OMEN by HP 15-ce000 パフォーマンスモデル 性能レビュー
120Hz液晶とGTX1060搭載でこの価格は安い!
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ゲーミングPCはBTOで買う物みたいなイメージが定着していますが、海外PCメーカーも最近は頑張っています。特にHPのOMENシリーズはOVERWATCHワールドカップのスポンサーになる等、力を入れている印象が強いです。
ちょうど前回「OMEN by HP 17-an000 パフォーマンス・プロモデル」をレビューしましたが、今回は15インチでGTX1060搭載の「OMEN by HP 15-ce000 パフォーマンスモデル」の性能や使い勝手を検証します。
OMEN 15-ce000 パフォーマンスモデルはこんな方におすすめ!
持ち運びと使いやすさのバランスをとって15インチにしたい!
120Hz液晶でヌルヌル・サクサクにしたい!
人気のGTX1060搭載ノートが欲しい!
OMEN 15-ce000 パフォーマンスモデルのスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 Hone 64bit | Core i7-7700HQ |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1060 6GB | 16GB PC4-19200 |
ストレージ | チップセット |
256MB NVMe SSD + 1TB HDD | インテル HM175 Express チップセット |
光学ドライブ | 液晶 |
なし | 15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (120Hz/1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit) G-SYNC対応 |
OMEN by HP 15-ce000にはパフォーマンスモデルとプロフェッショナルモデルの2種類があります。パフォーマンスモデルはWindows10 Home、プロフェッショナルモデルはWindows10 Proを搭載しています。それ以外の違いはありません。ゲーミングPCのおいてWindows10 Proを選ぶメリットはないので、格安のパフォーマンスモデルのほうがおすすめです。
で、今回レビューするパフォーマンスモデルは相当凄いです。まず初期構成で超高速なNVMe SSDが採用されています。またG-SYNC対応、120Hz、IPSパネルと高級な液晶が搭載されています。世の中にあるほとんどのゲーミングノートPCは60Hzまでしか出せないので2倍ヌルヌルです。
それなのに価格は普通のGTX1060搭載ノートPCとそんなに変わりません。さらにキャンペーンのモデルはゲーミングマウスがセットになりつつ4万円弱も値下げされているため、異常なほどコスパが良くなっています。公式ページを確認した時、私は目を疑いましたよ。それくらい激安です。
ストレージの速度
SSDとHDDの速度をCrystalDiskMarkで計測しました。
SSDの速度
SSDは「東芝 THNSN5256GPUK」でシーケンシャルリードが1596MB/s、シーケンシャルライトが498MB/sです。シーケンシャルリードが一般的な2.5インチ SATA SSDより3倍も高速です。NVMe SSDはシーケンシャルリードが突出して高速なことが多いです。
HDDの速度
HDDは「HGST HTS721010A9E630」でシーケンシャルリードが137MB/s、シーケンシャルライトが127MB/sです。7200rpm HDDなので一般的なノート用HDDよりも30%くらい高速です。
OMEN 15-ce000 パフォーマンスモデルの外観
次にOMEN 15-ce000 パフォーマンスモデルの外観や接続端子のレビューをしていきます。
四角の赤いマークがOMENのロゴです。寸法は幅388 × 奥行き275 × 高さ28.5 mmです。
各キーのサイズがしっかりしていてとても押しやすいです。ゲーム用途にぴったりなキーボードだと感じました。
OMEN 17とは違って左側のマクロキーがありません。OMENコマンドセンターの起動キーは残されています。
強調されたWASDキーがゲーミングPCらしさを演出しています。スペースキーが大きいのも好きです。
電源を入れるとキーボードバックライトと電源ボタンが光ります。WASDキーは白色、その他のキーは赤色です。
IPSパネルのおかげなのかはわかりませんが、これまでレビューしたノングレア液晶のなかで一番反射が少ないかもしれません。
左側にはセキュリティロックケーブル用スロット、mini-DisplayPort出力、HDMI出力、LANポート、USB3.1、USB3.1 Type-C、スピーカー出力、マイク入力があります。
右側にはSDカードリーダー、USB3.1が2つ、電源端子があります。USB2.0とUSB3.0がなく、すべてUSB3.1で揃っています。次世代のゲーミングPCらしさがインターフェイスに出ています。
後ろ側にインターフェイスはありません。代わりに「OMEN」と記載されています。
OMEN 15-ce000 パフォーマンスモデルの重さ
本体だけの重量は2.603kgでした。15インチのゲーミングノートPCならこれくらいの重さが多いです。
ACアダプターと電源ケーブルを含めると3.547kgです。
OMEN 15-ce000 パフォーマンスモデルのベンチマークスコア
OMEN 15-ce000 パフォーマンスモデルの性能をベンチマークソフトで評価しました。解像度はどれも1920×1080です。
FF14ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
9805 | 11000 | 14310 |
FF14ベンチマークはすべての設定で「非常に快適」の評価です。GTX1060搭載ノートだと10000に届かないことが多いです。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
24889 | 30484 | 48772 |
PSO2ベンチマークも問題ないスコアです。最高画質でも100fps以上出る性能です。
ドラクエ10ベンチマーク
ドラクエ10は18050です。
MHFベンチマーク
MHFベンチマークは19924でした。CPUの影響なのか、GTX1060搭載デスクトップよりかなり低いスコアです。GTX1060 6GB搭載デスクトップなら25000以上になります。
3DMARK TimeSpy(DirectX12)
総合スコア | Graphics score | CPU score |
---|---|---|
3297 | 3208 | 3920 |
DirectX12用ベンチマークのTimeSpyでは「上位75%」の評価でした。最新ゲームをプレイするにはギリギリの性能です。ただ、GTX1060 3GBではなく6GBなので最新ゲームの負荷に耐えやすいです。
3DMARK FireStrike(DirectX11)
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
8619 | 9944 | 10170 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位48%のパソコン」です。Theミドルスペックって感じです。現状これくらいの性能ならほぼすべてのゲームを快適に遊べます。多少重くても画質や解像度を下げれば対応できます。
特にMOBAやFPS等では120Hz液晶の威力を発揮しやすいですから、競技性の高いゲームをノートPCでプレイしたい人には一番におすすめしたいゲーミングノートPCです。サクサク・ヌルヌルなのにコスパの良さでは他のゲーミングノートPCを圧倒しています。