高額キーボードと廉価キーボードの決定的な3つの違い
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ゲーミングキーボード、高いですよね。本格的な高級キーボードになると2~3万円ほどしますから。
かといって、永久に壊れないわけではなく、運が悪いと2年ほどでダメになってしまうことも。こうしたリスクを嫌って廉価キーボードを使う人々がいます。
彼らは「高額のものとあまりかわらない」と言うことがあり、ちょっと気になったので高額キーボードと廉価キーボードの違いをまとめてみました。
打鍵音
あくまでも私の個人的な意見ですが、高額キーボードと廉価キーボードでは、同じ系統の軸を使っていても打鍵音が違います。
どう違うかというと、簡単に言えば「廉価キーボードは耳につくカチャカチャ音」が含まれやすいのです。
私はこの2年ほど、2万円台と4000円台のゲーミングキーボードを併用しています。どちらも青軸(廉価キーボードは互換軸)で、キータッチの感触はほとんど同じです。
むしろ4000円のキーボードのほうが「抜け感」が強くて爽快なくらいなのですが、音が非常に不快でした。
2万円のキーボードにはない雑音が含まれていて、毎回神経を逆撫でされる感じが強く、我慢できずにDIYで改良したくらいです。
改良といっても、キートップをはずしてグリスを指すくらいのことなのですが、これだけで不快な音は相当収まりましたね。それでも2万円のキーボードに比べるとうるさいです。
おそらくなのですが、メカニカル構造の非常に細かい部分で精度が甘く、摩擦が発生しているのだと思います。機械的には非常に小さな違いなのですが、日に何前回も打鍵する環境だと無視できないですね。
剛性感
2つ目の違いは剛性感です。キーボードの剛性って何?と思う方がいるかもしれませんが、端的に言えば「がっしり感」ですね。
少し力を入れて打鍵してもキーボード本体がずれたりガタついたりすることなく、安定しているかです。高額なゲーミングキーボードは天板に金属を使うなど重さと剛性感を確保していて、とても安定しています。
一方、廉価版キーボードは、剛性感が確保されているものもあるのですが、全体的に「軽い」ですね。筐体自体の重量もさることながら、キートップや本体の小さなガタつきなどがあるのです。
剛性感については、おそらく全体的な工作精度が関係していると思うのですが、これについても実際に長く使ってみないとわかりません。
疲労感
3つ目は疲労感ですね。やはり高額なキーボードは長時間使っていても疲れにくいです。
単に「キーを早く打つ」だけなら廉価キーボードでも同じなのですが、1時間・2時間と連続で使用していると疲労感が結構違います。
私の場合、2万円の青軸キーボードなら1時間テキストを打ち続けてもあまり疲れませんが、4000円のものは20分くらいでイラつくことがあります。
なぜこのような差が付くかと考えてみたのですが、「キートップの高さ」や「キートップの微妙な幅」などが関係しているのではないかと。
4000円のキーボードは、何か月使用しても指の先がキートップの隅に少し引っかかることがあります。2万円のものは数日で慣れたうえに、以降は全く指がひっかかりません。
エルゴノミクスに対応しているかどうか、というのとは別に、設計や製造の工程にかける手間が違うのかなと感じています。
もちろん、廉価キーボードでも「すぐに手になじむ」ものはあると思うのですが、やはり高額キーボードのほうが圧倒的にすんなりと慣れることができます。
予算の目安は1万円
以上の経験をもとに、最近では「1万円前後」を目安にゲーミングキーボードを選ぶようにしています。
1万円を切ると廉価キーボードの悪い面が出やすいことが多く、逆に2万円や3万円クラスのものは1万円前後のキーボードとそれほど大きな差がない可能性が高いからです。
今は色んなメーカーがゲーミングギアを作っていますので、競争が激しくなって、以前よりも1万円台のゾーンが相当厚くなっています。
「あまりにも高いキーボードには手を出しにくい、でも安物買いの銭失いは嫌だ」という方は、ぜひこのゾーンを狙ってみてください。