ドスパラ ガレリア GCR1660TNF-E 性能レビュー
17.3インチの144Hz液晶だからゲームに最適!
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GTX1060搭載ゲーミングノートPCが市場から消えた今、GTX1660Tiに注目が集まっています。デスクトップでもノートPCでもすでに人気で、BTOパソコンの売れ筋ランキング1位になっているモデルすらあります。
GTX1660Ti搭載ゲーミングノートPCはほとんどが15.6インチです。でもドスパラは17.3インチのモデルも販売しています。今回はそんな「ガレリア GCR1660TNF-E」をレビューしていきます。
ガレリア GCR1660TNF-Eはこんな方におすすめ!
20万円以下のゲーミングノートPCが欲しい!
ノートPCでも大画面でゲームをプレイしたい!
144Hz液晶でゲームをヌルヌルにしたい!
ガレリア GCR1660TNF-Eのスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 Home 64bit | Core i7-9750H |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1660Ti GDDR6 6GB | 16GB(PC4-21300) |
ストレージ | チップセット |
512GB NVMe M.2 SSD | モバイル インテル HM370 チップセット |
光学ドライブ | 液晶 |
なし | 17.3インチ 144Hz対応フルHD液晶 |
同じGTX1660Tiを搭載した「ガレリア GCR1660TGF-QC-G」との違いは液晶です。ガレリア GCR1660TGF-QC-Gの液晶サイズが15.6インチなのに対し、ガレリア GCR1660TNFは17.3インチです。リフレッシュレートはどちらも144Hzです。
液晶サイズが違うということはゲーミングノートPC本体の大きさや重さも変わってきます。持ち運びやすさなら15.6インチが優れていますが、17.3インチのほうが液晶が大きくて操作しやすかったりゲームに迫力が出たりします。
さて、このままのパーツ構成で買うよりは少しカスタマイズしたほうが快適性が向上します。私ならストレージを1TB NVMe SSDに変更します。512GBではたくさんのゲームをインストールできないからです。1TB以上にしたほうが絶対に使い勝手が良くなります。
ストレージの速度
ガレリア GCR1660TNF-Eに搭載されているSSDの速度を計測しました。
SSDの速度
SSDは「PHISON PS5012-E12S」でシーケンシャルリードが3433MB/s、シーケンシャルライトが2394MB/sです。NVMe SSDの中でも高速な部類です。
ガレリア GCR1660TNF-Eの外観
次にガレリア GCR1660TNF-Eの外観や接続端子のレビューをしていきます。
全体の寸法は約 398.5(幅)× 272(奥行き)× 28.15(高さ) mmです。旧モデルよりも小型・薄型になりました。
15.6インチのゲーミングノートPCに比べると幅、奥行き、高さのすべてが大きくなっています。
スタンダードな日本語キーボードで、マクロキー等はありません。
唯一気になるのはWindowsキーの位置です。左側ではなくスペースキーの右側にあります。
キーボードバックライトは常に色が変化し続けるタイプです。もちろんOFFにできます。
電源ボタン、ファンコントローラー、タッチパッドのON/OFFです。
液晶は1920×1080のノングレアです。液晶の上にWEBカメラが搭載されています。
144Hzから60Hzに切り替えられます。144HzならFPSを始めとした動きの激しいゲームがとても見やすくなります。
左側にはセキュリティスロット、LANポート、HDMI出力、mini-DisplayPort出力、USB3.1、USB3.2 Gen2 Type-C、マイク入力、スピーカー出力があります。
右側にはSDカードリーダー、USB3.1が2つあります。
後ろ側にインターフェイスはありません。
ガレリア GCR1660TNF-Eの重さ
ノートPC本体の重量は2.480kgです。17.3インチとは思えないほど軽量です。他のメーカーだと15.6インチのゲーミングノートPCがこれくらいの重さです。
ACアダプターとケーブルを含めると3.170kgです。
ガレリア GCR1660TNF-Eの温度
3DMARK FireStrikeを動作させたところ、CPU(Core i7-9750H)の温度は平均70.0℃、最大97℃でした。Core i7-9750HはどのノートPCでもこんな温度です。
GeForce GTX1660Tiは平均60.9℃、最大67℃でした。旧モデルよりも約4%低い温度です。あらゆる点が良くなっています。
ガレリア GCR1660TNF-Eのベンチマークスコア
ガレリア GCR1660TNF-Eの性能をベンチマークソフトで評価しました。解像度はどれも1920×1080です。
CINEBENCH R15 / R20
CINEBENCH R15 | CINEBENCH R20 | |
---|---|---|
マルチスレッド | 1143 cb | 2603 cb |
シングルコア | 189 cb | 454 cb |
Core i7-9750Hの性能です。Core i7-9750Hよりシングルコアは8~10%、マルチスレッドは27~42%低いベンチマークスコアです。
FF15ベンチマーク
高品質 | 標準品質 | 軽量品質 |
---|---|---|
6292 | 8308 | 10667 |
FF15ベンチマークは高品質と標準品質が「快適」、軽量品質が「とても快適」の評価でした。「快適」は上から3番目の評価です。つまりそこまでサクサク動きません。重いゲームをプレイする際には画質を下げる必要があります。
FF14:漆黒のヴィランズ ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
13897 | 14468 | 17403 |
平均97fps | 平均105fps | 平均147fps |
60fps以上で安定していましたから、FF14:漆黒のヴィランズなら最高画質で遊べます。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
40638 | 47786 | 72901 |
PSO2ベンチマークはCore i7-8750Hよりスコアが伸びています。
MHFベンチマーク
MHFベンチマークは34978でした。GTX1060搭載ゲーミングノートPCが23000くらいだったことを考えると、素晴らしい性能アップです。GTX1070搭載デスクトップ並です。
3DMARK TimeSpy(DirectX12)
総合スコア | Graphics score | CPU score |
---|---|---|
5828 | 5776 | 6147 |
DirectX12用ベンチマークのTimeSpyでは「上位55%」の評価でした。DirectX12はRTX20シリーズのほうが強いです。
3DMARK FireStrike(DirectX11)
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
13394 | 15191 | 15524 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位30%のパソコン」です。GTX1060より30%高いスコアです。現状GTX1660Tiで困ることはまずありません。それに144Hz液晶やメモリ16GBなのもいいですね。
RTX2060搭載ゲーミングノートPCよりも安く買えますから、これから多くの人がGTX1660Tiを第一候補にするはずです。というかすでにその傾向が出ています。17.3インチ + GTX1660Tiの組み合わせなら、今回レビューしたゲーミングノートPCをおすすめします。
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