いきなり人気上位!ドスパラ ガレリア XT 性能レビュー
Core i7-9700 + GTX1660 SUPER搭載の2020年モデル!
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ドスパラの大人気ゲーミングPCがリニューアルされました。過去にはGTX960搭載で、次にGTX1060搭載になりました。そして2020年モデルとしてついに最新のGTX1660 SUPERになりました。
Core i7-9700 + GTX1660 SUPERになっても相変わらず大人気で、今ではドスパラのデスクトップゲーミングPC部門で売れ筋ランキング2位に輝いています。
ガレリア XTはこんな方におすすめ!
人気上位のデスクトップゲーミングPCが欲しい!
15万円以下の予算でゲーミングPCを買いたい!
ゲーム推奨PCのド定番を選びたい!
ガレリア XTのスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 64bit | Core i7-9700 |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1660 SUPER 6GB GDDR6 | 8GB PC4-21300 |
ストレージ | チップセット |
500GB SSD + 1TB HDD | インテル B365 チップセット |
光学ドライブ | 電源 |
なし | 500W 静音電源 (80PLUS BRONZE) |
「Theミドルスペック」と呼びたくなるようなパーツ構成です。しばらくはこのパーツ構成がゲーミングPCの基準になることでしょう。ガレリア XTは今後、数多くのゲーム推奨PCに選ばれると予想しています。ガレリア XTがあれば大抵のゲームが快適に動きますからね。
以前のモデルではSSDの容量は250GBがスタンダードでした。それが500GBになりました。ドスパラはほとんどのゲーミングPCに500GB SSDを採用していますね。SSDの容量は多いに越したことはないので、以前よりもお得感が増しています。
実際どのゲームをやるにしてもSSDとメモリは重要です。SSDはパソコン全体の快適さが急激に向上しますし、メモリはなんだかんだ8GBよりも16GBのほうがおすすめです。16GBを推奨スペックにしているゲームが徐々に増えています。
なおレビューした時点では512GB NVMe SSD、メモリ16GBに無料アップグレードされていました。ガレリア XTはいつも人気のゲーミングPCなので、値引きや無料アップグレードされていることが多く非常にお得です。
ストレージの速度
ガレリア XTのストレージはSSDとHDDの組み合わせです。どれくらいの速度の違いがあるのかCrystalDiskMarkで計測してみました。
SSDは「INTEL SSDPEKNW512GB」で、シーケンシャルリードが1828MB/s、シーケンシャルライトが929MB/sです。ゲーミングPCは高速なNVMe SSD標準搭載がスタンダードになってきました。
HDDは「TOSHIBA DT01ACA100」でシーケンシャルリードが199MB/s、シーケンシャルライトが187MB/sです。このHDDはどれも200MB/s前後で、速度が安定しています。
ガレリア XTの外観
次にガレリア XTの外観や接続端子のレビューをしていきます。
サイズは207(幅)x520.7(奥行き)x450.2(高さ)mmです。デスクトップゲーミングPCの中では普通の大きさです。
光学ドライブは非搭載です。オプションでDVDドライブやブルーレイドライブを追加できます。
正面の接続端子はUSB3.0が2個、SDカードリーダー、マイク端子、ヘッドホン端子、リセットボタン、電源ボタンです。リセットボタンの誤操作をすることがないデザインになっています。
ちなみに私なら正面のUSB端子は使わずに空けておきます。USBメモリ用にするのです。マウスとキーボードは背面に接続します。そのほうがケーブルも邪魔になりにくいと思います。
上部には排気口が2つあります。ケースファンが1つ設置されていることにより、昔のモデルよりも冷却性能が向上しています。
左側には吸気口が2つあります。ここの2つにもファンを追加できます。そういう意味ではカスタマイズ性や冷却性に優れたPCケースです。ケースファンってケーブルの取り回しが面倒だったりするので、あとから自分で追加するよりも最初からドスパラに任せてしまったほうがいいです。
ケースを開けてみると内部はこんな感じでした。
CPUファンはサイドフロー、メモリスロットは2つ空いています。昔はトップフローでしたから、CPUクーラーの冷却性能も向上しています。なんだかどんどん素晴らしいゲーミングPCに成長していますね。さすがは何年も「価格.com金賞」を受賞しているデスクトップです。
GeForce GTX1660 SUPERはショート基盤のコンパクトタイプです。
GTX1660 SUPERの上下に拡張スロットがあります。CPUクーラーとグラボの間にはPCIとM.2スロットがあります。P
グラボの下にはCI Express x4、PCI Express x1が3つ空いています。あとM.2 SSDがここに設置されています。マザーボードは「ASUS PRIME B365-PLUS」です。
ストレージベイは片手で引っ張り出せます。でもインターフェイスは反対側にあるので、HDDやSSDを追加するためには右側も開ける必要があります。
背面に見えるメッシュはすべて排気口です。内部の熱を吐き出します。右上に排気のリアファンがあります。
マザーボードの接続端子はUSB2.0が2つ、USB3.1が4つ、PS2、LANポート、マイク入力、ライン入力、ライン出力です。Core i7-8700 + H370チップセットの旧モデルと比較すると、高速なUSB3.1端子が2つ増えています。
GeForce GTX1660 SUPERの接続端子はDVI、HDMI、DisplayPortです。
ガレリア XTの温度
3DMARK FireStrikeを動作させながらパーツの温度を計測しました。Core i7-9700は平均39.5℃、最大59℃でした。60℃以下に収まっているのは非常に優秀です。冷却に関する追加カスタマイズをする必要はなさそうです。
GeForce GTX1660 SUPERは平均62.6℃、最大74℃でした。CPUに比べると温度は高くなりましたが、まったく問題ありません。
ガレリア XTのベンチマークスコア
ガレリア XTの性能をベンチマークソフトで評価しました。解像度はどれも1920×1080です。
CINEBENCH R15 / R20
CINEBENCH R15 | CINEBENCH R20 | |
---|---|---|
マルチスレッド | 1362 cb | 3029 cb |
シングルコア | 201 cb | 478 cb |
Core i7-9700の性能です。Core i7-8700よりもシングルコアは高く、マルチスレッドは低いベンチマークスコアです。Core i7-9700のほうが最大動作周波数は高いのですが、スレッド数では負けている影響です。現状8スレッドあれば十分なのでCore i7-9700はちょうどいいCPUです。
FF15ベンチマーク
高品質 | 標準品質 | 軽量品質 |
---|---|---|
6531 | 8844 | 11467 |
FF15ベンチマークは最低画質にしても上から3番目の評価です。さすがにGTX1660 SUPERで激重なゲームは厳しいようです。解像度を下げればなんとかなりますが、快適にプレイしたいなら「ガレリア ZZ」のようなハイスペックゲーミングPCを使ったほうがいいです。
ちなみにGTX1060 6GB + Core i7-8700に比べて約50%も性能アップしています。GTX1660 SUPERはとてつもなくコスパ抜群です。
FF14ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
15033 | 16043 | 19600 |
平均103fps | 平均114fps | 平均165fps |
FF14ベンチマークは最高画質でもサクサク動く結果になりました。15000を越えたのはCore i7-9700のおかげでもあります。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
74351 | 112751 | 146662 |
PSO2ベンチマークも想像以上にスコアが伸びました。GTX1060だと設定6で50000くらいです。
MHFベンチマーク
MHFベンチマークは32483です。GTX1660より8.3%高いスコアが出ました。
3DMARK TimeSpy(DirectX12)
総合スコア | Graphics score | CPU score |
---|---|---|
6208 | 6010 | 7636 |
製品名 | グラボ | ベンチマーク(総合スコア) |
---|---|---|
ガレリア ZA9C-R39 | RTX3090 |
17590
|
ガレリア UA9C-R38 | RTX3080 |
16147
|
ガレリア ZA9C-R80T | RTX2080Ti |
13036
|
ガレリア ZG | RTX2080 SUPER |
11460
|
ガレリア XA7C-R70S | RTX2070 SUPER |
9790
|
ガレリア XV | RTX2060 SUPER |
8075
|
ガレリア XT | GTX1660 SUPER |
6208
|
ガレリア DH | GTX1650 |
3613
|
DirectX12用ベンチマークのTimeSpyでは「上位54%」の評価でした。比較的新しいゲーミングPCのなかでは真ん中くらいの性能です。少なくとも現時点ではほとんどのゲームを遊べます。将来を考えるならRTX2070 SUPER搭載の「ガレリア XF」やRTX2080 SUPER搭載の「ガレリア ZG」をおすすめします。
3DMARK FireStrike(DirectX11)
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
14380 | 15932 | 18192 |
製品名 | グラボ | ベンチマーク(総合スコア) |
---|---|---|
ガレリア ZA9C-R39 | RTX3090 |
31852
|
ガレリア UA9C-R38 | RTX3080 |
29228
|
ガレリア ZA9C-R80T | RTX2080Ti |
25603
|
ガレリア ZG | RTX2080 SUPER |
24121
|
ガレリア XA7C-R70S | RTX2070 SUPER |
21114
|
ガレリア XV | RTX2060 SUPER |
18804
|
ガレリア XT | GTX1660 SUPER |
14380
|
ガレリア DH | GTX1650 |
8015
|
3DMARK FireStrikeの評価では「上位26%のパソコン」です。驚くべきことにGTX1660Ti + Core i7-8700のベンチマークスコアとほとんど変わりません。GTX1660 SUPERのコスパが異常に良いと判明しました。
それに以前よりも価格は下がっているため、お買い得感が増しています。売れ筋ランキング上位の人気は伊達ではありませんね。
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