2024年版「10ギガ環境」を作るために必要なパーツ
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1Gbpsを超えるインターネット速度が一般的になる中、10Gbps回線への関心が高まっています。この超高速回線はまだ全面的に普及してはいませんが、ドコモ光などの大手でも地域でサービスが開始されるなど、一般化が近いですね。
ゲームプレイヤーにとっては、ダウンロード時間の短縮や遅延の軽減など、さまざまなメリットも。
では、10Gbps光回線を最大限に活用するためには、どのような機器が必要になるのでしょうか。
10G対応LANボード
現代のゲーミングPCは一般にギガビットイーサネットに対応していますが、10Gbpsイーサネットに対応しているものはまだ多くありません。もしマザーボードが10ギガ非対応の場合は、対応LANボードの増設が必要です。
2024年時点で人気のある製品には、ASUSの「XG-C100F」やTP-Linkの「TX401」があります。これらはPCIe接続のLANカードで価格帯は約15,000円から25,000円程度です。
しかし、PCIeスロットを占有するうえに発熱やエアフローの問題を引き起こす可能性があるため、初めから10Gbpsイーサネットに対応しているゲーミングマザーボードも視野に入れたいですね。
2024年現在、複数のマザーボードメーカーが10Gbpsイーサネット対応マザーボードを市場に投入しています。
これらの製品は、2.5Gbps、5Gbps、そして10Gbps対応のオンボードLANポートを搭載しており、価格は約40,000円前後。
この価格は、10G対応LANボードを別途購入するコストを考慮すると決して高価とは言えません。もっと10ギガ対応のマザーボードが安くなって欲しいですね。
CAT6A以上のLANケーブル
10ギガ環境の構築で忘れがちなのが適切なケーブルの選択。CAT6A以上の規格を持つケーブルを使用していれば問題ありませんが、CAT6を使用すると最大通信速度が1Gbpsに制限されてしまうため、注意が必要です。
可能であれば、より広い伝送帯域とノイズ耐性を備えたCAT7以上のケーブルの使用を推奨します。以下は、特に入試しやすいCAT7ケーブルの代表例です。
サンワサプライ CAT7 LANケーブル
サンワサプライのCAT7 LANケーブルは、高周波数帯域における伝送特性が優れていることが特徴です。シールドタイプでノイズからの干渉を防ぎ、信頼性の高い通信を実現します。
バッファロー CAT7対応フラットLANケーブル
バッファローのフラット型CAT7 LANケーブルは、省スペースでの配線を可能にする薄型フラット設計が特徴です。
高速データ伝送とノイズ耐性を両立し、見た目にも配慮した設計で、家庭やオフィス内での利用に適しています。
エレコム CAT7対応LANケーブル
エレコムから発売されているCAT7対応LANケーブルは、耐久性に優れた素材を使用しており、長期間にわたる使用に耐える設計となっています。
オーディオテクニカ CAT7a LANケーブル
オーディオテクニカのCAT7a LANケーブルは、音響機器メーカーならではの高品質な音声・映像データの伝送にも最適化されており、特にエンターテインメントシステムでの利用に適しています。
10GBASE-T対応のスイッチングハブやNAS
複数のデバイスを10Gbps回線で利用する場合は、10GBASE-T対応のスイッチングハブやNASの準備も欠かせません。一般的なルーターの中には10Gbpsイーサネットに対応したモデルが増えてきていますが、2024年時点でも10G対応のスイッチングハブは選択肢が限られ、価格も高めです。
例えば、NETGEARの「Nighthawk XR700」やASUSの「ROG Rapture GT-AX11000」が10Gbps対応ポートを備えていますね。家庭用としては高価ですが、複数のデバイスを10Gbpsで接続するには適しています。
ゲーム用途だけでなく、将来的には10Gbps回線が標準になる可能性があるため、今のうちに準備を整えておくのは賢い選択かもしれません。