PCゲーマーが使っているコントローラーは本当にさまざまで、私の周囲だけを見ても「箱コン」「キーボード」「プレステ用コントローラー」と3つの派閥があります。

しかし、実際に統計をとると「あるコントローラー」の使用率が非常に高いことがわかりました。

今回はSteamが公表しているデータからPCゲーマーの6割が使っているコントローラーを紹介します。

コントローラの王者は「箱コン」

Steamが2024年6月27日に公表したデータによると、Steamユーザーの6割が箱コン（Xboxコントローラー）を使用しているのだとか。

• セッションの59%はXboxコントローラーを使用
• 26%はPlayStationコントローラーを使用
• 10%はSteam Deckを使用

厳密にいえば「Steam入力」で使用されているコントローラーの割合なのですが、まあ使用割合の概況と考えれば良いでしょう。

箱コンは汎用性の高い高品質なコントローラーとして知られており、単体でも人気がありますよね。

一部の高額モデルこそお高いのですが、通常のワイヤレスコントローラーならば6000円程度で買えるため、お買い得感があります。

汎用性が高く高品質

XBOXコントローラーの最大の強みは、その汎用性です。XBOXコンソールだけでなく、PCやモバイルデバイスでも使用できるため、マルチプラットフォームゲーマーにとって理想的な選択肢でもあります。

実際に箱コンを使うとわかるのですが、9割以上のゲームが「つなぐだけで動く」ので、互換性に関する余計な心配がありません。

さらに高品質な素材と堅牢な作りによって、長期間の使用にも耐える耐久性も魅力。箱コンを購入してしまえば頻繁に新しいコントローラーを購入する必要がありません。

PCゲームならキーボードと箱コンでほぼ全ての用途に耐えられるので、鉄板中の鉄板といったところでしょうね。

今なら「Vader3pro」も有力な選択肢

昨年あたりから急速に人気が高まっているPCゲーマー御用達のコントローラー「Vader3pro」。

箱コンの対抗馬として注目されています。FLYDIGIから提供されているVader3proは、2024年時点で品切れが続出。

実売価格7000円程度ながら、マウスクリックのような押し心地が好評を集めています。以下は、Vader3proの特徴です。

多機能トリガー

Vader3proは、ホールエフェクトトリガーとマイクロスイッチトリガーを切り替え可能で、ゲームプレイに応じてトリガーの感触を変えることができます。

高品質なスティック

ホールエフェクトスティックを採用しており、高い耐久性と精度を実現しています。長時間の使用でもスティックのドリフトが発生しにくく、正確な入力が可能です。

多プラットフォーム対応

PC、Nintendo Switch、モバイルデバイスなど多様なプラットフォームに対応しており、一つのコントローラーで複数のデバイスを操作できます。

PCゲーマーなら箱コンかVader3proの2択かもしれない

Vader3proはまだSteamのレポートに上がってくるほど普及していませんが、「エリコン（Xbox Elite コントローラ）の代替」として評価されています。

箱コンとVader3proを保持しておけば、どちらか片方が故障しても安心かもしれません。PC用ゲームコントローラーは結構な割合で故障しますから、「メインとサブ」で2台持ちでも良いでしょうね。

実際に私の周囲ではVader3pro使用者がじわじわと増えてきました。問題は日本国内での入手性ですが、確固たる人気がありますので今後は改善していくでしょう。