NEW ALIENWARE 17 スプレマシー VR 性能レビュー
Alienwareシリーズ最強のゲーミングノートPC!
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ゲーミングノートPCで一番高性能なグラフィックボードはGTX1080です。でもGTX1080搭載モデルはとても希少で、あまり販売されていません。そんな中、ALIENWAREはしっかりGTX1080搭載ゲーミングノートPCを用意しています。
ALIENWARE 17の最上位モデルである「NEW ALIENWARE 17 スプレマシー VR」はGTX1080を搭載しつつ、CPUや液晶、ストレージまでもハイエンドな仕上がりです。どのような性能なのか実機で調べてみたのでレビューしていきます。
NEW ALIENWARE 17 スプレマシー VRはこんな方におすすめ!
最強性能のゲーミングノートPCが欲しい!
人気オンラインゲームをサクサクにしたい!
主に自宅で使う予定!
NEW ALIENWARE 17 スプレマシー VRのスペック
OS | CPU |
---|---|
Windows10 64bit | Core i9-8950HK |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1080 8GB OC | 16GB DDR4 2666MHz |
ストレージ | チップセット |
512GB PCIe M.2 SSD + 1TB HDD | 不明 |
光学ドライブ | 液晶 |
なし | 17.3インチ QHD (2560 x 1440) 120Hz TN+WVA AG 400-nits NVIDIA G-SYNC |
ただのGTX1080ではありません。オーバークロック版のためさらに性能強化されています。つまり他社で販売されているGTX1080搭載ゲーミングノートPCよりもさらにハイスペックです。
またCPUはCore i7-7700HQやCore i7-8750Hではなく、ずっと高性能なCore i7-8950HKが採用されています。ストレージはNVMe SSDですし、液晶は120Hz対応で高解像度・・・と何から何までハイエンドです。
そういえば以前レビューした「NEW ALIENWARE 15 スプレマシー VR」とほとんど同じパーツ構成です。名称からわかるように15インチと17インチというサイズの違いがあります。
SSDとHDDの速度
SSDとHDDの転送速度をCrystalDiskMarkで計測しました。
SSDは「SK Hynix PC400 NVMe 512GB」でシーケンシャルリードが2401 MB/sで、シーケンシャルライトが1337 MB/sです。ランダムアクセスも超高速です。実際の動作もめちゃくちゃ高速でした。ベンチマークソフトのインストールが一瞬で完了して、思わず「えっ!?」と声が出てしまったほどです。
HDDは「HGST HTS721010A9E630」でシーケンシャルリードが144 MB/sで、シーケンシャルライトが136 MB/sです。ノートPCのHDDも7200rpmが主流になってきました。
NEW ALIENWARE 17 スプレマシー VRの外観
次にNEW ALIENWARE 17 スプレマシー VRの外観や接続端子のレビューをしていきます。
あまりサイズ感がわかりにくいかもしれませんけど、かなり大きいです。寸法は高さ: 29.9 mm x 幅: 424 mm x 奥行き: 332 mmです。
Windows10には「マウスを接続したらタッチパッドを自動で無効にする」という機能があるため、WASDに指をおいてもタッチパッドは邪魔になりません。
ALIENWARE 15とは違ってテンキーも搭載されています。左側にあるのはTactXキーとマクロキーです。その他のキーが右側にずれているため、タイピングに微妙な違和感を覚えました。でもすぐに慣れるでしょう。
WASD周辺のキー配置は普通です。
エイリアンウェアのロゴが電源ボタンです。
液晶は最大2560 x 1440で、144Hzにも対応しています。FPSゲーマーには嬉しい液晶です。
電源を入れたら液晶の下が光っていて、「なんだこれ?」と思っていたら、アイトラッキングの機能でした。少し放置していたら液晶が暗くなって、画面に目を向けたら元通り明るくなる、なんて動作があって面白いです。他にも色々な活用方法があると思います。
左側にはNobleロックポート、USB3.1 Type-C、USB3.0、マイク入力、スピーカー出力があります。
右側にはUSB3.0がひとつだけです。
後ろ側にはLANポート、mini-DisplayPort出力、HDMI出力、Thunderbolt3、Alienware Graphics Amplifier接続用ポート、電源端子があります。接続端子はALIENWARE 15と同じです。
NEW ALIENWARE 17 スプレマシー VRの重さ
重量を計測したところノートPC本体は4.406kgでした。今までレビューしてきた17インチゲーミングノートPCのなかでもトップ3に入るくらい重いです。ALIENWAREのノートは全体的に重い印象です。
ACアダプターとケーブルを含めると5.926kgでした。頻繁に持ち運ぶのはかなりきついです。ほぼ自宅専用機として使うことをおすすめします。
NEW ALIENWARE 17 スプレマシー VRの温度
ベンチマークソフトを1時間以上動作させたところ、CPU(Core i9-8950HK)は最大100℃、HDDは最大33℃、GTX1080は最大85℃まで上昇しました。SSDはなぜか表示されなかったので温度は不明です。
CPUが100℃になったのは想定内です。熱暴走でカクカクすることはありませんでしたが、明らかに本来の性能を発揮できていませんでした。ノートPCクーラーを使う等の工夫が必要だと感じました。GTX1080はオーバークロック版なのに思ったよりも高い温度になっていません。
NEW ALIENWARE 17 スプレマシー VRのベンチマークスコア
各種ゲーム用ベンチマークソフトで性能を計測してみました。解像度はどれも1920×1080です。
FF15ベンチマーク
高品質 | 標準品質 | 軽量品質 |
---|---|---|
5208 | 5324 | 5234 |
FF15ベンチマークは画質を変えてもスコアに差が出ませんでした。たまにあるんですよねこれ。明らかにFF15ベンチマーク側の問題です。
FF14ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
15876 | 14688 | 16823 |
FF14ベンチマークも変な感じです。でも最高画質でも最高評価の基準の2倍を叩き出しているのでサクサクです。さすがはGTX1080です。GTX1070搭載ノートなら12000ちょっとです。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
35450 | 43798 | 67324 |
PSO2ベンチマークはあまり参考になりません。ノートPCだとスコアが低くなってしまいます。
ドラクエ10ベンチマーク
ドラクエ10は20773です。
MHFベンチマーク
MHFベンチマークは48681です。GTX1080搭載デスクトップ並の高いスコアです。GTX1080のオーバークロックが効いています。
3DMARK TimeSpy(DirectX12)
総合スコア | Graphics score | CPU score |
---|---|---|
6658 | 6976 | 5295 |
DirectX12用ベンチマークのTimeSpyは上位31%の評価でした。通常のノート用GTX1080よりも10%高い評価になりました。重いゲームすらサクサク動かせる性能です。ノートPCでPUBGをプレイしても144Hz液晶を活かせるはずです。
3DMARK FireStrike(DirectX11)
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
15559 | 19721 | 12600 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位15%のパソコン」です。ノートPCなのに上位に食い込んでいます。ハイスペックデスクトップゲーミングPCと同等の性能を持つことが証明されました。しかも高いフレームレートを144Hz液晶に反映できるのが嬉しいです。
ノートPCで重いゲームもプレイできるなんて本当に良い時代になったと実感します。CPU、グラボ、液晶、ストレージをすべて最上級にして、最高のゲーム環境を整えたい人におすすめです。