出展：e-sports SQUARE

先日、初めて秋葉原のe-Sports SQUAREに行ってきました。e-Sports SQUAREは色々なPCゲームや格ゲーが遊べるオープンスペースのネカフェみたいなところです。

普段私はネカフェでゲームをすることはありません。自宅のほうが快適ですし、慣れたゲーミングデバイスを使えるからです。でも知り合いと同じ空間でゲームを遊びたかったり、イベントに参加したかったりと、そういう需要があることも理解しています。

実際私は数名の友人達と一緒にe-Sports SQUAREに行きました。でもそこで驚きました。e-Sports SQUAREは一人客が圧倒的多数だったのです。しかもプレイしているゲームはみんなバラバラ。G-TuneのゲーミングPCがずらりと並んでいて、SF2、AVA、HearthStone、StarCraft2などを独りで黙々とプレイしているのです。

ふと疑問が生じました。「なぜ彼らは独りでわざわざe-Sports SQUAREまで来て、ゲームをプレイしているのだろうか？」と。マウスやマウスパッドを持ってきているのかもしれませんが、慣れない環境でプレイしている理由がわからなかったのです。オープンスペースだからボイスチャットも使いにくいですよね。

e-Sports SQUAREを退店し、家に帰ってからも疑問は頭を離れません。その理由を考えてみました。

自宅にゲーミングPCがないから？

最初に思いついた理由です。自宅にゲーミングPCがなかったり、低スペックだったりして、オンラインゲームを快適に遊べる環境が自宅にないため、e-Sports SQUAREに来ている。

ただ、e-Sports SQUAREは非常に混雑していました。ほぼ満席です。本当に全員が自宅にゲーミングPCがないとは考えられません。となると、もっと別の理由でe-Sports SQUAREに来ている人も大勢いるはずです。

ネカフェイベントのため？

日本で稼働しているオンラインゲームはネカフェ専用のイベントを定期的に開催しています。「今月、◯◯のネカフェに行って、ゲームをプレイしたらアイテムをプレゼント！」みたいなのを見たことがあると思います。

アイテムやポイントを入手するためにネカフェに行く人はそれなりにいるのだと思います（だからこそ毎月イベントを継続しているはずです）。でもStarCraft2やHearthStone、格ゲーのプレイヤーには無関係です。やはり別の理由があります。

たまたま近くに来たから暇潰しに？

秋葉原に来て、2時間ほど暇ができたからe-Sports SQUAREに寄った可能性も考えられます。少しの時間があったら漫画喫茶に行ったり、ゲームセンターに行く人は多いですよね。それと同じ感覚です。

その割には混雑していたような気がしますが、e-Sports SQUAREの認知度は向上していますし、PCゲーマーの人口も増えていることを考えると、「暇潰し」という理由は納得できます。

ゲームセンターの新しい形

ゲームセンターは年々減っています。私が昔常連だったゲームセンターは1つも残っていません。「ゲームをするために出かける時代は終わったのかな？」と思っていたからこそ、e-Sports SQUAREに衝撃を受けました。

もしかするとe-Sports SQUAREはゲームセンターの新しい形なのかもしれません。例えば、e-Sports SQUAREのスタッフの方は来店したゲーマーに話しかけて、楽しい空間を作り出すよう努力していると感じました。

ただ単にゲームをする場ではなく、コミュニケーションを含めた楽しさを演出しているわけです。だからこそ御一人様でも孤独に感じない空間になり、「また行ってみたい」と思うのかもしれません。

今回は友人達と行きましたが、今度は一人で行ってみようと思います。また別の楽しさを発見できるような気がします。e-Sports SQUAREの継続と発展に期待しています。

>> e-sports SQUARE 公式サイト