「PCのコスパ計算」が面倒な人のための簡単な計算
投稿日:
※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
「ゲーミングPCはコスパで選ぶべき」という論調は20年前からあります。確かにその通りだと思います。しかし、コスパって計算が面倒じゃないですか?
BTOメーカー各社は他社と完全に構成が被らないように少しずつ内容を変えてますし。そこで今回は私流の簡単な計算方法を紹介します。
PCの価格を65%で割る計算方法
まずPCの価格についての基礎知識をおさらないしておきましょう。
ゲーミングPCの場合、価格の5割~7割は「CPU+グラボ」の合計値です。つまり、20万円のゲーミングPCならばCPUとグラボで10万円~14万円くらいが相場です。
そしてCPUとグラボの価格の合計値が「65%」を超えるほどコスパがよくなります。例えば、
Corei i7 14700 + RTX4070 Ti SUPER搭載 = 約195,000円
195,000円 ÷ 0.65 = 298,500円
となります。Corei i7 14000とRTX4070 Ti SUPER搭載で30万円を切るという構成は、BTOの中でもお得な部類のはずです。
この65%を基準として、割合が小さければコスパは落ち、高ければ上がっていくという論法ですね。性能の大半を決めるCPUとグラボが、価格のうちどれくらいの割合を占めるかでコスパを計算しています。
- 欲しいと思ったBTOパソコンの価格をメモする
- 構成を見てCPUとグラボの価格を調べる
- 2の合計値を0.65で割る
- 3で出した数値よりも1の価格が大きいか小さいかでコスパを判断(小さいほどコスパが高い)
という感じですね。
ただ、この方法だとマザーボードや電源がコストカットされていればいるほどコスパが良くなりますので、それなりの目利きが必要ですね。
ミドルレンジまでなら「+8万円」も良い
もうひとつ、ロー~ミドルレンジまでのゲーミングPCのコスパ計算に便利な方法を紹介します。
こちらもシンプルで「CPUとグラボの価格に8万円を足す」というもの。
CPUとグラボの合計値に8万円を足して、それよりも大きいか小さいかでコスパを判断します。
Corei i5 13400 + RTX4060 = 約85,000円
85,000円 + 8 = 165,000円
ほしいPCが165000円をどれだけ下回るか(値段が近いか)でコスパを判断できるので、非常に簡単です。
自作PCをやるとわかるのですが、CPUとグラボ以外のパーツをそこそこのラインでそろえると大体8万円くらいになります。
なので、自作で作った時に比べてどのくらい安いか(高いか)を判断する方法です。ハイエンド構成になると使えないのですが、ミドルレンジまでなら結構いい線で見極められるのでおすすめです。
コスパだけのゲーミングPC選びは危険?
コスパはゲーミングPC選びの重要な基準ですが、コスパだけになると納得感が落ちてしまうことが多々あります。
結局は「欲しい構成を納得して買う」ことで満足度が高まりますし、少々高くても愛着が持てれば「元は取った」と感じるでしょう。
個人的には2~5万円の価格のブレは許容したほうが幸せになれるかなと。あとはケースの見た目など外観の問題もありますからね。
コスパはあくまでもひとつの基準であって「全て」ではない、ことを念頭に置きましょう。