おすすめは2.5GbE?ギガビットイーサネットのメリット
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PCゲームをプレイする際、有線接続を使用する方のほうが多いと思います。有線接続ではイーサネットの仕様がとても大切。
10年ほど前から徐々に一般化してきた「ギガビットイーサネット」ならば、安定した高速通信が望めます。しかし、5GbEや10GbEはハードルが高いことも事実。
そこで、ほどほどに速くて使いやすい2.5GbEに目を向けて見ましょう。
ギガビットイーサネットのメリット
ギガビットイーサネットとは、最大通信速度が1ギガビット/秒である通信規格です。マザーボードのスペック表などでは「1GbE」などと表記されていますね。
また、「1000BASE-T」も1000Mbps、つまり1ギガビット通信が理論上可能なので、ギガビットイーサネットの代名詞的な存在。
ギガビットイーサネットを使うことのメリットとしては、
・通信速度が速いため、LAN内にある機器とのデータ通信にストレスがない
・光回線のスペックを損なうことなく、数百Mbpsの通信速度をそのまま活用できる
などがありますね。VRコンテンツや重量級の3Dゲームなどでは、実質的にギガビットイーサネットが必須だったりします。
ギガビットイーサネットのデメリット
デメリットというよりも弱点なのですが、以下のようなものが挙げられます。
- LAN内で接続する機器はすべて同一の規格に対応している必要がある
- 1GbEより上の規格に対応している機器は少なく、価格も高い
ギガビットイーサネットの恩恵を受けるためには、ルーターやNASなど接続先の機器も同じ規格に対応していなければなりません。
例えばマザーボードのイーサネットコネクタが1000BASE-Tであっても、NASのイーサネットコネクタが100BASE-Tならば、ギガビットイーサネットは実現しないわけです。
この場合は、遅いほうの規格に合わせられるため、マザーボードのギガビットーサネット機能は無駄になってしまいます。
また、最近でこそ1GbEへの対応は当たり前になりましたが、5GbEや10GbEはまだまだ普及しきっていません。とくに10GbE対応の機器は高価で、なおかつ効果も体感しにくいのが実情です。
よほど巨大なファイルやデータでなければ、10GbEの恩恵は感じられないと思います。だいたい5GbEあたりで体感速度は頭打ちになりますからね。
ほどほどに速くて安価「2.5GbE」がおすすめ
すでに1GbEの環境を整えていて「もう少しサクサク通信したい」というのであれば、2.5GbEの環境づくりがおすすめです。
1GbEの約2.5倍で通信できる可能性があり、対応機器も現実的な価格だからです。例えばルーターなら、2.5GbE対応製品は2万円台から購入可能です。
国内メーカーのもので入手しやすいのはI-O DATAの「WN-DAX3000QR」ではないでしょうか。2.5GbEコネクタをWANとLANに各1個ずつ備え、1000BASE-Tのポートも3つ搭載しています。
また価格は約23000円で、高価なことに変わりはありませんが、十分に手に入る金額。
ちなみにWAN側だけが2.5GbE対応のルーターとしては、NECの「Aterm WX3600HP」などもおすすめですね。こちらは18000円程度で購入できます。
どうせならLAN側も対応しているものがよいので、私としてはWN-DAX3000QRのほうがおすすめですね。NASも2.5GbE対応にすれば、巨大なファイルもサクサク格納・参照できますし。
また、最近増えてきた10Gbpsを超える光回線でもボトルネックになりにくく、10GbEまではいらないけれどもう少し速い環境が欲しい、という方には使い勝手の良い企画です。
ルーターやNASも徐々に対応製品が増えてきているので、次回のマザーボード更新ではぜひ2.5GbE対応のものを選んでみましょう。