自作PCのエイジングに使える負荷テストツール
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PCの自作が終わってまずやることと言えば、「負荷テスト(エイジング)」です。
ストレステストという呼び方もありますが、やることは大体同じです。エイジングは慣らし運転のほかにも、予期せぬ不具合の検知や、パーツの組付けの精度をチェックするなど様々な利点があります。
エイジングに使えるツールはいくつかありますが、今回は初心者向けにメジャーなものをピックアップしてみました。
1. Prime95
Prime95は、CPUの負荷テストを行うための定番ツールです。特に「Small FFTs」テストがCPUに最大限の負荷をかけることで知られており、オーバークロックの安定性テストにも使用されます。
- シンプルで軽量
- CPUの温度や消費電力をチェックしながら、長時間の安定性を確認できる
- 多くのオーバークロックコミュニティで推奨されており、使用方法の情報も豊富
日本語対応はありませんが、使い方が簡単で、日本語の解説サイトも多数存在します。
また、CPUの新しいアーキテクチャに対応するための更新が行われており、最新のCPUにも対応。
2. Cinebench
Cinebenchは、CPUとGPUの性能をテストするベンチマークツールです。特に、リアルタイムのレンダリング性能を測定するため、実際の使用環境に近い負荷テストが可能です。
- シンプルなインターフェースで使いやすい
- テストが比較的短時間で完了し、結果も視覚的にわかりやすい
- CPUとGPU両方の性能を測定できる
最新のバージョンのCinebench R23は日本語対応しており、スコアの比較も容易です。また、マルチコアCPUのパフォーマンスを正確に測定できるように最適化されています。
3. OCCT
OCCT(OverClock Checking Tool)は、CPU、GPU、電源ユニット(PSU)など、PC全体の負荷テストを行える多機能ツールです。ストレステストのオプションが豊富で、細かい設定が可能です。
- CPU、GPU、メモリ、電源の各コンポーネントに対する負荷テストを実施可能
- 温度、電圧、ファン速度などの監視機能が充実しており、詳細なログを取ることができる
- 直感的なインターフェースと、最新バージョンでは日本語対応も行われているため、日本人ユーザーにとって使いやすい
OCCTの開発者は、新しいCPUやGPUアーキテクチャに対応するための更新を頻繁に行っており、ユーザーインターフェースや監視機能の改善も続けています。
OCCTは最新のハードウェアやOSにも対応しており、2024年現在も活発にメンテナンスされています。
4. FurMark
FurMarkは、特にGPUの負荷テストを行うためのツールです。非常に高い負荷をかけることで、GPUの安定性と温度管理能力をテストします。
- GPUに極めて高い負荷をかけ、温度管理や冷却システムの限界をチェックできる
- インターフェースがシンプルで、テストをすぐに開始できる
- 日本語対応はありませんが、操作が簡単で、使い方に迷うことは少ない
FurMarkも継続的にアップデートされています。特に、GPUの新しいアーキテクチャやドライバに対応するための更新が行われており、高負荷テストのために最適化が進められています。
初心者ならOCCTのみでもOK
このように意外と種類が多いですよね。大昔はPrime95が定番だったのですが、最近はOCCTでざっと1時間程度まわして問題がなければOK、という方が多いようです。私もそうですし。
CPUとグラボ、ケースファンなどの稼働具合を一度にチェックできるのでお手軽なツールです。迷ったらとりあえずOCCT、というイメージで良いと思います。