NEW ALIENWARE 15 スプレマシー VR 性能レビュー
15インチ最上位のハイスペックゲーミングノートPC
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DELLのAlienwareシリーズは同じ名前でも定期的にスペックが新しくなります。例えば同じエイリアンウェア 15 スプレマシーでも2015年のものと2018年のものとでは中身がまったく異なるのです(2015年はGTX980M搭載でした)。
2018年6月現在の最新パーツが詰まった15インチゲーミングノートPC最上位である「NEW ALIENWARE 15 スプレマシー VR」をレビューしていきます。
ALIENWARE 15 スプレマシー VRはこんな方におすすめ!
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ALIENWARE 15 スプレマシー VRのスペック
OS | CPU |
---|---|
Windows10 64bit | Core i9-8950HK |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1080 8GB | 16GB DDR4 2666MHz |
ストレージ | チップセット |
512GB PCIe M.2 SSD + 1TB HDD | 不明 |
光学ドライブ | 液晶 |
なし | 15.6インチ UHD (3840 x 2160) 60Hz IPS ディスプレイ NVIDIA G-SYNC 有効 |
NEW ALIENWARE 15 スプレマシー VRはALIENWARE 15の中で一番ハイスペックなノートPCです。CPU、メモリ、グラフィックボード、SSDなどあらゆるパーツが他のモデルとは異なります。
特徴的なのがCPUとSSDです。最近販売されているゲーミングノーPCのCPUはCore i7-7700HQやCore i7-8750Hが採用されていることが多いです。しかしALIENWARE 15 スプレマシー VRはCore i9-8950HKです。6コア12スレッド、定格クロック2.90 GHz、最大クロック4.80 GHzと、デスクトップ用のCore i7-8700Kに匹敵するスペックです。
グラフィックボードはノートPC用最上位のGTX1080です。しかも15インチでGTX1080ってかなり凄いことです。普通は17インチですよ。だから持ち運びやすいのに最強性能・・・と理解不能レベルな最強のノートPCです。
SSDとHDDの速度
SSDとHDDの転送速度をCrystalDiskMarkで計測しました。
SSDはシーケンシャルリードが2974 MB/sで、シーケンシャルライトが1358 MB/sです。さすがはNVMe SSDです。ゲームの起動だけでなく何もかもが爆速になってくれます。
HDDの速度を見るとSSDの速さがよくわかります。シーケンシャルリードはSSDが20倍ですからね・・・。
ALIENWARE 15 スプレマシー VRの外観
次にALIENWARE 15 スプレマシー VRの外観や接続端子のレビューをしていきます。
近未来感溢れるデザインです。エイリアンウェアのロゴマークである宇宙人の部分は立体的になっています。
ちょうどいいサイズです。私はゲーミングノートPCなら15.6型が一番好きです。
キーボードはテンキーのないシンプルなタイプです。代わりにマクロキー等が左側に設置されています。
キー配置はスタンダードで変なところはありません。SHIFTキーやスペースキーの大きさもいい感じです。左上がマクロの設定ができるTactXを開くキー。残り5つがマクロ専用キーです。
電源を入れるとALIENWAREのロゴ、電源ボタン、キーボードバックライトが光ります。どの部分を何色に光らせるかは、AlienFXという機能で変更可能です。
横も光ります。
液晶は表示が綺麗なIPSパネルです。
解像度は最大3840×2160です。つまり4K対応です。リフレッシュレートは60Hzが限界です。購入時のカスタマイズに120Hz液晶はありませんでした。
左側にはNobleロックポート、USB3.1 Type-C、USB3.0、マイク入力、スピーカー出力があります。
右側にはUSB3.0がひとつだけです。
後ろ側は出っ張っています。LANポート、mini-DisplayPort出力、HDMI出力、Thunderbolt3、Alienware Graphics Amplifier接続用ポート、電源端子があります。
Amplifierについては「Alienware Graphics Amplifierの使い方」の記事で解説しています。
ALIENWARE 15 スプレマシー VRの重さ
重量を計測したところノートPC本体は3.531kgでした。15インチゲーミングノートPCなのに17インチ並の重さです。GTX1080が原因でしょうか。
ACアダプターとケーブルを含めると4.505kgでした。一般的に15インチのゲーミングノートPCは全部あわせても3kg程度なのでこれはかなり重いです。
ALIENWARE 15 スプレマシー VRの温度
ベンチマークソフトを1時間以上動作させたところ、CPU(Core i9-8950HK)は最大100℃、HDDは最大33℃、GTX1080は最大81℃まで上昇しました。SSDはなぜか表示されなかったので温度は不明です。
CPUが100℃に達しているのはさすがにマズイです。ただ熱暴走は一切感じなかったので特に気にしなくても大丈夫かもしれません。逆にGTX1080は80℃程度で収まっているのが驚きです。90℃越えるかと思っていました。
ALIENWARE 15 スプレマシー VRのベンチマークスコア
各種ゲーム用ベンチマークソフトで性能を計測してみました。解像度はどれも1920×1080ですが、4Kのスコアも一部ご紹介します。
FF15ベンチマーク
高品質 | 標準品質 | 軽量品質 |
---|---|---|
6235 | 9079 | 11761 |
FF15ベンチマークは最低画質に設定すればかなりサクサクでした。ノートPCでFF15をまともにプレイできるなんて思いもしませんでした。GTX1080だけでなくCPUの影響も大きいでしょうね。とにかく素晴らしいです。4Kに設定したら軽量品質で4166でした。カクカクしていたので快適には程遠いです。
FF14ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
15052 | 15096 | 18634 |
FF14ベンチマークは余裕で最高評価です。GTX1070Ti搭載デスクトップと同じくらいのスコアです。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
68409 | 68492 | 87304 |
PSO2ベンチマークはノートPCだとスコアが半減する傾向があります。それなのに設定6で60000越えは良い意味で予想外です。
ドラクエ10ベンチマーク
ドラクエ10は21522です。ノートPCでは歴代最高スコアです。4Kにしたら19029でした。
MHFベンチマーク
MHFベンチマークは43023です。GTX1080搭載デスクトップより1割減くらいです。4Kは12766で、ガクンと落ちました。
3DMARK TimeSpy(DirectX12)
総合スコア | Graphics score | CPU score |
---|---|---|
5947 | 5975 | 5794 |
DirectX12用ベンチマークのTimeSpyは上位41%の評価でした。GTX1070搭載デスクトップくらいのスコアです。重いゲームもしっかり遊べる性能です。
3DMARK FireStrike(DirectX11)
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
14473 | 17012 | 13567 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位20%のパソコン」です。デスクトップとノートPCをあわせても相当なハイスペックに位置しています。今のところすべてのゲームの推奨スペックをクリアしていますから、事実上このゲーミングノートPCで遊べないゲームは存在しません。
しかも15インチでここまでハイスペックを実現しているのが何よりも凄いです。普通は持ち運びやすさか性能のどちらかを妥協しなければならないのですから。持ち運びやすさと高性能を両立したノートPCなのでとてもおすすめです。