきます。
ガレリア STはこんな方におすすめ!
邪魔にならない小型・薄型のデスクトップが欲しい!
横置きできるデスクトップを探している!
小型だけど高性能なゲーミングPCを使いたい!
ガレリア STのスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 64bit | Core i7-8700 |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1660Ti 6GB | 8GB PC4-21300 |
ストレージ | チップセット |
500GB SSD + 2TB HDD | インテル B365 チップセット |
光学ドライブ | 電源 |
DVDスーパーマルチドライブ | 550W 静音電源 (80PLUS GOLD) |
GTX1660Ti搭載ゲーミングPCといえばガレリア XTが定番です。パーツを見るとガレリア XTとSTはほとんど一緒です。グラフィックボード、CPU、メモリ、HDD、チップセットなどは同じものが採用されています。
違うのはPC本体の大きさと電源です。注目して欲しいのは電源です。小型デスクトップゲーミングPCの最大の課題は「熱」です。熱を少しでも抑えるために80PLUS BRONZEから80PLUS GOLDへアップグレードされています。簡単に言えば、より性能の良い高級な電源を採用しているわけです。
私が検証した限りでは、ガレリア STに騒音や高温度の問題はありません。こんなに小型なのにミドルタワーとほとんど変わりません。むしろ小型だからこそ置き場所を自由に選べます。ただし拡張性はほとんどありません。
SSDとHDDの速度
SSDは「Micron 1100 NTFDDAV512TBN」で、シーケンシャルリードが524MB/s、シーケンシャルライトが512MB/sです。ランダムアクセスも高速でいいですね。
HDDは「東芝 DT01ACA200」で、シーケンシャルリードが204MB/s、シーケンシャルライトが204MB/sです。旧モデルより高速なSSDになりました。
ガレリア STの外観
次にガレリア STの外観や接続端子のレビューをしていきます。
正面から見るとその薄さがよくわかります。
インターフェイスは下部に集まっています。上から順に電源ボタン、リセットボタン、SDカードリーダー、USB3.0が2個、マイク入力、スピーカー出力です。
DVDドライブは正面右上に搭載されています。「ウィーン」って感じではなく、「ガチャッ」と出てきます。
左側にはグラフィックボードと電源ユニットを冷やすための大きな吸気口があります。
右側には白いケースファンがあります。CPUを冷やす役割です。このケースファンのおかげなのか、ベンチマークソフトをずっと走らせても最大で76℃までしか上がりませんでした。小型ゲーミングPCとは思えないほど低温度を保ってくれます。
サイドパネルを取り外す時は注意が必要です。ケースファンのケーブルが繋がっているため、力強く「エイヤッ!」と開けてしまうと端子が外れてしまうかもしれません。そっと開けましょう。
背面にファンはありません。カスタマイズで両側の吸気口に「GALLERIA(KTC)専用ダストフィルター3枚組」を設置できるようです。
マザーボードの接続端子はPS2、USB3.1が4つ、LANポート、サウンド関連です。デスクトップにしては珍しく無線LANが内蔵されています。金色のがアンテナを接続するための端子です(アンテナは同梱されていました)。
GeForce GTX1660Tiの接続端子はDVI、HDMI、DisplayPortです。グラフィックボードはおそらく「PALIT GeForce GTX 1660Ti StormX」です。
ガレリア STは横置きと縦置きが選べます
スリム型のデスクトップのメリットとして縦置きと横置きを選べるところがあります。“脚”が付属しているので四つ角に設置するだけで横置きの準備完了です。
裏側はシールになっているので、ペタッと貼りましょう。
縦置きのまま使う場合は、付属の土台で固定しましょう。
ガレリア STのベンチマークスコア
小型デスクトップのほとんどは性能があまり高くありません。しかしガレリア STに搭載されているのは最新グラフィックボードのGTX1660Tiです。本当に「小型で高性能」を実現できているのか、ベンチマークスコアをチェックしてみました。
CINEBENCH R15 / R20
CINEBENCH R15 | CINEBENCH R20 | |
---|---|---|
マルチスレッド | 1258 cb | 2688 cb |
シングルコア | 196 cb | 461 cb |
Core i7-8700の性能です。小型だからといってベンチマークスコアは下がっていません。うーん、良い設計です。
FF15ベンチマーク
高品質 | 標準品質 | 軽量品質 |
---|---|---|
6765 | 8872 | 11344 |
FF15ベンチマークは高品質、標準品質だと「快適」、軽量品質だと「とても快適」の評価です。GTX1060搭載モデルだった頃に比べて48%もスコアアップしています。
FF14ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
14643 | 15492 | 19302 |
FF14ベンチマークはすべての設定で「非常に快適」の評価を獲得できました。ミドルタワーのガレリア XTとほとんど差がありません。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
76838 | 107246 | 145962 |
PSO2ベンチマークは最高画質でも70000を越えました。60000くらいかな?という予想を遥かに上回るスコアです。きっとCore i7-8700のおかげです。このゲーミングPCならPSO2を最高画質にしてもヌルヌルです。
MHFベンチマーク
MHFは36318です。GTX1070と同等のスコアです。
3DMARK TimeSpy
総合スコア | Graphics Score | CPU Score |
---|---|---|
6192 | 6087 | 6864 |
3DMARK TimeSpyの評価は「上位39%」です。決して悪いスコアではありませんが、将来性を考えるならRTX2060以上をおすすめします。あとメモリ16GBにしたほうがいいです。
3DMARK FireStrike
総合スコア | Graphics Score | Physics Score |
---|---|---|
14407 | 16081 | 18369 |
3DMARKの評価では「上位23%のパソコン」です。小型ミドルスペックゲーミングPCとは思えないほど高評価です。
最新ゲームをプレイし続けるならもっとハイスペックなモデルを選ぶことをおすすめしますが、現状GTX1660Tiで動かないゲームってないので、安くて小型なゲーミングPCを探してるなら、ガレリア STが第一候補になります。
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