レベルインフィニティ Lev-C017-LCi7-UZS 性能レビュー
Radeon RX480搭載!GTX980やGTX1060と比較しました
投稿日:
※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
ここ1年くらい、グラフィックボードはVRが動かせるかどうかがポイントになっています。Oculus RiftもHTC ViveもGeForce GTX970以上になっているため、この性能を上回りつつコスパを良くするようにNVIDIAやAMDが努力していると見受けられます。
NVIDIAがGTX1000シリーズ(本当はGTX10シリーズ)を発売した一方で、AMDは格安なVR向けグラフィックボードのRadeon RX480を発売しました。Radeon RX480はGeForce GTX980相当という触れ込みですが本当でしょうか。今回はRX480を搭載したゲーミングPC「Lev-C017-LCi7-UZS」をレビューします。
Lev-C017-LCi7-UZSはこんな方におすすめ!
VRに最適な格安ゲーミングPCが欲しい!
邪魔にならない小型デスクトップを選びたい!
GeForceよりRadeonのほうが好き!
Lev-C017-LCi7-UZSのスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 64bit | Core i7-6700 |
グラフィックボード | メモリ |
Radeon RX480 8GB | 8GB |
ストレージ | チップセット |
480GB SSD | インテル Z170 Express |
光学ドライブ | 電源 |
DVDスーパーマルチドライブ | 500W(80PLUS SILVER) |
まずレベルインフィニティ(LEVEL∞)のゲーミングPCブランドはちょっと複雑な立場にいます。「パソコン工房」が販売している「iiyama」ブランドの「レベルインフィニティ」です。
iiyamaといえば液晶モニターのイメージが強いですが、最近はPCも販売しています。そしてパソコン工房とiiyamaは同じユニットコムグループです。さらに言うならG-TuneのマウスやFaith、TWO TOP、デジタルドラゴン等もユニットコムグループです。
さて、パーツを見るとチップセットがZ170であることを除けばミドルスペック相当です。ストレージはHDDではなくSSDを採用しているため、快適性は抜群です。ただ、480GBだとゲーミングPCとして使うにはやや容量不足な感が否めません。予算に余裕があるならHDD追加かSSDの容量アップをおすすめします。
Lev-C017-LCi7-UZSの外観
次にLev-C017-LCi7-UZSの外観や接続端子のレビューをしていきます。
サイズは約幅178 × 奥行384 × 高さ292 mmです。キューブ型に属するのでしょうか。とにかく小型です。
正面の右側に電源ボタン、USB3.0が2つ、マイク入力、スピーカー出力があります。
この写真を見ていて気付きました。もしかしたら手前の穴がDVDドライブかもしれません。てっきりDVDドライブは非搭載だと思っていましたが、スペックを見るとDVDドライブが含まれていますし、他にそれっぽい場所はなかったため、おそらくそうなのでしょう。
左側は大きなメッシュがあります。電源を当てて手を触れてみたら風を感じたので、排気口のはずです。
右側も同様に大きなメッシュで覆われています。こちらは吸気口です。小型ゲーミングPCは排熱が命ですからね。良い設計だと思います。
背面はコンパクトにまとまっています。マザーボードの接続端子はUSB3.0が6個、USB2.0が2個、PS2、LANポートが2つ、サウンド関連です。LANポートが2つってどういう使い方を想定しているかちょっと謎です。
Radeon RX480の接続端子はHDMI、DisplayPortが3つです。DVIはありません。
底面のメッシュは簡単に引き出せます。デスクトップは床置きしていると、底面にホコリが溜まりやすいです。たまに掃除したほうがゲーミングPCが長持ちします。だからこのように底面のメッシュを掃除しやすい設計にしているのは高評価です。
Lev-C017-LCi7-UZSのベンチマークスコア
Radeon RX480はGTX980に匹敵する性能があるのでしょうか。そして最近発売されたGTX1060と比較してコスパは良いのでしょうか。ゲーム用ベンチマークソフトで性能を検証してみました。
DX11 最高品質 | DX11 高品質 | DX11 標準品質 |
---|---|---|
9968 | 11419 | 17952 |
DX9 最高品質 | DX9 高品質 | DX9 標準品質 |
13641 | 13980 | 21106 |
FF14ベンチマークは一番重い設定にしても最高評価の「非常に快適」でした。DX11 最高品質のスコアを比較してみると、GTX980にもGTX1060にも負けています。うーん、相性があるのでしょうか。
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) | 設定1(低画質) |
---|---|---|---|
29436 | 53933 | 76038 | 111909 |
PSO2ベンチマークは設定6だと想い場面があるかもしれません。設定5がおすすめです。
ドラクエ10は20285です。ドラクエ10ベンチマークは18000以上は誤差の範囲なので比較することはできません。
MHFは21902です。GTX980だと約30000、GTX1060だと約26000なのでやはりRX480のほうが負けています。
3DMARKの評価では「上位21%のパソコン」です。3DMARK FireStikeだとGTX980やGTX1060と同等のスコアが出ました。ベンチマークソフトによって確実に相性が発生しています。
でも一番信頼できる3DMARKで同等なのですから、多くのゲームやVRで高性能を発揮してくれるはずです。格安であることは間違いないので、Radeon派の人には嬉しいゲーミングPCだと思います。