PCパーツの故障体験談!どのパーツが最初に壊れた?
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PCを長く使っていると、必ず訪れる「故障」。しかし、PCパーツは均等に消耗するわけではありません。
そこで今回は、PCパーツの寿命に関する基本的な情報と、実際にどのパーツが最初に壊れたかについての体験談をご紹介します。
PCパーツは均等に消耗しない
PCパーツの寿命は、それぞれの役割や使用条件によって大きく異なります。そこで、主なPCパーツの壊れやすさを5段階で評価してみました。
ハードディスクドライブ(HDD)
壊れやすさ: ★★★★☆
物理的に回転するディスクとヘッドを持つため、摩耗が進みやすい部品です。頻繁にデータを読み書きする用途で使われる場合、数年で故障することも珍しくありません。
ちなみにSSDの場合はHDDよりも壊れやすさが低くなりますが、SSDは書き込み寿命を判断する指標として、「TBW(Total Bytes Written)」があるため、この数値が目安です。
電源ユニット(PSU)
壊れやすさ: ★★★☆☆
PC全体に電力を供給する重要なパーツですが、内部のコンデンサが経年劣化するため、故障リスクが高くなります。特に、安価な電源ユニットでは耐久性が低い場合があります。
近年の電源は非常に耐久性が上がっており、めったに故障しません。体感では5年以内の故障率が10年前と比べてかなり小さくなっています。それでもHDDに次いでよく故障するイメージですね。
メモリ(RAM)
壊れやすさ: ★★☆☆☆
比較的長寿命な部品とされていますが、突然の故障が発生することもあります。静電気や物理的な損傷が原因になることが多いです。
グラフィックカード(GPU)
壊れやすさ: ★★★☆☆
高温環境で動作することが多いため、冷却が不十分な場合には寿命が短くなる可能性があります。特に、高負荷のゲームやレンダリング作業で酷使されると、故障リスクが高まります。
マザーボード
壊れやすさ: ★★☆☆☆
マザーボード自体が壊れることは比較的少ないですが、周辺部品(電解コンデンサなど)が劣化することで動作不良を引き起こすことがあります。
どのパーツが最初に壊れた?実際の体験談
ここからは、私が知人や友人にヒアリングして得た「故障の体験談」を紹介します。
HDDの故障
「3年ほど使用していたデスクトップPCで、急にOSが立ち上がらなくなりました。調べてみると、HDDから異音がしていて、読み取りが不可能になっていました。定期的にバックアップを取っていなかったので、データを失ったのは痛い教訓でした。」
HDDは使い方によっては3年程度でも故障します。常時つけっぱなしや頻繁に読み書きが発生する環境では、バックアップが必須ですね。
電源ユニットの故障
「ある日、PCの電源が全く入らなくなりました。最初はマザーボードの故障かと思いましたが、テスターで電源ユニットを確認すると、出力がゼロでした。長時間の稼働で負荷がかかっていたのが原因だと思います。」
この友人は週末にOSのアップデートで再起動する以外は常時つけっぱなしで、平日は海外のゲームを数時間プレイしていたそうです。高負荷+長時間使用なので故障率が高くなったと思われます。
GPUのトラブル
「ゲーム中に画面がフリーズし、再起動すると画面にノイズのようなチラつきが表示されるようになりました。原因はGPUのオーバーヒートで、ファンのホコリを掃除していなかったことが影響したようです。」
グラボの清掃は意外と見落としがちな故障ポイントですね。年に1度はエアダスターなどで清掃するようにしたいです。
メモリの不具合
「新しいアプリをインストールした直後にブルースクリーンが頻発するようになりました。原因を突き止めるのに苦労しましたが、メモリ診断ツールを使ったところ、一枚のメモリモジュールに不良セクタが見つかりました。」
現在のWindows OSには標準機能としてメモリ診断ツールが付属しています。特に難しい作業ではないので、念のためメモリ診断を実施しておくのも一つの手でしょう。
使い方によって故障リスクは増減する
PCパーツはそれぞれの特徴に応じて寿命が異なり、均等には消耗しません。どのパーツが最初に壊れるかは使用状況や環境によって異なりますが、適切なメンテナンスを行うことで寿命を延ばすことができます。
清掃や点検、バックアップは定期的に行うようにしましょう。