初期不良?高額ゲーミングPCを購入したら異音!対処法を紹介
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PC関連の不具合で意外と「ドツボ」にハマってしまうのが異音絡み。異音の特定は上級者でも難しく、解決できないこともあります。
今回は私の友人が体験した「購入後2週間で発生した異音の問題」「対処法」についてお伝えします。異音が発生した場合の参考にしてみてください。
購入直後のハイエンドゲーミングPCで異音が発生
10年来の友人Aさんは、2024年の5月にとある大手BTOメーカーでハイエンドゲーミングPCを購入しました。
目的はPVEが楽しい大型タイトル「HELL DIVERS II」をプレイするためです。HELL DIVERS IIの推奨スペックはかなり高く、公式ベースで「RTX2060」「RX6600XT」が設定されています。
Aさんは2K環境でフレームレート100オーバーを目指していたので、Core i7 14700+RTX4070Ti Superの構成でBTOパソコンを購入。
カスタマイズも含め、価格は35万円超だったとのこと。まぎれもないハイエンド構成ですね。しかし、このBTOパソコンから購入後2週間で異音が出始めます。
私も動画を見せてもらったのですが、高負荷時・アイドリング時の双方で「ブゥ~~~ン…ブゥ~~~ン」と断続的に小さな共振音のようなものが聞こえます。
ちなみにこの時は床とPCの間に発砲スチロールの板を敷いていて、一応は異音対策をしている状態。
Aさん曰く、購入当初は音がしていなかったが、一度HELL DIVERS IIをプレイして高負荷状態になった際に発生し、それ以後は断続的に音が出るとのこと。
私も内部をいろいろチェックしたのですが異常は見当たらず、お手上げでした。
BTOメーカー曰く「テスト品でも同じ音が」!?
購入後2週間ということで、AさんはBTOメーカーに連絡して初期不良対応を依頼。
当初、BTOメーカーは「テスト品でも同じ音が出ている」と連絡してきたのですが、上で紹介した動画を送付して再度調査を依頼しました。
その結果「テスト品では音が出たが、工場で組みあがった別の個体では音が出ていない」との結論に変わったとのこと。
さらに調べていくと、なんとケース前面に取り付けられた3連ファンの造形にミスがある可能性が見つかりました。どうもファンを製造する金型が少しおかしいと。
ファンはカスタマイズで変更していたので、サードパーティー製です。このメーカーに連絡して正常なファンを送ってもらうと、異音は止まったとのこと。
なんとも面倒な不具合ですが、カスタマイズしたパーツが異音の元だったという珍しいケースですね。
とにもかくにも、AさんのゲーミングPCは初期不良対応を終えて無事帰還。ブゥ~~ンという異音は出なくなり、快適にHELL DIVERS IIをプレイしているそうです。
メーカー送付前にやっておくべきこと
今回のエピソードで痛感したことは「異音発生時の証拠を動画で保存しておくことが重要」という点ですね。
動画には周囲の様子や実際の音も記録されているので、BTOメーカー側も無視できません。国内のBTOメーカーは非常に対応が良いのであまり心配はないのですが、今回のように「テスト品自体にも異音が出ていた」という可能性があります。
こういった気づきを促すためにも、動画の証拠は非常に役立ちます。もし異音が出た場合は、何パターンかの動画を撮っておくと不具合対応がスムーズに進むかもしれないですね。